- Ikbenmethaar
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はい、もちろん一致しません。だからこそ「金融仲介業(=銀行)」という業態が成り立つ所以ですよ。RT @masayang: 銀行に金を預けられる集団と、銀行から金を借りられる集団とは一致しませんよね。借金無しで社会に資本を提供している人達が損するってのは資本主義に唾かける政策では?
2011-01-03 23:49:01借り手と貸し手が互いのニーズを仲介抜きで低コストでマッチングできるようになれば、銀行という業態は必要なくなります。決済手段も多様化してるし、だんだんとその方向に動いていってると、わたしは思いますがね・・・
2011-01-03 23:51:53貸出金利というのは、ベンチマーク金利とクレジットスプレッドの合計です。ベンチマークが低下しても、借り手のクレジットリスクがそれ以上に高まれば、貸出金利は当然ながら上昇します。RT @masayang: で、そこでバランスシート回復を図る人達は素直に貸出金利を下げましたかね?
2011-01-03 23:55:53貸し出し金利を下げるためには、ベンチマークを下げるだけではダメで、クレジットリスクの移転をやってやる必要がある。住宅ローンの金利が10年USTベンチマークとともに低下するのは、クレジットリスクの部分を政府GSEが引き受けて民間金融機関からリスクトランスファーしているからです。
2011-01-03 23:59:04マッチング(情報)だけじゃなく、回収のenforcement(約束破るとヤバい)、リスク分散等、他にもいろんな機能があると思います。RT @TrinityNYC: 借り手と貸し手が互いのニーズを仲介抜きで低コストでマッチングできるようになれば、銀行という業態は必要なくなります
2011-01-04 00:02:00もちろん。それが「低コスト」につながる(はず)。理論上は。RT @isologue: マッチング(情報)だけじゃなく、回収のenforcement(約束破るとヤバい)、リスク分散等、他にもいろんな機能があると思います。RT @TrinityNYC: 仲介抜きで低コストでマッチング
2011-01-04 00:04:55期中のダイナミックな牽制機能は間違いなく存在しますが、これがプライシング、PDに反映されない点が現状の間接金融の問題点。RT @TrinityNYC: もちろん。それが「低コスト」につながる(はず)。理論上は。RT @isologue: マッチング(情報)だけじゃなく
2011-01-04 00:09:23しかし、一般企業向けの融資で同様のリスクトランスファーを徹底させたらそれこそ金融社会主義になるわけですが、クレジットスプレッドから市場規律を排すほうが納税者にとってリターンが高いと判断するなら、一般企業のリスクを政府保証などの形で移転して、納税者に全リスクを持たせれば解決です。
2011-01-04 00:03:41@TrinityNYC 金融社会主義、いい言葉ですね。だとしたらGSE使った大恐慌以降の制作が(社会主義同様)行き詰まったのも理解できます。
2011-01-04 00:17:25@TrinityNYC 日銀は「包括緩和」なるものでクレジットスプレッドを縮小させるという政策を取っております。
2011-01-04 00:04:43一般に(あくまで一般にですが)ベンチマークが低下するとクレジットスプレッドはタイトニングの方向に動くというのは知られてますね。RT @gion_mkt: @TrinityNYC 日銀は「包括緩和」なるものでクレジットスプレッドを縮小させるという政策を取っております。
2011-01-04 00:06:53@TrinityNYC ベンチマークがベタベタなところにさらに社債を買うんです。それがジャパニーズスタイルです。
2011-01-04 00:08:12@TrinityNYC 恐らく資金循環的なものから考えるには、ベンチマークの金利が下がるというのは資金需要が乏しいので金融機関等の国債選好が強くなり、借り手のニーズもないのでクレジットスプレッドを低下させざるを得ないということでしょうか(間違っていたらすみません)
2011-01-04 00:13:30@gion_mkt 資金循環的な視点なら私よりgionさんのほうがずっと詳しいですよ。借り手のニーズがあったとしても貸し手側の個別企業への信用判断が厳しいし、クレジットカーブが立っているので、ミスマッチはある状態。でも資金プール全体でみるとジャンク債や株は高騰してますからね。
2011-01-04 00:30:48ただ、現在の米国のマクロ経済の状況からすると、いくら短期のベンチマーク金利が低下しても、高失業率とか目先の不透明さとかで中小企業はクレジットリスクが高いと判断されてしまいがちで、それが貸し渋りという形になって出てしまう。だから貸出金利がベンチマークの低下より高どまって見えがち。
2011-01-04 00:12:12国債市場の動きからベンチマークになる金利のスティープ化が起こると、たしかに長短金利のギャップから銀行業にとっては財務上最終プラスに出るけれども、それがBSの左側の貸出金利に与える影響としては、納税者にはプラスではない。それが先ほどのeurosellerさんの指摘ね。
2011-01-04 00:19:35しかし、クレジットリスクが高いところへの貸出は厳しいというのは当然のことで、中小企業の貸出や消費者信用残高のリボが全然増えていない。一方でネットキャッシュの大きい優良企業は資金調達ニーズはあまり大きくないため、それを反映して高格付けのスプレッドは低下。一概にはいえませんな。
2011-01-04 00:22:39そういう事なので、結局銀行の貸出の機会は減っているということ。さらに貯蓄率が増えているんだったらますます運用先として国債に向かいやすくなる、それでベンチマークの金利がさらに低下する。
2011-01-04 00:34:34あと、債券やクレジットだけでなく、株式サイドの人も考えなければいけないのは、企業の膨大なネットキャッシュの向かい先。先行き需要が見込める経済なら再投資、見込めないならキャッシュ留保で流動性のある資産。
2011-01-04 00:39:32.@masayang そうですね。いまだにオリジネーションの9割がGSEと言う話ですから、これ民間にぜんぶ背負わせたら、民間銀行の資本基盤にそのリスクテークの許容度がないために米の住宅価格はさらに大幅低下すると思いますが、回復には落ちるところまで一旦落ちないとダメなのかもね…。
2011-01-04 00:48:11@TrinityNYC 価格発見という市場の機能は、借手信用度に応じた貸出金利の決定と切り離すことはできないはず。そこを何十年とかけて歪めてきたツケが回ってきているのでは。
2011-01-04 00:55:57世の中の株ストラテジスト達によると、米企業のファンダは回復していて今年はブレークスルーになるから株高は続くという話なんだが、ミクロベースに降りてくると、資金の流れは思いっきり「いびつ」な状態にいることは間違いないので、ジャンク債や株が去年調子よかったといって喜ぶのはちと早いよ。
2011-01-04 00:53:15どう見てもバランスシート経済学的不景気状態なのに、そのような主張ができるストラテジストがすごいわ。 @TrinityNYC 世の中の株ストラテジスト達によると、米企業のファンダは回復していて今年はブレークスルーになるから株高は続く
2011-01-04 00:54:58