【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」】
- yms_karuta
- 1386
- 0
- 0
- 1
【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」01】 第63話でございます。今回はちょっと短めです。 呂布、玄徳、曹操のパワーバランスがちょっと変化しましたが、春がくるまでは穏やかでした。しかし、穏やかでない知らせが曹操のもとにやってきます。
2015-08-04 12:30:47【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」02】 許昌にいる曹操は、全国に間者を放っていましたが、その間者が次々と報告に来るように成ったのです。曹操の周辺に何か良からぬことが起きているようです。曹操は間者たちの報告を受け、許昌の危機を察知します。
2015-08-04 12:38:16【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」03】 許昌を攻めようと考えているのは、もともと董卓につかえていた李傕(りかく)将軍と、郭汜(かくし)将軍の敗残兵達です。ここから横山三国志名物、黒塗り回想シーン。「読者の中には李傕将軍、郭汜将軍を覚えていられる方もあろう」と始まります。
2015-08-04 12:38:43【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」05】 董卓亡き後、長安で悪政の限りを尽くした将軍達。一時は仲違いしましたが、帝が長安を脱出すると再び手を組み追いかけますが、そこに現れた曹操軍にコテンパンにやられてしまいました。
2015-08-04 12:39:38【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」06】 この敗残兵達が、南陽の宛城(えんじょう)に集まり、気づいたら一大勢力となって都を伺っているとのことでした。間者曰く、昔の夢が忘れられず、夢よもう一度というところでございます。との報告。危機捨てならぬ事態に曹操もしばし悩みます。
2015-08-04 12:42:40【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」07】 すぐにでも討伐したいところですが、曹操の懸念は呂布の存在です。なにしろ、呂布は都を空にするとたちまち襲ってきます。兗州(えんしゅう)の時もそうだったので、呂布は抜け目なく動く男だと言い放ちます。
2015-08-04 12:44:14【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」08】 そこで、曹操の参謀は、ひとつの案を出します。すなわち、呂布の官位を挙げ、恩賞をやれば、帝に感謝し、都を襲ってくることはないと言うのです。これを聞いた曹操は、効き目があるかもしれぬと、この案を採用することに。
2015-08-04 12:45:40【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」09】 そんなわけで、徐州にいる呂布のもとに、呂布を平東将軍の称号と引き出物が贈られました。喜んだ呂布は、使者を歓待し、帝に忠誠を尽くすと言います。帝を擁している曹操の強みが活かされた形ですね。
2015-08-04 12:47:39【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」10】 呂布の攻撃がないとみた曹操は、早速、出陣の用意をさせます。行き先はもちろん、南陽の宛城です。15万の大軍を曹操自ら率いて向かいます。
2015-08-04 12:48:53【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」11】 曹操軍が攻めてくることを知った宛城にいる張繍(ちょうしゅう)は、知らせた賈詡(かく)にどうすればいいのか尋ねます。賈詡は、曹操は精鋭を連れてきているので勝ち目はないから、全面降伏して力を温存しようと言います。
2015-08-04 12:51:50【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」12】 降伏の使者は、賈詡が向かいました。曹操の前に出た賈詡は、自分たちは曹操に逆らう気はないので、城も明け渡すと言います。ここまでどちらかが宣戦布告したわけでもないので、曹操も敢えて強硬策をとることもなく、降伏を受け入れます。
2015-08-04 12:53:39【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」13】 曹操軍は宛城に入城します。ひれ伏して迎える張繍ら。一矢も交えず降伏した気持ちはいかばかりか。
2015-08-04 12:55:12【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」14】 宛城でおぼろ月夜をみながらくつろぐ曹操。ふと胡弓の音色が聞こえてきます。誰が弾いているのか気になった曹操は、音がする建物を探します。そこで見たものとは!
2015-08-04 12:56:26【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」15】 胡弓を弾いていたのは一人の美しい婦人でした。曹操は、ひらりと部屋に入り込みます。「胡弓の音にひかれて参った。邪魔をするぞ」と言う曹操を見てびっくりする女性。いきなり男が現れたらそらびっくりしますわ。
2015-08-04 12:58:33【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」16】 自分は怪しいものではないと曹操は名乗ります。いきなりの大物登場に、おもわずひれ伏す女性。曹操の問に、宛城の城主・張繍の縁者である、亡き張済の妻だった鄒氏(すうし)と名乗ります。未亡人と聞いて反応する曹操。
2015-08-04 13:00:55【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」17】 曹操は、鄒氏にもう一度胡弓の音色を聞かせて欲しいと頼みます。鄒氏が奏でる音を聞きながら、曹操は一人何かを考えています。このあとどうやって鄒氏を口説こうか、とか考えてたりして。
2015-08-04 13:02:39【横山光輝「三国志」講座63「南陽遠征」18】 意外にあっさり南陽の宛城を手に入れた曹操でしたが、このあととんでもない事件がおこります。そのお話はまた次回です。 今回はここまで。
2015-08-04 13:04:02