【艦娘佰物語】

黙ノ尾 @kurotail

夏なので怪異×艦娘で百物語とか見たい。艦娘総勢100人以上だからホラ、な？！

黙ノ尾 @kurotail

なんかこういう感じの。(やっつけ) pic.twitter.com/lbdn6s3qFE

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HGP明朝B愛してる。

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【一話／長門】桜の下には屍体が埋まっていると言う。あれは梶井基次郎だったか。件の文章通りに一度古桜の下で幽霊を見たことがある。何しろ足がなかった。襤褸の制服を纏った女学生だった。少女は私に敬礼をした後、桜吹雪と共に消えた。おかしなことにそれは十月の出来事だった。　#艦娘佰物語

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【二話／陸奥】よく倉庫の裏で猫が屯しているのを見るの。猫は集会を開く…なんて言うわよね。ある日見に行ったら傷だらけの猫が一匹だけしかいなかった。でも変なのよ、その子。どう見ても尾が二本あるの。猫は私を見てにっと笑ったわ。「火の車には気ィつけな、姉ちゃん」って。　#艦娘佰物語

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やるにしてもうち鎮の子限定にしよう。長門陸奥は図鑑№1・2なので特例としてやってみた。

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【三話／伊勢】あんまり怖くない話なんだけど、変な話だから丁度いいかな。鶏を東天紅なんて言うわよね。でも鶏って基本的に飛ばないじゃない。でもある日空を、うん。飛んでたのよ、鶏が。呆然と見送ったら朝日の中に消えていった。…ね、変な話でしょ？　#艦娘佰物語　(伊勢神宮の神使は)

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【四話／日向】ある日砂浜を何気なしに歩いていた。すると何かの漂着物が落ちている。魚…のようなんだが嘴がある。となれば鳥か。しかしおかしい、生えているのは鱗だ。はっきりしない。それは「明日は雨だ」と言う。返す言葉もなく踵を返した。次の日は、雨だった。　#艦娘佰物語

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【五話／雪風】雪風はあんまりそういう体験がないです。うーん…あ、でも転びそうになった時助けてもらった事があります。誰かに。あったかい手で背中を、こう、ぐいっと。振り返っても誰もいない。不思議ですよね！　よくぽんぽんって背中撫でてもらったりもします。女神様でしょうか？　#艦娘佰物語

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【六話／赤城】弓道場で鍛錬していると、気付けば黄昏時でした。次で最後にしようと構えると的場が暗い。確かに落日の頃合いですが何だか気味の悪い昏さなのです。しかし中途で止めるのも腑に落ちない。丁度良い試練だと穿たせていただきました。すると「ギャッ」という獣の声。　#艦娘佰物語　破魔矢

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【七話／加賀】赤城さんの話を継ぐ形になるけれど、恐らく同日だと思うわ。鎮守府の上に真っ黒な雲のようなものが掛かっていました。「ような」というのは、普通雲というのは物を通り抜けるはずでしょう。でもその雲には深々と弓矢が刺さっていたの。逃げるように飛んでいったわ。　#艦娘佰物語　鵺

黙ノ尾 @kurotail

【八話／蒼龍】名前に冠してるからなのか、よくよくご縁はあるみたい。この間も帰投する時に……あ、ちなみに殿を務めていた時です。水面下に大きな龍の尻尾を見ました。綺麗な銀色だったなぁ…。慌てて振り返ったんですけれど、やっぱり何もない。まぁこういうのは定番ですよね。　#艦娘佰物語

黙ノ尾 @kurotail

【九話／飛龍】ええっ、蒼龍もなの？　なんか私が二番煎じみたいになっちゃうじゃない。まあ私も同じです。私の場合は空を飛んでる方。雨上がりの時、すぐ晴れたりするとよく見えますよ。でも変なことに手足がしっかりあるんですよね。龍って普通は蛇みたいなのじゃない？　#艦娘佰物語　竜

