絶歌は幻冬舎ゴーストが書い(まとめ)ているため読むに値しない
少年Aの新刊、更生保護施設でのくだり(第2部)がツマランかったが、肉体労働やって暮らす2008年以降のくだりがオモロイ。リーマンショックのあおりで突然職場をクビになったが、貯金100万あったから全然OKだったとか、巨漢外国人に工具投げつけられてタンコブできたとか 笑
2015-06-11 15:19:49少年Aが肉体労働の従業員と4人1組で同部屋暮らししてたとき、同僚がマリファナ吸って困惑したそうな。〈ふざけるな。そんなことしてもし捕まったら、僕は終わりだ〉(『絶歌』P245)。この頃チラシやカタログを使って千手観音や曼荼羅をコラージュするのが唯一のリラックスタイムだったのだとか
2015-06-11 15:23:14そのコラージュは意外とMoMAにあるようなおもしろいコンテンポラリー・アートになってる可能性があるから、図版を本に収録してほしかったものだな。
2015-06-11 15:23:57関東医療少年院時代に少年Aが差し入れを受けて読んだ本。ヘッセ『車輪の下』、メルヴィル『白鯨』、ドストエフスキー『罪と罰』、ユゴー『レ・ミゼラブル』、島崎藤村『破戒』、夏目漱石『三四郎』、森鴎外『青年』、坂口安吾『白痴』、武者小路実篤『友情』(『絶歌』P251)
2015-06-11 15:27:24溶接工として手に職をつけた少年A、理不尽な先輩のせいで冤罪をこうむって爆発寸前になったとき、村上春樹『1Q84』の「牛河」というキャラの言葉が頭に浮かんで事なきを得たのだとか。〈精神に麻酔がかかり、(略)ストレスにさらされても何も感じなくなった。言葉は麻薬だと思った〉(P262)
2015-06-11 15:33:00同僚に食事に誘われて出かけたら小さな女の子がおり、人懐っこくいろいろ尋ねてくる様子に耐えられなくなり(自分が殺した彩花ちゃんのことを思い出した)中座したとか、中国人の後輩からなつかれ写真を撮られた瞬間ブチギレてカメラを破壊したとか、少年Aの社会復帰はなかなか容易ではないらしい
2015-06-11 15:38:06少年A〈もしかすると僕は、クリエイションによる自己回復を絶えず志向し、試みていたのかもしれない。何かを創り、表現することで、必死に自分で自分を治そうとしたのかもしれない。そうして僕が最後に行き着いた治療法が文章だった。もはや僕には言葉しか残らなかった。〉(『絶歌』P281)
2015-06-11 15:41:16少年A〈仏師が仏を彫るように、言葉の鑿(のみ)で自己の物語を一彫り一彫り、地道にコツコツ削り出しながら、僕はあるひとつの問いを頭の中で反芻し続けた。――なぜ人を殺してはいけないのか?〉(新刊『絶歌』P281〜282)
2015-06-11 15:43:24神戸事件・少年Aの手記『絶歌』、予想以上に完成度が高くて驚いた。2人の子を殺したくだり、首を切断して校門に置いたシーンなんかも相当詳しく書いているはずだが、さすがに編集がカットしたのだろう。ネコを殺すシーンだけでも十分えげつないし、そこはカットするべきだったようにも思うが。
2015-06-11 15:47:57少年Aは文才がかなりあるようだから、ペンネームで小説書いたらいいんでなかろうかね。もう文芸誌に応募を始めてるかもしれんけど
2015-06-11 15:49:53新人小説家の素性を探偵みたいにあれこれ調べ上げたりしないだろうから、衝撃の新人小説家登場、みたいに少年Aがデビューしたりして。「自分は顔出ししませんので」と言っとけば覆面作家として活動できるし。そっち系で仕事してったほうがいいかもな
2015-06-11 15:50:56いやはや、もっとトンデモ本かと思ったら、よくできた本じゃねーの『絶歌』。さすが太田出版の落合美砂さんが編集を手がけただけのことはある。
2015-06-11 15:51:52少年A『絶歌』は完成度が高いし、個人的には買うに値する内容だとは思うのだが、初版10万部はどう考えても刷りすぎだと思う。爆発的な返本に終わるのではなかろうか。今どき、ラーメン3杯分の本を人が買うハードルは相当高くなっているわけだし
2015-06-11 15:57:38村上春樹の全作品を読んでると表明し、著書中で重要な引用もなされているわけだし、村上春樹VS少年A対談とか実現したらすげえな。新潮社は絶対やらないだろうけど
2015-06-11 15:59:01少年Aの新刊、後ろに遺族への謝罪文がとってつけたように載ってるのだが、これは必要なかったかも。遺族への謝罪文は本人に送るとともに、メディア向けに別途発表すれば良かったんでなかろうかね
2015-06-11 16:08:08少年Aが作ったコラージュアートはぜひとも見てみたいなあ。かなりヘンなものを作ってるはずだから、おもしろいんだろうなあ
2015-06-11 16:11:23絶歌を少し読んだ。文章上手いな。近代の固い文章。三島由紀夫と村上春樹の言い回しに似たとこがある。ドストエフスキーっぽさも少々。後、記憶力凄いな。レトリックの誇張表現なだけかもしれんが、祖母の病室とか蛞蝓の解剖とか猫殺害とか、幼少期の描写をよくもまあ鮮明に覚えているモンだ。
2015-06-24 02:16:08○殉愛のことを想起させるタイトル
題名の「絶歌」って何よ。殉愛かよ。芸能人の本みたいな自己陶酔が感じられる。 / “神戸連続児童殺傷事件、元少年が手記出版:朝日新聞デジタル” htn.to/3HJyms
2015-06-10 11:07:20「絶歌」発売で「殉愛」との相似性を指摘する声が増加「圧倒的な低評価」「遺族への無配慮」 buzznews.jp/?p=1847544 @buzznewsjapanさんから
2015-06-14 16:42:38