【マンガ業界】「新人を育てる」「方法論」～マンガ図書館Ｚの新人育成についてのコメントに端を発して

中村珍 @nakamura_ching

私が出た学校の実績は問わず、方法論×努力という道はあるんだけど、ただ、「好きで漫画家になりたがる人は元々漫画が好きで方法論や他人の指示を破ってでも好きな話を描く」とか「才能論だと思わなきゃ自分が辛い」とか「方法論なくても描けた」とか、色んな個人的理由で否定する人もまぁ、居るわな。

中村珍 @nakamura_ching

私は学歴不問で就ける全国区の仕事を探してて、漫画なんか※当時は※好きじゃなかったけど、とにかく就職したかったの。それで本番前は板書通り、新人賞の受験対策した(漫画全然読んでこなかったから持ってる知識量が少ないって弱点があって授業の方法論の鵜呑みが一番だった)。という経緯があるの。

中村珍 @nakamura_ching

だから元々漫画好きな志望者は、私から見れば漫画の国からの帰国子女なのね。そこで「漫画は方法論じゃない」ってネイティヴ的に言われても、「いや、私はあなたの国の言葉と文化と景色の中で育てられてないから、文法や単語の暗記からなんですよ〜…」って思いながら来たの。今はネイティヴ並だけど。

中村珍 @nakamura_ching

漫画の国からの帰国子女でも漫画のネイティヴスピーカーでもなんでもない私が、ぶっつけ本番の留学でネイティヴ並に『漫画という言語(感情や状況の緻密な伝達手段)』を流暢にペラペラに喋れるようになって永住権を取得しつつある今までにした受験対策や方法論が、私の場合はあるよ、っていうお話ね！

中村珍 @nakamura_ching

ただ、勉強を続けるための環境、出会う人、ひらめき、地頭、素質、感覚、経験、就職のタイミングなどなど…の問題っていうのもついてくるのは当然で、方法論で乗り切れないところは酷だけど各々の人生の成り行きに(普段の努力や運を掴む努力や縁を離さない努力を必死に維持しながら)従うしかないね。

松田未来　コミケC103二日目東 シ－02a 「GOLDEN RUNWAY07」 @macchiMC72

赤松健さんが語る「マンガ図書館Z」の狙い　「あらゆる作家が潤い、海賊版が絶滅する世界を」 itmedia.co.jp/news/articles/… 見出しはこうですが、赤松先生が以前から言ってた重要ポイントは「新人を育てるのは出版社の仕事、と思ってきたが厳しい状況になってきた。」という所。

松田未来　コミケC103二日目東 シ－02a 「GOLDEN RUNWAY07」 @macchiMC72

新人を育成することにコストを掛けられない、あるいは掛けない。と言う現場が増えていること、また、育成のためのノウハウが受け継がれていないことは10年単位で業界に影響を及ぼします。この点を赤松先生は憂慮されていました。

松田未来　コミケC103二日目東 シ－02a 「GOLDEN RUNWAY07」 @macchiMC72

漫画家全てが優れた編集者とはなりえませんが、僕が従事した師匠のように新人作家に対して適切なアドバイスを与えられる能力を持った人は少なからず存在します。その人達と新人の漫画家さんたちを上手く繋げられないか、というのが今回のリニューアルの一つの目的です。