「鳴らない鈴」ー真島鈴音と黄昏の町

ちゃんとホラーをやりたくなったのだ
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シュルツ @vipiansalmiakki

よし、中学生やりたい。真面目で勉強できるの疎まれてある日虐めで階段から突き落とされたら..... 名前:真島鈴音 #鳴らない鈴

2015-08-07 04:41:20
シュルツ @vipiansalmiakki

[ハンドアウト]気が付くと、君は誰かの写真を握り締めている。それが誰かは分からない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552 #鳴らない鈴

2015-08-07 04:42:57
シュルツ @vipiansalmiakki

[町芝生に踏み込んだ足に鎖が絡みつく。罠だ。ドラム缶の重石が転がり落ちた先は溜め池。深い水底へ君を引きずり込む。《水耐性所持で脱出【魂+1】、不所持で水死【魂-2/異形『鱗(水耐性、力+1)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547 #鳴らない鈴

2015-08-07 04:45:42
シュルツ @vipiansalmiakki

鈴音 魂8力1探索0 異形 《鱗(水耐性、力+1)》 #鳴らない鈴

2015-08-07 04:47:46
シュルツ @vipiansalmiakki

モノクロの街に一人色彩を持って横たわる少女。死んだように動かない彼女に住人化物が舌なめずりをして近づく。仲間にしようと。だが密かに彼女が動き忍び寄っていた影達は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。まだ早い、まだ彼女はまだ早い。でもそれも時間の問題だ #鳴らない鈴

2015-08-07 04:51:57
シュルツ @vipiansalmiakki

目を覚ました彼女はボンヤリと痛む頭を抑えながら起き上がった。何故ここに私はいるのだろうと考えるよりも先にもう片方に持つ写真に目が行った。写真には少女がニッコリ微笑んでこちらを覗いているがなんでだろう?知ってる筈なのに思い出せない #鳴らない鈴

2015-08-07 04:55:28
シュルツ @vipiansalmiakki

そういえば思い出してきた。自分の名は鈴音だ。そして先程まで教室で....そこまで思い出したところで頭に激痛が走る。おかしい。なんだろう。思い出しては行けないという危険信号を誰かが出しているようだ。取り敢えずここに立ってても仕方ないと踏み出した途端彼女は冷たい水にいた #鳴らない鈴

2015-08-07 04:58:47
シュルツ @vipiansalmiakki

驚いた拍子に叫んだのがいけなかった。空気を全部出してしまっただけではなく思いっきり水を飲み込んでしまい息がつまる。慌てて水を蹴り水上を目指す彼女はその時足に絡みついた鎖の存在に気付く。#鳴らない鈴

2015-08-07 05:02:46
シュルツ @vipiansalmiakki

いや落ち着いてみればそれだけでなく鎖の先に大きな重しとなるドラム缶が見えさらに絶望しただろう。でも鈴音は必死に無駄な抵抗を続ける。沈んでいきながら。『助けて...』最期に呟いた言葉は水の中。《水の中で鈴はならない》誰かがクスリと笑った気がした #鳴らない鈴

2015-08-07 05:05:43
シュルツ @vipiansalmiakki

「ハァッ!?」意識を手放した彼女が目を覚ます。やけにリアルな悪夢を見た気がする。「ハァっ....ハァッ ...!!」今まで全力疾走をしてたのかのように喘ぐ彼女。額には汗。それなのにブルリときた震えに思わず自らの肩を抱き寄せるとその感触に慌てて手を離す... #鳴らない鈴

2015-08-07 05:10:00
シュルツ @vipiansalmiakki

「ああ、.....あゝアアア!?!?」思わず己の手の醜悪さに悲鳴を上げる。緑色に鈍く光る鱗で覆われているのだ。爬虫類のあの硬く光のある鱗ではない...魚のような皮膚になって擦ると鱗が落ちるのだ。制服のスカートからのぞいてる脚もそうなってるという事は... #鳴らない鈴

2015-08-07 05:15:48
シュルツ @vipiansalmiakki

恐る恐る手を伸ばし自分の頬を触り、絶望の悲鳴を上げる。手に伝わるのは同じ気持ち悪い魚を触るような感触。貯まらず涙をこぼす彼女。嗚咽は静かに何もない街に吸い込まれていく。 ねぇ?どうして私がこんな目に? 問う彼女に答える者はいない。 #鳴らない鈴

2015-08-07 05:19:17
シュルツ @vipiansalmiakki

[ハンドアウト]気が付くと、君は誰かの写真を握り締めている。それが誰かは分からない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552 #鳴らない鈴

