ま、日本のSF界には影響力のある作家にめたくたに否定されたと話題になって、もっとケン・リュウを読む人が増えれば嬉しい。
2015-07-13 10:22:40@ItohMaki あそこまで積極的に否定するのは、よほど気になったんだなあ、とプラスに考えます。たぶん、次の作品も読んで下さるのでは、と。
2015-07-13 10:25:49ま、でも、自分が気に入った作品ですら、「展開に詰まって、苦し紛れに××(ネタバレなので伏せ字)要素を入れたのでは⋯⋯という気がひしひしとする」というのは、あんまりだと思った(笑)。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い?
2015-07-13 12:39:21訳者・編者としては、そこの展開がこの話のキモだと思っているので。そこがなければ、こんなに世評の高い作品にはならないでしょう。それを単なる苦し紛れ、僥倖と思われちゃあ、たまらない。作者の怜悧な計算の賜だと思います。
2015-07-13 12:42:57山本弘氏がケン・リュウをdisってる、というか、あれは"SFとして読めない"と言っているのだと思うのだけど、わからなくもない。「紙の動物園」の一連の作品はそういう意味ではSFとして評価されているとは言えないかもなあ、とは私も思う。オリエンタリズムと異邦人が泣かせのキモだよね。
2015-07-13 11:49:20@hirorin0015 いや、昔から気になってはいたんだよ。 SFファンは作中のSF考証とかテーマ性とかは気にするけど、なぜか構成だとか話のつじつまといった根本的な問題はないがしろにする、ということが。
2015-07-13 10:20:08@hirorin0015 たとえばフィリップ・K・ディックの「にせもの」という短篇。なぜあれが名作SFという評価を受けているのか、僕にはまったく理解できない。 だってあのプロット、根本的に破綻してるんだよ? 気にならないの? それともみんな、破綻に気づいてないの?
2015-07-13 10:20:37@hirorin0015 ちなみに僕が最初に読んだ「にせもの」は、福島正実氏による子供向けの翻訳で、結末が少し書き換えられている。 後で全訳版を読み、「なるほど、福島さんはプロットの欠陥に気がついていて修正したのか」と感心したものだ。
2015-07-13 10:23:22@hirorin0015 同時に、「にせもの」のプロットの破綻に気づかない福島氏以外のSFファンに対し、苛立ちを覚えたものだ。 SFファンって、話のつじつまが合わなくてもかまわないのか、と。
2015-07-13 10:26:47少々辛辣な感想を許してもらえれば、こういう発想になってしまうところがこの人の作家としての限界なのだろうなと思う。 twitter.com/hirorin0015/st…
2015-07-13 10:16:20@hirorin0015 普通、こういう話だったら、こんな能力のせいでひどい目に遭ったとか、逆にこの能力のせいで助かったとか、そういう構成になりそうなものなのに、それがない。 主人公の母がこんな能力を持っていなくても、この話は成立するのだ。
2015-07-13 09:53:34要するに、それは個人的な好みの問題であり、作家としての資質の違いなのであって、自分と違うから駄目、と決めつけるようなものじゃない。 「必然性」って何?必然でなければ書いてはいかんとでも?
2015-07-13 10:19:13ああ、理に落ちてないと納得いかないタイプの人ね。こういうタイプの作家の書く小説がどういうものになるかは大体予想がつく。ディックは破綻してるからこそ面白いのに。そこがわからないのってSFファンとしてどうなの。 twitter.com/hirorin0015/st…
2015-07-13 10:27:16まるで小説の書き方の教科書みたいに起承転結きちんとしてて伏線も綺麗に回収して破綻なくかっちりまとまっていて……恐ろしくつまらない小説というものも世の中には存在する。たとえプロットが破綻しまくっても破天荒で魅力的な小説の方が私はずっと好きだ。
2015-07-13 10:33:13好きなものを貶されれば腹が立つのは当然だが、ここまで強烈に反感を覚えるのも珍しい。自分の個人的なポリシーやセオリーに過ぎないものをあたかも小説一般、SF全体に通用するものであるかのように言ってほしくない。
2015-07-13 10:40:12小説コンテストの審査をやってるんじゃないんだからさ、世の中にはプロットの破綻なんて補ってあまりあるほど美しい・恐ろしい・悲しい・素晴らしい・圧倒されるetc.小説がいくらだってあるのだ。私はそういう作品をこそ読みたい。あなたには表層しか見えてないんじゃないの。
2015-07-13 10:46:24逆に言うと、ある種のハードSF系の作家をどうして自分が受けつけられないのか、何となく理由がわかった気がしている。
2015-07-13 10:55:27@hirorin0015 あと、さすがに現役日本人作家の名前を出すのは控えるけど、明らかにプロットが破綻している長編が、SF界から高い評価を受けている(有名なレビュアーも絶賛している)という例がいくつもあって、首をひねってしまう。
2015-07-13 10:27:37@hirorin0015 何年か前にも、あるレビュアーが絶賛しているSFを読んでみたら、話の構成がはちゃめちゃで(バカSFとかスラップスティックとかの類ではない。念のため)、根本的に無理だらけ。あきれて途中で投げ出したことがある。
2015-07-13 10:29:20@hirorin0015 それ以来、そのレビュアーの評価は一切信用しない(笑)。この人が絶賛してるのなら、きっと僕にとってはダメなんだろうと思うようにしている。
2015-07-13 10:29:43@hirorin0015 でも、そんな作品でも、『SFが読みたい!』のランキングで上位に入っているという事実。 つまり、多くのSFファンの評価は、そのレビュアーと同じらしいのだ。 SF的なアイデアが面白くてテーマ性があればいいんであって、話のつじつまはどうでもいいらしい。
2015-07-13 10:32:46