GKで140字まとめ

GKネタで140字をまとめてみた次第。ほぼ新旧7番。他CPと健全もちょっとだけ。 ツイート内でお題を書いてないものは、その前提のツイートも載せてます。 長めのネタはぷらいべったに→http://privatter.net/u/yuzuen (※支部に再録済のものはフォロワさん限定公開にしてます)
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ゆち @yuzuen

【7/19の花:ユリ】「同じくらいの年の子はこの時間はおしゃれしてデートしてるっていうのに」ぼやきながら、俺が頼んだ資料をどさどさとベッドの上に置いていく。「へー」「達海さん分かってる?私が言いたいのはね!」「有里がフットボール大好きだってことだろ?」「…そうだけど」【飾らぬ美】

2015-07-19 20:36:27
ゆち @yuzuen

ばきたつへのお題:とくべつなこと/「しょーもなくバカだね」/気付いたら負けのゲーム shindanmaker.com/122300 あとこれやろ

2015-07-19 20:39:53
ゆち @yuzuen

「バ、バカ、ですか?」「うん」「しょーもなく?」「うん」不甲斐ない俺だから、監督に呆れられるのも当然だということは分かっている。それなのにわざわざ確認して、落ち込んでしまう。「だからー」両のこめかみに拳をぐりぐりとねじ込んでくる。「そーいうとこがしょーもなくバカだって言ってんの」

2015-07-19 20:44:07
ゆち @yuzuen

【7/20】「お前夏木出たの」どうしたものか、と手にしていると、監督がカードを覗き込んできた。監督の手にも、俺と同じパッケージがある。「監督は誰が出たんスか?」「ウチの選手じゃなかった」少しがっかりしているようだ。「…ナツさんの、あげます?」「それはいらない」即答とか。 #7番祭

2015-07-20 00:09:53
ゆち @yuzuen

【7/24】はじまりは、24という数字だった。空を自由に飛ぶ鳥のようになれたと思った。うまくいってもいかなくても、ただ楽しかった。その後7という数字と付き合うようになって。それは俺にとって多くの意味を持つこととなった。今他の背中にあるその数字たちは、全部特別な、宝物だ。 #7番祭

2015-07-24 17:53:07
ゆち @yuzuen

「久しぶりに、ちゃんと花火を見たって気がします」「お前去年それどころじゃなかったもんな」花火大会の日に代表に選ばれて、まさか自分が選ばれると思ってなかったから慌てて、緊張しまくって。あのときよりは大分落ち着いて…んのかなこいつ、と首を傾げるときもあるけど、成長しているのは確かだ。

2015-07-25 21:52:39
ゆち @yuzuen

U-22からA代表へと戦いの場を広げてていく椿に昔の自分を重ねてしまうかといえば、そうではなくて。むしろそれはしてはいけないことだと思ってしまう。走ることもボールも蹴ることもできなくなった俺の姿を重ねてしまうのは。「どうかしたんですか?」「別にー」だからそうやって、はぐらかして。

2015-07-25 21:53:48
ゆち @yuzuen

バキタツへのお題【この関係を越えてはいけない気がして。/淡い期待を抱いていたのだけれど。/「連れて行って下さい」】 shindanmaker.com/287899 今度はちゃんと口から麦茶吹き出した

2015-07-27 22:31:04
ゆち @yuzuen

そう思っていたのは、多分俺の方だ。監督と選手、それだけの関係だった。視線の意味に気付いてはいても、俺から踏み出してはいけないような気がしていた。それなのに、普段は何もできないでいるはずのこいつは、何故かこういうときに限って、いとも容易く針を振り切ってしまうのだ。その勢いが、怖い。

2015-07-27 22:35:37
ゆち @yuzuen

もしかしたら監督もそうなんじゃないか、って思ってはいた。けれど、それを確かめるのは怖かった。だからこのままなんじゃないかと思ってはいたけれど、でも、どこか期待をしてしまうんだ。それはものすごく高望みで身の程知らずなのかもしれない。それでも俺は、自分の気持ちに蓋をしたくはないんだ。

2015-07-27 22:37:53
ゆち @yuzuen

「だから、俺も一緒に」監督の行くところなら、俺はどこだって。その手を掴んで、離されないように、放さないように。「俺はずっと、監督と一緒にいたいんです。だから、連れて行ってください」からからに渇いた喉に酸素を取り込む。そして、かけがえのないこの人が笑ってくれるのを、ただ待っていた。

