鈴木真一氏資料におけるリンパ節転移75%の評価とincidental N1aについて
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@YuriHiranuma ありがとうございます。そうすると、microscopicと形容されているincidental N1aはエコー検査で見つかるものではないという理解ということですね。顕微鏡でしか識別できないとなると、解剖で見つけるのでしょうか。
2015-06-28 17:01:36@YuriHiranuma あ、そうか切除後の病理検査ですか。ありがとうございます。もう一つ確認ですが、鈴木真一氏の発表の75%のリンパ節転移のうちの一部はやはり手術後の病理検査で発見されたものも含まれていますよね?
2015-06-28 17:07:27@morecleanenergy つまり、術前に肉眼かエコー検査でリンパ節転移と診断されていたのが31%で、全員にリンパ節郭清を行った結果の術後の病理診断では2倍以上の75%でリンパ節転移が確認されたということです。
2015-06-28 17:21:49@YuriHiranuma すみません、そろそろお休みの時間かもしれませんが、術前に31%→病理診断で75%という数字をどのように捉えたらいいのか、ご教示いただけますでしょうか。
2015-06-28 18:24:28@morecleanenergy お返事が遅くなって申し訳ありません。珍しく早めに寝てしまいました。 「術前に31%→病理診断で75%」という数字は、私が分かる範囲内では、術前にリンパ節転移が31%に、手術で切除したリンパ節を調べたら75%にリンパ節転移が見つかったと捉えます。
2015-06-29 07:29:45@morecleanenergy 「私が分かる範囲内で」とお答えしたのは、この数字だけからだと、術前に見つかったリンパ節転移がどのようにして見つかったのか(触診や超音波検査)が分からないし、「症状」の有無も不明だからです。
2015-06-29 07:35:37@morecleanenergy 病理診断で75%で見つかったリンパ節転移も、リンパ節の場所なども不明ですから、N1aかN1bかも分かりません。私は外科医ではないので一般的なことしか言えませんが、これまでに出た情報からは、リンパ節転移があった、という事実しか言えないと思います。
2015-06-29 07:37:37@morecleanenergy ちなみに、ATA小児ガイドラインで言及されているN1aは、このPDFのUICC(第6版)のN分類からです。 ganjoho.jp/data/hospital/… pic.twitter.com/z1AXhu2yof
2015-06-29 07:53:52@YuriHiranuma いえいえ、ご返事ありがとうございます。あのくらいのお時間には寝た方がよいですから。
2015-06-29 08:45:47@YuriHiranuma お答えいただいてスッキリしました。やはりそれ以上のことはよくわからないですよね。
2015-06-29 08:46:39@morecleanenergy はい、あのくらいの時間に寝るようにします。おかげで今朝のヨガのクラスは快調でした。
2015-06-29 09:12:20incidental N1aについて詳細
【訂正】このツイート内で、”incidental”を間違って「潜在的」と訳していたので、以下、訂正します。 twitter.com/YuriHiranuma/s…
2015-06-29 09:21:01(続)1. ATA小児低リスク N0あるいはNXで、肉眼的に甲状腺内に限定した腫瘍、あるいはN1a潜在的転移(「潜在的」は、少数の中央頸部リンパ節(レベル4)への顕微鏡的な転移の存在、と定義されている。)が認められる患者。
2015-05-02 08:40:23【訂正】 (続)1. ATA小児低リスク N0あるいはNXで、肉眼的に甲状腺内に限定した腫瘍、あるいはincidental(偶発的)なN1a転移(この場合のincidentalは、少数の中央頸部リンパ節(レベル4)への顕微鏡的な転移の存在、と定義されている。)が認められる患者。
2015-06-29 09:21:57“Incidental”という言葉の定義は、医学用語辞書では、”By accident, not intentional, unexpected”となります。日本語にすると、「偶然に、意図せずに、予期せずに」という意味になります。 …ical-dictionary.thefreedictionary.com/incidental
2015-06-29 09:31:21(続)Incidentalは、元々の病変に関連していない(から探していなかった)のに見つかった、というコンテクストで使われます。 関連して、Incidental findingと言うと、日本語では「偶発病変」と訳されるようです。 ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%B6…
2015-06-29 09:31:58(続)ウィキペディアからの引用 偶発病変(ぐうはつびょうへん、[英語]incidental finding)とは患者を診察したり診断をする過程で、主疾患または主診断とは関係なく見つかる病態または病変のことである。 ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%B6…
2015-06-29 09:33:02(続)すなわち、甲状腺がんに伴うと予期されるリンパ節転移は、定義上、incidentalな所見とは言えません。だから、ATA小児ガイドラインでは、わざわざ、「少数の中央頸部リンパ節への顕微鏡的な転移の存在」と定義しているのです。 twitter.com/YuriHiranuma/s…
2015-06-29 09:36:47.@YuriHiranuma incidentalの解説、ありがとうございます。たまたま、偶発の、という訳語がどうも違和感があったのですが、「元々の病変に関連していない(から探していなかった)のに見つかった、というコンテクスト」という解説で腑に落ちました。
2015-06-29 09:39:13あ、そうか。自分が違和感を覚えていたのは「症状だけれどエコー検査でリンパ節転移がたまたま見つかった人は、偶発」という表現だった。違和感を覚えるのも当然だ。→twitter.com/morecleanenerg…
2015-06-29 09:48:01@drsteppenwolf あなたとの会話で、偶発という言葉はそのincidental N1aという定義から出てきたものなので、それを横に置いておく必要がわかりませんが。また、エコー検査で見つかったものを「偶発」と呼ぶというのには違和感を覚えますけれど。
2015-06-28 21:16:03(続)つまり、甲状腺がんが診断され、がんを摘出する手術が行われ、同時にリンパ節郭清が行われ、その際に切除されたリンパ節から「顕微鏡的転移が少数の中央頸部リンパ節で」見つかったという意味での"incidental”であり、他のN1aリンパ節転移と区別するために用いられたのでしょう。
2015-06-29 09:59:36@morecleanenergy Incidentalという英単語を医師がどう捉えるのか、という視点から考えてみました。そして定義を調べたら納得しました。本来、あの文章内では使われるべきではなかったんだと思います。 twitter.com/YuriHiranuma/s…
2015-06-29 10:16:10