2015-08-08 02:19:00
シュルツ @vipiansalmiakki

[町]据えた臭いが立ち込める廃屋。怪物が燃やされた跡だ。その中に、君は光る何かを見つけた。《火耐性所持のとき【アイテム:不思議なビー玉(町診断時に魂+1回復/死亡時に消失)】を入手》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547 #鳴らない鈴

2015-08-08 02:20:21
シュルツ @vipiansalmiakki

泣きつかれたか重い身体を引きずり歩く鈴音。嫌なのは歩く度に何処かをこすり白くカサカサの乾いた鱗が落ちるのが見える。自分の身体だが自分の身体じゃないようだ。何処かまるであやつり人形を動かすような気持ちが残る。#鳴らない鈴

2015-08-08 02:28:22
シュルツ @vipiansalmiakki

疲れた彼女が無意識にボンヤリと向かった先には...何か生臭いものが焼けた匂いが微かにした。虚ろな眼の彼女の鼻がひくりと動くと、ぐ~っと間抜けな音が鈴音の腹から聞こえた。次の瞬間彼女は臭いに向かって走り寄ってた。 #鳴らない鈴

2015-08-08 02:32:41
シュルツ @vipiansalmiakki

無残な形の廃墟の姿を目に止め怖気づいてはっと自分が生き物の臭いに惹かれ走ってきた事に気付き唖然とする。とたんに込み上げる自分自身への嫌悪感。鈴音は逃げるようにその場を去った。 まだ彼女は人間だ。 #鳴らない鈴

2015-08-08 02:39:01
シュルツ @vipiansalmiakki

真島鈴音の名前ですが、鈴音は輪廻から。真島は...あのね、何か別の名前変換しようとしててうっかり誤字ったのあ、これ見た感じ不吉っぽい。良いじゃんってそのまま #鳴らない鈴

2015-08-08 04:44:04
シュルツ @vipiansalmiakki

[町「握手しよう」青年のガラス片のような爪先が、君の手に食い込む。「我慢比べだ。先に声を上げた方が死ぬってルールでどう?」《力2以上で勝利【魂+1】、力1以下で死亡【魂-1/異形『爪(力+2)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547 #鳴らない鈴

2015-08-09 02:59:30
シュルツ @vipiansalmiakki

真島鈴音【死亡2】 異系【鱗(水耐性、力+1)】【爪(力+2)】 魂7力3探索0 #鳴らない鈴

2015-08-09 03:06:03
シュルツ @vipiansalmiakki

ボンヤリと当てもなく歩く彼女。そんな彼女に声をかける者がいた。「やあ、珍しい」「ニンゲンだね?」ニコリと微笑む整った顔の青年にやっとこの現実味の無い世界で見つけた光のようなものを感じた鈴音はホッと安堵の息をはきつい縋りつくようにかけよっていくのだった。#鳴らない鈴

2015-08-09 03:17:07
シュルツ @vipiansalmiakki

「ふふふ、もう既にこの世界で怖い目にあったようだね。もう大丈夫だよ。仲良くしよう。お近付きのしるしに握手しよう」何処が握った目に不自然な文体。だが、やっと会えた人に鈴音はなんの疑いもなく差し出された腕に手を置く。彼の白く滑らかな肌と違い醜く変貌した手が目に入る #鳴らない鈴

2015-08-09 03:24:17
シュルツ @vipiansalmiakki

自分の現状を思い出しさっと顔を背け手を引っ込めようとする鈴音。だが青年の手の爪が食い込みそれを許さなかった。「イッ....痛い...離して!離してください!」叫ぶ彼女を面白そうに舌なめずりしながら眺める青年は勿論その手を緩めようとしない。#鳴らない鈴

2015-08-09 03:30:24
シュルツ @vipiansalmiakki

そればかりか空いた方の手を鈴音の口の方に持っていくとガッチリとその小さく震える口を掌で掴み塞ぐ。「ねぇ、僕も久しぶりの女の子のお客様で凄く嬉しいんだ。僕とゲームしよう。ルールは先に声を出した方が死ぬ。どうかな?」手はガッチリと抑えながら優しい声で鈴音の耳元で囁く #鳴らない鈴

2015-08-09 03:35:47
シュルツ @vipiansalmiakki

尋ねるくせに青年は鈴音の顔を抑える力は緩めず、喋るどころか首を横に振ることさえ許さなかった。「...返事が無いって事は了解かな?」そう少しおどけた声で青年は笑い少し首を傾げると鈴音の口を抑えてた方の手を離す。そして一気に握ってた方の手に力を加えた。 #鳴らない鈴

2015-08-09 03:42:09