2015-07-27 22:41:37
ゆち @yuzuen

【7から7へ】「またね」そう言って前を見て、ここを出て行って。それから10年の月日を経て、帰って来た。変わっていないようで変わっていたり、また逆に変わってしまったようで変わっていないところもある。10年とはそういうものだ。けれど、繋いだ魂は、確かにあの背中に宿っている。 #7番祭

2015-07-31 20:03:45
ゆち @yuzuen

バキタツへのお題は『ひた隠した思いが裏目に出て・君はどこにいるのですか・好きだと言わせてみろよ』です。 shindanmaker.com/67048 さ、さんばんめ…

2015-08-05 22:26:00
ゆち @yuzuen

「俺に言って欲しいことがあんだろ?」そう言って、笑う。ごくりと息を呑む。例えばその日のプレーについて、例えばこの日の課題について、例えば俺のことについて、例えばこの人自身のことについて、知りたいことはたくさんある。けれど一番聞きたいことは。「だったら言わせてみろよ」好きだよ、と。

2015-08-05 22:34:31
ゆち @yuzuen

バキタツへのお題は『ほんの少しの、嫉妬』です。 shindanmaker.com/392860 ひゅう!

2015-08-26 21:29:39
ゆち @yuzuen

なんか、おかしい。ちらりと視線を向けても、こっちには気付く様子もない。少しだけ、イラッとする。視線を強めても、一向に振り向く気配もない。それだけあっちに意識がいってる、ってことかよ。ものすごく、もやもやする。呼びかけようとして、止めてみる。俺が折れるのもなんか悔しい、この感情は。

2015-08-26 21:45:01
ゆち @yuzuen

椿と達海へのお題:好きになると、弱くなるね/「そういうの、ずるくない?」/背伸びをしたら届くの? shindanmaker.com/122300 ひゅう

2015-08-31 21:56:28
ゆち @yuzuen

不安そうな顔をして、こっちを見ている。「…お前って」独り言のような呟きにびくりと肩を震わせる。その様子に吹き出すと、これまたびくびくとした瞳を向けてくる。だからそーいうところがさ、と続けながらその頬に手を伸ばした。「しょーもなくバカだね」でも俺はそういうところが好きだよ、なんて。

2015-08-31 22:13:32
ゆち @yuzuen

まだ遠い、まだ追い付けない、自分はまだまだだ。こいつの場合、謙虚というよりは自分の力や立場が見えていない。あまりにも自分を卑下するものだから、つい意地悪をしてしまいたくなる。「じゃあさ、お前は背伸びしたら俺に届くと思ってんの?」にやりと笑うと、息を呑んで、けれどすぐに顔を上げて。

2015-08-31 22:22:33
ゆち @yuzuen

お題は『winter dreams・証拠ならここにある・秋雨に濡れて・君が描く世界・ささやかな夢』です shindanmaker.com/35731 よんばんめかな

2015-09-09 22:10:11
ゆち @yuzuen

【君が描く世界】その視線の先には何があるんだろう。その瞳で何を見て、その手に何を掴んでいるんだろう。ずっと見ていた俺に、監督は「お前にだって見えるよ」と言う。つーかもう見てんじゃん、とも。「だからさ」俺の手を引っ張って、そのまま前へと押し出して。「こっから先は、自分で掴んで来い」

2015-09-09 22:14:55
ゆち @yuzuen

バキタツへのお題は『見たいのは夢じゃない・三日月で乾杯・僕らはそれでも夢を見る』です。 shindanmaker.com/67048 にばんめ 今回の深夜レッs三日月の下

2015-09-23 21:49:59
ゆち @yuzuen

「ほら、行って来い」そう言って監督は送り出してくれた。だから俺も「行って来ます」と答えて。けれど「皆の期待に応えられるように頑張ります」と付け足したら、「お前なー…」と呆れられた。お前はまずお前自身のために頑張るんだよ、と。淡く光る月と監督の笑みが、俺の背中を優しく押してくれた。

2015-09-23 22:00:00
ゆち @yuzuen

あなたは『嬉しいことや楽しいことが立て続けに起こるあまり「多分明日ぐらいに死ぬな」が口癖になる』椿のことを妄想してみてください。 shindanmaker.com/450823 あんぎゃーーーかわいい

2015-10-06 20:10:43
ゆち @yuzuen

お前そればっかりな、とその人は言う。「謙虚通り越して卑屈っつーか」溜息混じりでもその顔はどこか笑っているものだから、やっぱり俺は同じことを思ってしまう。俺は明日死んでしまうかもしれない、と。すると両頬を思い切り引っ張られた。「それは困るんだけど」今度は不機嫌な顔で、そんなことを。

2015-10-06 20:25:46
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