古典落語 羽織のもやし
2015/03/24 東京浅草演芸ホールにて。
三代目 高槻亭弥生による演目です。
伊月遊
@ituki_yu
まずは10袋、それから10袋、と良い調子で食べ進める清兵衛さん。 しかしやはり60袋を越えた辺りから、流石の清兵衛さんといえども段々苦しくなってきましてな。 清兵衛さんは、そろそろあの秘密兵器を取り出そう。と思ったのでございます。
2015-07-20 15:25:01
伊月遊
@ituki_yu
しかしインチキ扱いされちゃあ困るので、清兵衛さんは「ちょいと一息付かせてくれ」、と隣部屋へと向かいます。 そうしておもむろに懐から例の草を取り出すや否や、ぺろーりぺろりとそれを舐めたのでございますな。
2015-07-20 15:28:00
伊月遊
@ituki_yu
それから20分ほど経ったのですが、一向に清兵衛さんは帰ってきません。あまりに静かなので、 「なんでぇ、もしかして清さん、かなわなくなって逃げ出したんじゃねえのか?」 と八っつぁんは笑い出します。
2015-07-20 15:31:07
伊月遊
@ituki_yu
そうして隣部屋へと続く障子を開けると、なんという事でしょうか。 そこには清兵衛さんの姿はどこにも無く、代わりにもやしの塊が羽織を着て座っているじゃあありませんか。
2015-07-20 15:34:02
伊月遊
@ituki_yu
そう、清兵衛さんの舐めた草は強力な消化薬なんかじゃありません。 人間を溶かすための薬だった、という訳でございました。 ご存じ、「羽織のもやし」 でございます。
2015-07-20 15:37:02