廃棄物日誌 LOG:11

2014/12/30の分までを収録。 ギガベースとのコラボがまだ続く。
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廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

生体艤装が粒子を振り払う。 「一体何がどうなってる…?」 ほぼ無傷の泊地が現れ、未だ甲板に頭を突っ込むネクストを睨み付ける。 「…ただの遠征艦隊救出とは、いかないようだな…」 忌々しそうに呟くと、ナガトの救援へ向かった。 #廃棄物日誌

2014-12-27 23:20:18

処理場に憲兵や海軍が来るとこうなる

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……… 「あのですねお頭」 「軍服ぐらいちゃんと着てればこんな大騒ぎにはならなかったと思いますよ」 死体袋に入れられ、適当に並べられる艦娘達。 そして、同じように並べられる海軍直属の提督。名前は聞いたが忘れた。 因縁をつけられたのは覚えている。 #廃棄物日誌

2014-12-28 22:49:53
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今から数時間前。 名前は忘れたし何処の提督かも忘れたが連中はずかずかとナガトに乗船。 そしてラウンジで再放送のバラエティ番組を見ていた泊地と南方を捕らえようと連れてきた艦娘をけしかけた、らしい。 その時私と愛宕はいつものように爆睡中だった。 #廃棄物日誌

2014-12-28 22:56:08
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艦娘は陸戦装備、ぶっちゃけただの拘束具なのだがとにかくそんな装備で鬼二隻を捕まえられると本気で思ってたようだ。 山城が言うには、艦娘は面白いぐらい高く投げ飛ばされたらしい。 提督はその事態に驚愕しながらも大淀を探したそうだ。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:05:24
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しかし彼女は今一から作り直してるので見つかる訳がない。 何せ明石の渾身の魔改造は骨格さえ変えてしまっていた。 彼は騒ぎを聞き付けた赤城に高圧的に執務室を聞き出すと熟睡中の私と愛宕の元へ走ってやってきた。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:08:32
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彼が中に入った時、軍艦色の壁に青いカーペット、そしてハンガーにかけられ埃を被った軍服が目に入っただろう。 執務机には書類と飲みかけのココア、近くの本棚にはファイルと小説数冊が並べられている。 彼は大声で私の名前を呼んだ。 「志津江少将!いないのか!」 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:15:46
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近くで書類の整理をしている叢雲に彼は私の所在を聞くと、叢雲はめんどくさそうにその先の部屋で寝ていると正直に答えたらしい。 そして彼が勢いよくドアを開ければ、藍色の布団にくるまって熟睡中の私と愛宕が見えただろう。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:19:23
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私と叢雲の寝室に使われているそこには、小さな冷蔵庫がある。 ベッドの近くにはテーブルとテレビ、人をダメにするソファが三人分置いてある。 「起きろ、詩藤志津江少将」彼はもう一度呼ぶ。 だが起きない私と愛宕に苛立ったのか腰に提げた刀を抜いたらしい。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:23:41
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そしてベッドに向かって一閃。 布団は引き裂かれるも同時に目覚めた愛宕の「手」から伸びた大剣が刀にぶつかり、折れた。 「ちょっと、闇討ちには遅すぎないかしら?」 武器を失った提督はそこで名前と階級を名乗ったそうだが愛宕も忘れている。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:28:50
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そこで寒さでようやく私は目を覚ました。 彼の目に写った私は、とにかく黒一色と言ってよかっただろう。 黒にしか見えない藍色のドレス、目を隠す黒い目隠し、長く黒い髪。 各地で「幽霊船のお嬢様」と呼ばれているのも無理はないだろう。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:32:55
廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

「いい身分だな、ハイブリッド女」 彼はそう言ってここに来た理由を言った。 その間私の腕は腰のホルスターからS&WM500を引き抜いている。 簡単に言えば、ここ最近鬼クラスが堂々と出入りしていることについて強制捜索に乗りきったようだ。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:36:44
廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

「…という訳だ。つまり貴様らには、深海棲艦と繋がっている疑惑が…何をしている」 彼の話を完全無視して愛宕は大剣を背負ってから大きく伸びをした。 そして私はM500を構えた。 「そう。で、それが何か問題?」 そう言って、引き金を引いた。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:40:59
廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

50口径劣化ウラン弾を受けた彼の頭は粉々に砕けた。 その音を聞いた彼の艦娘が中に飛び込み、そして同時に突き出された大剣が彼女を串刺しにした。 そこから先は、単なる乱闘である。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:43:55
廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

そして現在に至る。 あまりにもあっさりと、そして一方的に艦隊は鎮圧された。 「…いや、服装の意味は違いますね。何でうちらに喧嘩売りに来たんでしょうかね」 それに対し私はさぁ?と答えて欠伸をして、ラウンジのソファに寝転がった。 #廃棄物日誌

2014-12-28 23:53:36

近づく愛宕との契約

廃棄物13号@カクヨム連載中 @eibis_splicer

愛宕のレベルが90になった。 あともう少しで彼女は成長限界に達し、私は彼女と指輪を交換することになる。 その時私は、彼女はどうなるのだろうか。 考えても仕方ない。どうなるかはその時分かる。 #廃棄物日誌

2014-12-30 19:37:36
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