【ざっくり計算 第2回】日米同盟について、ざっくりと計算してみた

前回に引き続き、ざっくり計算シリーズです。 続編があるかどうかは未定(笑)
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柏木@SDT-WORKSの中の人※横濱戦術會 @SDTworks

さて、ぼちぼち第2回はじめましょうかね。

2015-07-09 01:48:53
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前回のまとめでは、徴兵制に関するコストをざっくりと計算しました。 今回はそこから一歩進んで、日米同盟に関してざっくりと計算してみましょう。

2015-07-09 01:50:12
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なぜ日米同盟のコストを計算するのかと言えば、徴兵制に関連してきます。 徴兵制が敷かれるとすれば日米同盟が解消され、日本単独で国防を行わなければならない場合が考えられます。

2015-07-09 01:51:54
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前回の計算では、単純に陸自の人員を増やす計算でした。 ですが、今回は在日米軍の役割を日本が担う場合について、そのコストを考えてみましょう。

2015-07-09 01:52:21
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まずは基本となる数字から見ていきます。 日本は米軍駐留に関して、約6000億円を負担しています。 奇しくも前回の計算で、陸自の定数を30万人に増員するコストとほぼ同じです。

2015-07-09 01:53:14
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では、次にどれだけの人員が日本に駐留しているかを考えてみます。 アメリカ陸軍: 2501人 アメリカ海軍: 6766人 アメリカ空軍: 1万2490人 アメリカ海兵隊: 1万4951人 合計: 3万6708人

2015-07-09 01:53:44
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となっていますが、ここには空母の乗組員や陸軍の本体は含まれていません。 陸軍は司令部機能のみを日本に置いており、有事の際は第一軍団隷下の 第7歩兵師団が日本に乗り込んできます。 また、空母には約3200名が乗り込んでいますね。

2015-07-09 01:54:36
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さて、それでは計算に入りましょうか。 前もって言っておきますが、あくまでこの計算はざっくりです! ここで書き出した金額は、代表的な正面装備だけを計算してあります。 ですので、この数字の倍は見積もる必要があるでしょう。

2015-07-09 01:55:15
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最初は人件費ですね。 幸いにして前回のテンプレがありますので、それを引用します。 前回の人件費計算から棒給+基本的な装備+需品の費用を出して、そこから1人頭のコストを算出しました。

2015-07-09 01:55:48
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それによれば、一人につき約250万の金額がかかります。 この数字を覚えておいてください。

2015-07-09 01:56:15
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陸自が米陸軍と海兵隊の人的リソースを負担するとした場合 第7歩兵師団の現在の兵員数はおよそ2万1,000人です。 これに、第3海兵遠征軍の駐留人数を加えます。 すると陸自が増員しなければならない人員は都合、 32,000人となります。

2015-07-09 01:57:06
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この数は、およそ陸自の師団4個分に相当しますね。 それにかかる人件費は、約800億円となります。 同じように空海の自衛隊を増員すると考えた場合の人件費は合算して、約580億円となります。

2015-07-09 01:58:09
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これらの人件費を合算すると、合計で約1412億に達します。 ちなみにこの数字には、燃料代や糧食費は入っておりません。 単純に基本的な被服や装備、それに最低限の給与で計算しています。 ※2士1号俸

2015-07-09 01:58:56
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怖くなりそうなので計算しませんでしたが、 間違いなくもっと詰めて計算すれば、人件費だけで簡単に兆の単位へ達するでしょう。

2015-07-09 01:59:54
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さて次です。 陸自の師団は、どの程度の装備を保有しているのでしょうか? 師団は一正面の作戦を遂行する能力を保有する、最小の戦略単位ですので ほぼすべての職種や装備を揃えています。

2015-07-09 02:01:25
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そんな訳で、代表的な装備を見繕ってざっと計算すると、以下のようになります。 細かな装備品や単価が追い切れなかった装備を除いても、1個師団の装備にかかる費用は、およそ1000億になります。

2015-07-09 02:02:21
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これが4個師団分ですので、4209億に達しました。 これでも海兵隊が保有している装備品などは計算していませんので、実際にはもっと高くなりますね。

2015-07-09 02:03:03
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次は海自の装備について考えてみましょう。 日本に配備されている米軍の艦艇等を見てみると…… ドック型揚陸艦 3 強襲揚陸艦   1 巡洋艦・駆逐艦 9 原潜      3 回転翼機   32 MV-22  18

2015-07-09 02:06:00
柏木@SDT-WORKSの中の人※横濱戦術會 @SDTworks

もう、乾いた笑いしか出ません。 これに加えて空母とその艦載機です。 今回の計算では、遠方への戦力投射能力である空母は、代替できる海自の装備がありません。 また、国防との観点から見た場合、不要と考えて除外してあります。

2015-07-09 02:06:51
柏木@SDT-WORKSの中の人※横濱戦術會 @SDTworks

ただし、日米同盟を解消した場合は、シーレーンを日本独自で防衛する必要が生まれますので 将来的には空母が必要になるでしょう。その費用は考えたくないですが。

2015-07-09 02:07:44
柏木@SDT-WORKSの中の人※横濱戦術會 @SDTworks

詳しくは図を見てもらうとして、日本に展開している艦艇を代替する場合、恐ろしい費用がかかります。 およそ2兆3000億円ですよ。 さすが、単艦のコストが段違いですね。

2015-07-09 02:08:21
柏木@SDT-WORKSの中の人※横濱戦術會 @SDTworks

同じように空自も見てみると、悲惨なことになります。 空自の場合は在日空軍の他に、空母艦載機の機数も追加となりますので、戦闘機だけでも150機近い増加です。

2015-07-09 02:08:45