『ウェン・ワン・ドアー・シャッツ・アナザー・オープンス』#1

ジュセー @shiroboshi2

ブロンズゴーレムの丸太めいた首に飛び蹴りが深々とめり込む。「小癪」「イヤーッ！」ブロンズゴーレムが首に力を込め、ミグチの脚を潰そうとした瞬間、彼は強烈なチョップをブロンズゴーレムの頭部へと炸裂させた！「グワーッ！」ブロンズゴーレムが蹌踉めく。 50 #S57Ninja

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「イヤーッ！」ミグチは脚を一度離すと、再び強烈な蹴りを繰り出す！「グワーッ！」先程よりも深く蹴りがめり込む。ブロンズゴーレムは首に力「イヤーッ！」ミグチのチョップ！「グワーッ！」ブロンズゴーレムは蹌踉めく。ミグチは脚を離し、再び強烈な蹴り！「イヤーッ！」 51 #S57Ninja

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蹴りが先程よりも深く深く、更に深くめり込む。首の骨へと到達する程に！「グワーッ！グワーッ！」ブロンズゴーレムはブザマに叫び散らす。ミグチは再度脚を離すと、大きく脚を振りかぶった。「終わりだノロマ！イヤーッ！」「ヤメロー！ヤメアバーッ！！」首骨粉砕！ 52 #S57Ninja

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ブロンズゴーレムは痙攣しながら膝をつく。首骨を粉砕され、ガクガクと揺れる首へ、ミグチの水平チョップが放たれる。「イヤーッ！」「アバーッ！！」首が千切れ飛び、スプリンクラーめいて血が噴き上がる！ミグチは離脱した。「サヨナラ！！」ブロンズゴーレム爆発四散！ 53 #S57Ninja

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ブロンズゴーレムの爆発四散を確認すると、ミグチは廃墟へと飛び入った。アヤミの元へと早足で向かう……彼は自嘲した。何故、自分はここまで彼女の為に動いているのか？たかが非ニンジャの屑。価値のある人間でもない。ただの盲目の少女だというのに。 54 #S57Ninja

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アヤミの元へ辿り着く。彼女は相変わらず、安らかな寝顔を浮かべていた。(……セクトのニンジャを二人も殺った。もう後戻りはできんしな……ブッダ殿に見放されるまでは、頑張ってみるかね……)彼はアヤミに寄り添い、今度こそ、休息を取ったのだった。 55 #S57Ninja

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『ウェン・ワン・ドアー・シャッツ・アナザー・オープンス』#1 おわり。 #2へ続く。 #S57Ninja