D16さんの語る、D&D5版で起こった「ワンダリングモンスターへのお礼参り」 #TRPG

こういう冒険って楽しいですよね。
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柳田真坂樹 @D16

そいや、先日コンベンションでD&D5版を遊んでいて、「いかにもD&D5版!」と言うべき(個人的感想です)局面があったので、ちょっと呟いてみます。その局面とは、「ワンダリングモンスターへのお礼参り」です。(1) #TRPG

2015-07-30 00:01:11
柳田真坂樹 @D16

@D16 ところでふっと思ったんだが、お礼参りはともかくとして“ワンダリングモンスター”って現代TRPGでは割と死語かな? いや、ランダム遭遇て話ならまだあるか。えー、ダンジョンや屋外の冒険で用意される一定確率で発生する無作為なモンスターとの遭遇、ほどで。(2) #TRPG

2015-07-30 00:05:41
柳田真坂樹 @D16

@D16 これ、もともとはダンジョンの中で休憩したり、のんびり行動している時のリスクだったり、その地域の生態他を演出・体験する方法としてなかなか良かったのだけど、自分は3版4版のコンベンションなどではあまり使わなかったのです。想定外の時間を喰うもので。(3) #TRPG

2015-07-30 00:08:22
柳田真坂樹 @D16

@D16 コンベンションなどでの1ショットのセッションでは話の展開上優先される遭遇というのがあって、あまり寄り道的な遭遇をする余裕が自分にはなかったんですね。ですが、今回は未踏の島の探険・サバイバルという状況もあり、ワンダリングモンスターを使ったんですが (4) #TRPG

2015-07-30 00:10:30
柳田真坂樹 @D16

@D16 まだ4レベルで飛行手段が限られるパーティがワイバーンに襲われました。尽力あってどうにかワイバーンのhpを半分まで削り退散させましたがパーティはぼろぼろです。でもまあ一晩休めば回復する、夜の遭遇に緊張感がでたな、位にDMは思っていんですが…… (5) #TRPG

2015-07-30 00:15:57
柳田真坂樹 @D16

@D16 ワイバーンを追い払ったプレイヤー達の目がぎらついています。「畜生、やりやがったな」「逃がさねえぞ」「DM、ワイバーンの巣穴を探します」そう、お礼参りです。パーティが小休憩の処理を行なうあいだ、急遽ぼくはワイバーンの巣穴をでっち上げます(6) #TRPG

2015-07-30 00:18:20
柳田真坂樹 @D16

@D16 崖にあるワイバーンの巣穴に、怒りに燃えた冒険者が突撃。上空からの一撃離脱を得意とするワイバーンは、穴の中では得意技が使えません。結局倒され、冒険者たちはワイバーンの卵と食べ残しの遺体から宝物を獲得。この宝が原住民との交渉で役立つがそれはまた後の話(7) #TRPG

2015-07-30 00:21:46
柳田真坂樹 @D16

@D16 これ、偶然の遭遇から新たな冒険の一局面をPL側から提案、実行しているんですね。TRPGでおもしろいのは、それまでの行動の積み重ねからPL達が能動的に物語世界の中で動くようになる瞬間だとボクは思ってますがそれがまさに“お礼参り”というかたちで実現している(8) #TRPG

2015-07-30 00:25:42
柳田真坂樹 @D16

@D16 まあ、冒険者≒PLにとってリソース削られた上に逃げられたんじゃ寝覚めが悪い、とどめを刺そう。という美しい物語からはかけ離れた動機だったわけですが(笑)むしろ、原始的な衝動だったからこそ楽しく気持ちいいのかも知れません(9) #TRPG

2015-07-30 00:28:18
柳田真坂樹 @D16

@D16 偶然の事件を自分達の物語として解釈・展開させていく。そこに着目するとワンダリングモンスタは良いきっかけになる。が、前述のとおりセッションの時間・機会が限られる中では取りにくい手法です。ただそう言う場でも、1遭遇の軽いD&D5thなら可能なのかな、と (10) #TRPG

2015-07-30 00:34:25
柳田真坂樹 @D16

@D16 もちろん、D&D5thでも時間配分ミスればダメではあるんですが(DAC愛知の2日目は久しぶりにやっちゃいました……)、久しぶりに昔の技がうまくまわって、「お、これもまだイケる」と思ったのでした。D&D5版、楽しいです。 (終) #TRPG

2015-07-30 00:37:52