発達障害のあるお子さんが通う放課後等デイサービスの選び方

発達障害のあるお子さんが通う放課後等デイサービスを選ぶ上で、重要と思われるポイントをまとめました。 地域の事業所の見つけ方などを追記して、サイトに改めてアップしました。 http://www.gameryouiku.com/2015/07/07/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%8A%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8C%E9%80%9A%E3%81%86%E6%94%BE%E8%AA%B2%E5%BE%8C%E7%AD%89%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%BC/
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松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

現在ものすごい勢いで設置が進んでいる放課後等デイサービス。学校・家庭に次ぐ第3の居場所として、放デイの果たす役割は今後ますます大きくなっていくと思われます

2015-07-04 12:13:54
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

他方で、各施設ごとの預かり・療育のクオリティは率直に申し上げてピンキリであり、先日は職員が利用者のお子さんに自宅の犬小屋を掃除させるという報道がなされたばかりです。asahi.com/articles/ASH71…

2015-07-04 12:14:02
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

発達障害のあるお子さんを育てる親御さんの間でも「放デイ選び」は、よく話題に登ります。そこで今回は間違いのない放デイを選ぶ上で重要と思われるポイントを挙げてみます。

2015-07-04 12:15:57
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

まずは背景について。増え続ける放デイですが、そこにはおおまかに二つのトレンドがあります。一つは「お預かり→療育」へのトレンド。従来の放デイは、特定のプログラムを設けず子どもが自由に遊ぶ形が主流でした。そういう意味では療育施設というより、学童に近い形が多くを占めました。

2015-07-04 12:20:25
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

そのような状況に対し、「もっと専門的な療育をしてほしい」という親のニーズに応える形で、新規開設の事業所は特色あるカリキュラムを用いた療育を謳っているところが多くなっています。特に多いのは運動系で、他にコミュニケーション系、パソコン、お絵かき、ものづくりなど、様々です。

2015-07-04 12:22:16
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

あ、すみません。この一連んツイートですが、先のトレンドでいう「療育系」に限った話にします。お預かり系は現状をよく知らないもので。お子さんに従来より安価に療育できる施設としての放デイの選び方をお伝えしていきます。

2015-07-04 12:48:39
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

もう一つのトレンドは対象児の「これまで知的な遅れを伴う子中心だったところに、高機能のお子さんも多く利用」というトレンドです。放課後等デイサービスを利用する子どもの多くは、知的障害を伴い特別支援学校または特別支援学級在籍のお子さんが中心でしたが、

2015-07-04 12:26:21
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

発達障害と放課後等デイサービスに対する社会一般の理解が拡がるにつれ、知的な遅れがなく通常級にいるお子さんも放デイを数多く利用するようになってきました。

2015-07-04 12:28:51
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

そんな状況の中で、放課後等デイサービス選びで最も大切にしていただきたいことが、「レベル感のすり合わせ」です。事業所が提供するサービスのレベル、一緒に過ごすお子さんのレベル(発達段階)が、自身のお子さんのそれとマッチしているかどうかです。

2015-07-04 12:32:02
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

一部の例外を覗いて、放課後等デイでは原則集団で過ごす時間が多くを占めます。そのときに自分のお子さんだけ発達段階が高かったり、低かったりすると、療育効果が充分でなかったり、お子さんが孤立して苦しいおもいをすることになってしまいます。

2015-07-04 12:34:12
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

事業者側からみると、実際、都心など、10箇所以上の放課後等である市区町村では、「高機能の子はこことここ、重めの子はこっち」といった感じで住み分けが進んでいます。一部では、事業所間でやりとりをして、レベルの合わない子を紹介しあうといったこともなされているようです。

2015-07-04 12:37:27
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

しかし、たとえば開所直後だったりPRがうまく行っていないなどの理由で、一人でも利用者が欲しい事業所は、その発達段階のお子さんに対処するノウハウを持っていないにもかかわらず、受け入れることがあるかもしれません。こうしたミスマッチが起きないよう、事前の見学でチェックする必要があります

2015-07-04 12:42:20
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

見学時に、「特別支援学級・学校にいる子と、通常級にいる子の割合はどれくらいですか?」「通っているお子さんの年齢層を教えてください?」という質問することは、その事業所のレベル感を把握する上で有益です。

2015-07-04 12:45:14
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

その質問で、自分のお子さんがその事業所では発達段階的にマイノリティにあたるのであれば、そういったお子さんにどういった対応をしてもらえるのか聞いてみるとよいでしょう。

2015-07-04 12:46:11
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

もう一つは当然ながら、その放デイのサービスクオリティのチェックです。まずスタッフですが、しばしば資格や経歴を気にされる親御さんがいますが、あまりうまくないです。

2015-07-04 12:55:39
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

というのも、療育系の放デイは設立から日が浅く、多くのスタッフは他業種からのコンバートであるからです。精神保健福祉士持ってるからといって、その人が「発達障害児療育の専門家」であるとは限りません。3ヶ月前まで成人の精神障害者の生活介護に関わっていた人かもしれないのです。

2015-07-04 12:57:36
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

スタッフの専門性を推し量るためには、ある程度のお子さんの状況を伝えた上で「うちの子が取り組めそうな課題は、どんなのがありますか」と聞いてみるのがよいでしょう。このとき、ひょいとアイデアなり教材なりが出てくれば、ある程度熟練した療育者といえるかもしれません

2015-07-04 13:04:03
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

仰るとおりだとおもいます。前職ではスタッフの指導にあたっていましたが、センスのある人は3ヶ月で立派に療育出来ます。 RT @tenryojokk: 一番は資格よりセンスです(その子に合ったサービスのアイデアがひねりだせるかどうか)♪

2015-07-04 14:28:45
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

いくら資格があってもセンスがない(というより自分の見方にこだわって成長がない人)は何年やっても無理、と側面があって、そういう人はたいてい職場を転々としていて、その流れで最近流行りの放課後等デイに入ってきたというケースが有る。そういう意味でも資格=実力ではない。

2015-07-04 14:30:16
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

もう一つ、チェックしておきたいのは送迎の有無です。従来のお預かり系の放デイでは送迎のあるところがほとんどですが、新規開設が相次ぐ療育系では送迎をしないところも増えています。長きにわたって通うわけですから送迎に無理のない形を選んだ法が良いです。

2015-07-04 13:08:43
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

通所については、事業所の車を使った送迎が無理でも、スタッフ最寄りのバス停までは付き添ってくれるとか、何らかの配慮が可能かもしれませんから、聞いてみるとよいでしょう。

2015-07-04 13:10:15
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

放課後等デイ選びについて、何かご質問などあれば、答えられる範囲でお答えします.一般論のレベルでお願いできたらとおもいます。特定の事業所の評判、特定地域の事業所のご紹介は難しいです。   #発達障害

2015-07-04 13:13:28