リプで来た艦娘四肢切断してみた/メカバレさせてみた

黒江きよ @kiyo_kuroe

「暁ちゃん、大丈夫？」壁の向こうで明石が声をかけた。「だ、大丈夫よ！一人でできるったら！」「そう？なら安心だね」明石はつとめて明るく返しながら、手元のチェックリストに印をつける。【〆精神状態良好】【〆擬似記憶への疑問の兆候なし】（６）

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擬似記憶。四肢をもぎ取られ、虫の息で鎮守府に送り届けられた彼女の精神をつなぎ止めている『自分は最初からこの身体だった』という記憶。それが暴かれ、身体を念入りに引き裂かれたことに気づいた時、暁は耐え切れるか？（私はソフトウェア面の整備はしないわよ？）明石は大きく溜息をつく。（了）

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「大和以下、6名帰投致しました！」「お疲れ様で」した、と提督は続けられずに絶句する。大和の凛々しくもたおやかな顔、その左半分が溶け落ちて、黒光りするフレームが顕になっていた。頬まで溶け落ちて、歯と口腔が僅かに覗いている。（１）

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「ああ、この損傷ですか」本人は至って涼しい顔だ。「焼夷弾、ナパームのようなものを受けたんですが……まあ、大したことはありませんよ。ほら、腕も表面が焼けただけで」言って、大和は左腕を振る。しなやかな金属質の腕が、晴天の太陽を反射してきらめいた。僅かな汚れは皮膚の焦げ残り。（２）

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「ああ、この損傷ですか」本人は至って涼しい顔だ。「焼夷弾、ナパームのようなものを受けたんですが……まあ、大したことはありませんよ。ほら、腕も表面が焼けただけで」言って、大和は左腕を振る。しなやかな金属質の腕が、晴天の太陽を反射してきらめいた。僅かな汚れは皮膚の焦げ残り。（２）

黒江きよ @kiyo_kuroe

「大和型の複層装甲も侮られたものですね！この程度のダメージ、平気のヘイサで――」「Hey!STOPネー！」金剛が乱暴にポンチョを被せて待ったをかけた。「アーマーの自慢もいいけど、ヤマトはCuteなのが一番ネー！だから早くお風呂に行ってくるネ！」（３）

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「えー？そんな、大和型の装甲を提督にも知ってもらおうと」「いーから行ってくるネー！」渋々工廠に向かった大和ではあったが、実際にドックを使うわけではない（大和型はドックに入れるだけでも大掛かりな作業になるのだ）。応急修理と、そして（本物の）風呂を使う程度だ。（４）

黒江きよ @kiyo_kuroe

応急処置として、大和の損傷部は湿潤包帯でぐるぐる巻きにされた。包帯に含まれた成分が損傷部に厚い膜を作り、表皮を再生する仕組みだ。範囲が広いので、まるで大怪我でもしたような有様であり、それが大和には大袈裟に思えて無性におかしかった。（５）

黒江きよ @kiyo_kuroe

提督の反応も大袈裟だ。表面がちょっと焦げた程度でなぜああも動揺するのだろうか？もっと提督には大和型の装甲について知ってもらわなければならない。次の演習で戦艦主砲に耐え切って見せればいいだろうか。しなやかな流線型の腕を湯に浮かべながら、大和はそんなことを考えていた。（了）

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pixivに投稿しました [R-18G] 黒潮・メカバレ #pixiv pixiv.net/novel/show.php…

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黒江きよ @kiyo_kuroe

「ねえ、マックス、僕の声、何かおかしくないかい？」「いつもの通りよ」「そう？少し違和感があるんだ。明石さんは同じ規格だから大丈夫って言ってたけど」「もしかしたら、Z3用……つまり私のかもね」「僕とマックスは同型だからどこの部品も同じでしょ」（１）

黒江きよ @kiyo_kuroe

（大丈夫、このくらい、ドックに入ればすぐ元に戻るわ、まだやれる）ビスマルクは呟こうとして、声帯のない喉からカヒュー、とかすれた音を出した。声帯の他、両足といくらかの臓器、片目も既に無い。ここは資材置場。部品規格が異なり、欠乏しがちなドイツ艦の専用部品置場である。（２）

黒江きよ @kiyo_kuroe

「風呂？ああ、僕はいらないよ、入れないんだ、ほら」初月がスキンスーツの襟を伸ばすと、下から白っぽく輝く金属が覗いていた。肌の色や、汗の匂いはどこにも無かった。「錆びはしないけど、油で浴槽を汚してしまうからね」　#リプで来た艦娘メカバレさせました