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【十話／島風】たまーにだよ？　たまーに、走ってると何かにぶつかる時があるの。壁じゃないもん。何も見えないのに、何かにぶつかったような感覚があるの。この間は「痛っ」って変な声がしたよ。誰もいないのに。変なの。一応「ごめんね」ってしておいたけど。　#艦娘佰物語　不可視

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【11話／吹雪】海鳴りって言うんでしょうか。この幌筵は特に吹雪きますから、特に強く聞こえるような気がします。人の声や遥か海向こうでの激戦の音が、風に乗って時々届くんです。ある時は風と一緒に真っ赤な雪が降った時がありました。……少し、悲しいお話ですね。　#艦娘佰物語

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【12話／白雪】冬の日です。夜、廊下を歩いていたら鎮守府の外に見知らぬ女性が立っていらっしゃいました。真っ白な着物姿の方です。直感的に、こちらの世界の方ではないと思いました。次の日、女性がいた場所と同じところに溶けた雪だるまが佇んでいました。　#艦娘佰物語

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【13話／叢雲】司令室の窓を開けて空を見ていたの、良い日和だったから。正直もう少し雲掛かった方が私の好みね。窓辺には一匹の蜘蛛がいて、金色の見た事のない種類だった。その蜘蛛は糸を手繰り寄せながら真っ直ぐ空に昇っていく。雲が増えたのはそれからね。気の利いた蟲だわ。#艦娘佰物語　くも

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【14話／綾波】皆さんも何度か経験があると思うんですが、あちらの方の船に会いました。古めかしい木造の船が一隻水平線の向こうに浮かんでいます。避けて通ろうとしたのですが案の定ついてこられてしまい、帰投後すぐに御塩を振りました。やっぱり綾波達が艦だって分かるんでしょうか。#艦娘佰物語

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【15話／大井】朝から酷い雨でした。夜になっても止む気配はなくて、窓幕を開けたんです。すると外は雨なんて降っていませんでした。でも雨音は確かに聞こえる。…気付いたんですが、数えきれないほどの掌が窓を向こう側から叩いていました。それが雨音に聞こえたんですね。　#艦娘佰物語

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北上「ガチなやつ！」大井「うふふ、今夜は眠らせませんよ北上さん」

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【16話／北上】散歩がてら鎮守府周辺を見て回った時の話。裏手から坂を登った所に古びた戦車を見つけてさ。まー好奇心で近付いたんだけど、そいつが主砲をいきなりこっちに向けたわけ。大した根性よねー。次の日見に行ったら轍は海に向かって途中で途切れてた。さてどこに行ったのやら。#艦娘佰物語

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【17話／金剛】観艦式遠征に向かう途中の事デース。水平線の向こうに本営の連合艦隊が見えまシタ。戦艦や空母を始めとする錚々たる艦隊デス。ところが本営に到着した後で聞いてみるとその日の出撃記録は一切なかったそうデス。海はMysteriousネー。　#艦娘佰物語

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【18話／比叡】長く使うと愛着が湧きますが、そのぶん執着も湧くそうです。昔とある鎮守府の提督の護衛を務めたことがありますが、その方はいつも腰に軍刀を差していました。聞けばかなり古い年代に打たれた刀だそうです。道理で沢山の方に囲まれていらっしゃるなぁと思いました。　#艦娘佰物語

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【19話／榛名】その日、府の近くで民間の漁船が難破してしまったとの入電がありました。船は残念なことに暗礁に乗り上げて破棄せざるを得ない状況でした。ですが乗組員さん達の話によると、ぶつかったのは岩ではない、もっと大きな何かだったそうです。岩に乗り上げたのはその為だと。　#艦娘佰物語

黙ノ尾 @kurotail

【20話／霧島】入電機の調子が悪いそうで、大淀さんや夕張さんと共に修理にあたりました。中を見るとどうやら回線が熱で断線を起こしているようでした。すると突然の入電。当然機械は壊れているはずです。入電は一方的に切られ、聞こえた放送内容は……多分聞き間違えでしょう。　#艦娘佰物語