リプで来た艦娘四肢切断してみた/メカバレさせてみた
- kiyo_kuroe
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笑い声に自嘲の気配が混じった気がした。戦いには出なくともよいかもしれない。しかし、手も足もない身体ではもはや――「そんな顔すんなってば」義手で頬を小突かれる。金属の冷たい感触がした。「たまにはさ、あんたも付き合いなヨ、提督」 #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-06-25 19:51:39曙
「何しに来たのよ、このクソ提督。あたしのこと、笑いにでも来たの?」ふん、と曙が鼻を鳴らす。「お生憎様。身の回りのことくらいもう自分でできるわよ」言って、ベッドの上で身体をよじった。(1) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-11-02 22:45:26その体幹の動きを、ほぼ全身(つまり体幹部だ)に巡らされたケーブルが捉え、肘の動きに変える。もう一度――体側部を伸ばして、肘関節をロック。もう一度身体をよじる。今度は手先のフックを開閉する操作だ。(2) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-11-02 22:52:45先が二股に開いたフックでマグカップを掴む。そして肘のロックを解く――肘を動かす。肩は固定されているので、口を同時にカップへ持っていく。今の彼女には、コーヒーを飲む動作にこれだけの動きを要した。(3) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-11-02 22:53:32「何のつもりよ、クソ提督」手を差し出しかけた提督に牽制の言葉。「手助けなんか要らないわよ。そんなだからアンタはクソ提督だっての。わかってんの?」(4・了) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-11-02 22:55:28伊8
「提督?ページめくってほしいなァ」膝の上で伊8が身動ぎする。失くした手足の付け根に残る名残り、傷跡に盛り上がった僅かな肉がひくひくと動く。かつてそこにあったほっそりとした手足は爆雷で文字通りの挽肉、魚の餌になった。(1) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-12-11 23:22:01手足とともに、書物を浮かべる力も失われたらしい。だから、こうして本を読ませるのが提督の新たな仕事となった。膝の上に載せるのは、両足を股関節から切断して座位を取ることさえ難しい彼女のたっての希望だった。(2) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-12-11 23:25:54不都合もある。まず、体積の大部分を喪失したとはいえ人間ひとり、軽い荷物ではない。いや、それはいい。問題は別にあった。「あ、もうちょっと近づけて」ひくひくと蠢く傷跡の肉が、提督の股間のモノに布越しに刺激した。(3) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-12-11 23:30:44刺激に対して当然の反射として、提督の股間が僅かに盛り上がる。「提督……」膝の上から伊8が見上げる。「我慢できないのぉ?いいよぉ?どうせはっちゃん、嫌でも抵抗できないんだしぃ」四肢のない娘は、芋虫のような身体をよじり、にたりと笑った。(了) #リプで来た艦娘四肢切断する
2015-12-11 23:36:17睦月
人は過ちを繰り返す……。深海棲艦との長きに渡る戦いに、人心は荒廃しきっていた。鎮守府や大都市にいる限りでは見えないが、一歩裏通りに出れば、そこには暗澹たる荒野と無法が広がっている。(1) #リプで来た艦娘四肢切断する
2016-01-04 23:43:15「みぎや、ひだりの、だんな、さま、えへ、えへ、えへ」足元から聞こえる虚ろな声に目を向けると、ボロ布に包まった何かが蠢いている。気の触れた浮浪者程度は既に珍しいものではなかった――が、妙な小ささと、赤い頭髪が目についた。(2) #リプで来た艦娘四肢切断する
2016-01-04 23:43:21無造作にボロを掴む。「あっ、いやっ」かすかな抵抗を無視して剥ぎ取ると、薄汚れた少女の身体が中から転がり出てきた。両の手足が付け根から失われた芋虫のような姿であったが、赤茶色の頭髪と大きな目は、間違いなく、睦月型の艦娘であった。(3) #リプで来た艦娘四肢切断する
2016-01-04 23:43:46男はすぐに、睦月を再度布で包むと、やはり無造作に抱え上げる。「ほえ」睦月は一瞬呆気に取られたが、やがて抗いがたい安心感に咽び泣いた。男が、近代化改修の素材か、或いは解体用の資材のことしか考えていないとも知らず。(了) #リプで来た艦娘四肢切断する
2016-01-04 23:43:52愛宕
@kiyo_kuroe 四肢を切り落とした人間を揶揄して「達磨」と称することがある。縁起物のあの赤い人形だ。由来となった達磨大師も、修行の末に手足を失ったのだとか。そして今、私の目の前にも達磨がある。金髪碧眼の達磨。かつて重巡洋艦として海原を駆けた達磨。(1)
2016-02-03 21:38:36@kiyo_kuroe もはや彼女は何もできない。身体を洗うことも他人任せだ。「よろしくお願いいたしますね?うふふ」一寸ほどのふとももで身体を支えつつ、彼女はたおやかに笑った。丸みを帯びた胸と腰つきのせいで、余計に達磨を思い起こさせた。 (2)
2016-02-03 21:38:47@kiyo_kuroe 「あっ」かつて腕のあった箇所、肉のひきつれた傷痕に触れられて、達磨が身をよじって身悶えした――運悪くその拍子に倒れる。「うふ、意地悪さん」再び笑う。 (3)
2016-02-03 21:38:57@kiyo_kuroe 「起こしてくれないのね?本当に意地悪なんだから。いいわ、自分で起きるから」倒れた達磨が身をよじって這う。壁にもたれかかるようにして身体を起こす。その様は芋虫か、あるいはナメクジか。(4)
2016-02-03 21:39:06@kiyo_kuroe 「……もういいでしょう?そろそろ身体を洗って……」たまらず、抱え上げてその身体にむしゃぶりついた。四肢のない身体は軽かった。お前が悪い、ひとりでは何一つできず無様に身をよじらせて這いまわるだけの身体になってなお美しいお前の身体が悪いのだ。(了)
2016-02-03 21:39:19伊401
伊401は、プールの水面に身体を浮かべて天井を見上げていた。その四肢は付け根から存在せず、僅かな肉が縫い目にそって盛り上がっている。ぶぅん、と高い天井を晴嵐が飛んでいる。(1)
2016-03-20 23:20:47401はその短くなった身体をくねらせる。失くした手足の代わりに、背中で、腹で、ヒップで、水を捉え、進む。プールの端にたどり着くと、顎で身体を支える。(2)
2016-03-20 23:24:28