そんな中でパリへ辛うじて帰還して、熱気球によってフランス軍の密使を送る作戦へとつながる(どうやら史実にあったらしい)果たして中盤戦はいかに。
2015-08-13 00:38:02またこの作品は当時では珍しく1クールで終わっている(おそらく予定通りだろう)いわば近年の深夜アニメとさほど条件が変わっていないような存在かもしれない。1クールもので戦乱を扱うとどこまで描けるのだろうか
2015-08-13 00:38:54相変わらず先が気になる作品である。5、6話では歯医者が話の視点でパリ敗北(のち共和制の移行)が描かれ、7話では本作の山場になろうイザベルが遂にお嬢様から美人剣士(サブタイトルからのネタとして)へと転身を決意。麗仁としての活躍が描かれる pic.twitter.com/Dim7slzo2T
2015-08-13 14:10:30第5話……熱気球を利用してパリからベルサイユへ逃亡する作戦が扱われる回。気球で敵の包囲網を突破するというネタはちょっとエンターテイメントすぎるような気がするのだがどうやらこの話は実話らしい。そこは仕方ないと割り切った方が良いだろう。
2015-08-13 14:11:41最もその点を抜きとしても人物描写は味わい深い、今回はパリにとどまったイザベルが平民となったジュネビエーブとジュールの間で安らぎを得るかと思えば、結果的に”弾圧する側”と”弾圧される側”として姉妹の溝が深まってしまった皮肉な結末が待っていた。
2015-08-13 14:14:04結局のところティエール(議会における貴族の有力者)主導で無条件降伏を強行してしまい、これによってパリを守ろうとした人々は猛反対のスタンスだったが虚しくも軍隊に逮捕されてしまったという。パリを守るべく集った軍隊は一体何を守ろうとしているのだろうか……
2015-08-13 14:15:28これによってジュールとジュネビエーブも市民運動に参加していた事が原因で軍隊から追われてしまう。そんでもってジュネビエーブが捕らわれたジュールを救う為に無我夢中で兵士を射殺してしまったというショッキングなイベントがあり。
2015-08-13 14:16:45前回イザベルがプロイセン軍を相手に銃で応戦していた訳だが、あくまで逃げ切る為に行った行為であり彼らを殺した訳ではないのでまだショックの度合いは低い(最も前回でイザベルも目の前の死者に失神している)
2015-08-13 14:17:46そしてジュネビエーヌだが愛する人の為に貴族としての名声や富を捨てた事以外にも、戦火の中で平民として生きる代償を突きつけられたようだ。ついこの間まで人を殺すことがなかった彼女でも、信念に基づいて生きるとなると無意識でも人を殺すことが必要となってくると……
2015-08-13 14:18:57そして、なんとか逃げ伸びた後にジュールとジュネビエーブからイザベルへ関わらない方がいいと遠ざけてしまう。それは市民運動に参加した上に軍人を射殺してしまった罪から逃れなくてはならない(追っ手的な意味で)訳だが、パリの権力から守られる側の貴族、虐げられる側の平民とでは溝があったとも
2015-08-13 14:20:32第6話……ティエールの謀略と結末に油断が出来ない中盤の山場。パリの無条件降伏を成功させんとするティエールの謀略によって、アンドレイアが戦死を遂げるが軍隊を無力化してもパリの無条件降伏を成功させられなかったという pic.twitter.com/wHR1zUbB6z
2015-08-13 14:21:50巴里のイザベルで保身の為に暗躍する黒幕がティエール(何故か顔が緑色の人)この作品では貴族の中で善と悪が分かれており、フランスを征服するはずのプロイセン軍の方がむしろティエールよりまともだったりするという描写はユニーク pic.twitter.com/b2WwF7D7Rm
2015-08-13 14:23:52また今回の冒頭でパリからベルサイユへ到着したガンベッタ将軍(どうやら実際の人物らしい)が、自分がベルサイユで軍隊を結集させている間、アンドレイアとパリを守ろうとする市民の熱意があればどうにか食い止める事ができるだろうとコメントをしていた訳だが……
2015-08-13 14:25:03しかし、ティエールの謀略(傍観を決め込んでパリに命令を出さない事で包囲されたパリの食糧事情が圧迫されていくというもの)によって、パリの市民が食糧庫を襲撃する事態が描かれ、軍隊がこれを鎮圧しなければならなくなるという……。
2015-08-13 14:26:07革命ものなどで良く庶民など身分の低い層が結集して権力を打倒するというドラマなどがあるものだが、その権力を打倒するはずの庶民もまた、追い詰められると結局パリの食料庫の焼き打ち・略奪を行ってしまうという”目先の事しか考えられない愚かさ”という負の面が描かれていたのは新鮮である。
2015-08-13 14:27:39また冒頭でガンベッタ将軍が市民の活動へ期待を寄せているといったが、その結果が市民が暴動を起こして共に闘うはずの軍隊と同士討ち。何というべきか笑えない結末である。
2015-08-13 14:28:20その後静観する飼い殺し戦法でアンドレイアをはじめとする軍部の苛立ちが蓄積されていくものだが、頃合いを見計らってティエールはプロイセンへの攻撃命令を軍部に下す。だが実際はプロイセンが話へ無条件降伏の話を通りやすくするために、アンドレイアの作戦をプロイセン軍に漏えいさせたにすぎない事
2015-08-13 14:30:07早い話、ティエールとプロイセン軍が手を取り合って政情に疎い軍部をグルで叩くという方法でパリを死守していた防衛隊は玉砕。おそらくアンドレイアも戦死してしまったと考えた方が良いだろう……(第8話の件で怪しい)
2015-08-13 14:31:06だが、これでパリがプロイセン軍に下ったかになるとまた別の話。パリの軍隊を全滅させて戦う力を除去したティエールだったが、市民はプロイセン軍を歓迎しない”無言の抗議”を敢行。 pic.twitter.com/rqlOSNfeBS
2015-08-13 14:32:33これによって、プロイセン軍は本当にパリが降伏したのだろうかと疑心暗鬼になってしまい、市民からのテロなどが起こりうる恐れがあるとの事で、占領下にはおけないと撤退。武力でどうにか抑えられるものかになれば将来性を考えると多分そうではないのだろう。
2015-08-13 14:33:40何れにせよティエールの無条件降伏を狙った策謀は思わぬ形で失敗した。(相手が約束を反故とかではなく占領をその場は見合わせるというオチが珍しい)そしてそのどさくさで市民達が蜂起してティエールの屋敷を包囲してお役御免……かと思えば、そのティエールは密かに脱出していたり。しぶとい
2015-08-13 14:34:42ちなみに、アンドレイアの戦死を受けてかこの話でイザベルが馬術やフェンシングを学ぶシーンがある。おそらく美人剣士としての彼の人生の始まりかもしれないが、結構あっさりしていた過程は尺がなかった故か
2015-08-13 14:35:39第7話……プロイセン軍へ亡命したティエールは市民が占領したパリに対して「悪党がパリでクーデターを起こして政権を掌握した」というデモを周囲へ撒き散らす。これによって市民達がパリを取り戻したのは良いがますますパリ包囲の問題が悪化する。ただでは転ばないティエールさん
2015-08-13 14:36:42