「文明とはなにか」をつぶやく ～古代異世界ものを書く人へ向けて～

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@akagiyasuhiko 様。外様政権の難しさですな。その点、清はやばいと思います…！

Yasuhiko_Akagi @akagiyasuhiko

@yatsuyaguruma 清は康熙帝推しです（笑） よく中華の政治を学んだものですね。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@akagiyasuhiko 様。清はうまく中央と折り合いをつけながらも自らの出自を守ったというイメージです。かえすがえすすごい…！

みぎゃ@前条 @migya_m

@yatsuyaguruma ふふん。まあ、この辺はそんな詳しくないのでただの感想ですが、三内丸山は、北すぎるなとはなんとなく思いますねー。温暖とは程遠い。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@migya_m 様。縄文時代は割と温暖期だったとされているので、あの辺りでもけっこう暮らしやすかったみたいです（千葉県なんかで内陸部に貝塚が多いのは、地球全体が温暖で氷河などが縮小していたことにより海水面が高かったから）

みぎゃ@前条 @migya_m

@yatsuyaguruma そなんですか？ イメージ的に、温暖期になったので農耕文明な弥生時代になったのだと

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@migya_m 様。農耕が根付くのは、むしろ気候があまり安定的でない時代ですねい。

みぎゃ@前条 @migya_m

@yatsuyaguruma ぇ、そうなんです？ 星とかなんとかで気候が把握できるからこそ、定住＆農耕なんでは？

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@migya_m 様。むしろ、気候が安定しなくなって狩猟採集生活がきびしくなったことで自然をコントロールしてやろうという考えが生まれたものと。

みぎゃ@前条 @migya_m

@yatsuyaguruma 人類の進化的にはそんな感じの、なにくそおんどりゃー、だったんでしょうけど。 あれ、稲作って氷河期後ですよね？

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@migya_m 様。氷河期後です。ただ、気温が安定するまでになんども揺り戻しがあったんです。あんまり知られていませんが、江戸時代もかなり寒冷化が進んだ時代でした。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

そういえば、文明の話をするときにし忘れていたんですが。 文明化している、ということはその社会の成熟度を測る物差しになりえません。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

川に行けば入れ食いで魚が取れて、ちょっと森に入れば木の実が手に入る環境においては文明は必要ありません。結局、人類の多くが文明の道を取ったのは、環境の不安定化により狩猟採集による社会の構築が難しくなったことに端を発します。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

文明化したから進んでいる、文明化していないから進んでいない、という発想は、歴史には一つの方向性があるとみなして叙述する「発達史観」の発想です。

Yasuhiko_Akagi @akagiyasuhiko

@yatsuyaguruma 文明と言っても、王侯貴族による搾取や、戦争に突き進むなど、文明人の方が野蛮、という話もありますね。文明にもたれるか、文明を生かすか。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

@akagiyasuhiko 様。文明が唯一の解なのか、というか、歴史家が唯一の解を設定できるのか、という問題でもあります。

Yasuhiko_Akagi @akagiyasuhiko

@yatsuyaguruma そうですね。人の営みの問題ですね。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

『人類史は進歩しているのではなく変化しているに過ぎないということを肝に銘じなさい』とは学生時代の担当教授の教え。

谷津矢車（戯作者/小説家） @yatsuyaguruma

歴史を叙述するときに、発達史観的な考え方をしてしまうと『この蛮族どもが』的な扱いになってしまう。だから、発達史観はやっかいなのです。