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七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
工場で歯車の一部として働いている一方で、自分の名前を売り込まなければ働けないとヨハンはバイオリン職人のオスカー老人に弟子入りする。ただその結果自分は若い頃に名前を売り込もうとした挙句恋人を死なせてしまった過去、そして工場ではなく職人として働いていても結局貧乏には変わりはないと。
2015-08-22 20:23:17
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@7ishimon
その結果ハンスはやはり父と同じガラス細工の工場で働く事を選ぶ。そしてハンスとの絡みでジュリーは自分の夢は何かと考えるようになり、そしてタニアは将来の夢が歌手だという事が判明するのだが。ちなみにサブタイトルは「夢をみつめて」というものだが……
2015-08-22 20:25:05
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
第6話……そして今回のサブタイトルは「迷子になった夢」、工場のコンサートでタニアがソロ歌唱で参加しないかと招かれ、本人も張り切る訳だがその当日、コンサートで声が出ず歌えずじまい。診察の結果は不安神経症と歌手には致命傷な病気だったと pic.twitter.com/eXLT5PZIPL
2015-08-22 20:27:12
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@7ishimon
かくして前回で歌手になろうという夢が明らかになった訳だが、今回で歌手としての夢をあきらめざるを得なくなるという何か虚しさの漂う話となっている。前回のハンスに続いて夢を断念する虚しさと、現実は一人一人の夢を叶える余裕がないとの無情さは何かロマン劇場らしいような……
2015-08-22 20:31:30
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
といった所。そして次回予告を見ると何やらカール叔父さんも退院して早々工場から解雇されてしまう事態となってしまうそうで、徐々にキリン名曲ロマン劇場らしい虚しさが漂ってきた。1クールなので瞬く間に終盤にさしかかるがどう終わるのだろうか
2015-08-22 20:33:03
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@7ishimon
まず、巴里のイザベルと比較すると流石にそこまでハードな作品ではない。第一次世界大戦敗戦後のドイツを舞台とした作品だが、後半では戦争の影響については殆ど見られなくなる(せいぜい不景気ネタぐらい)。イザベルと違ってこっちは丸く終わった
2015-08-30 00:57:17
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@7ishimon
しかし、それはそれこれはこれであり丸く収まっていく過程の中でも、6割ほどほのぼの、4割ほど切なさと例えた方が良いかもしれない。後半は後半で一難去ってまた一難な展開が多い
2015-08-30 00:58:46
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@7ishimon
そして、イザベルと同じくこの作品も特定の時代を舞台にした群衆の変化を題材とした群衆日常路線というべきか。巴里のイザベルの場合日常が戦乱という状況だが、こちらは一応ほのぼのとした日常。
2015-08-30 01:00:11
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@7ishimon
ただその中で、変わりゆく中で別れ、挫折も経験していく過程が描かれている事も印象的だった。無論ほのぼのとした作風ながら無理解な人の描写も意外と多く、ジュリーもまたほろ苦い挫折を得ながら変わっていく過程が描かれていた。
2015-08-30 01:01:51
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@7ishimon
冒頭の第一次世界大戦の空爆で両親が死ぬ(これが毎回アバンタイトルで流される)ネタに反して、戦時下のハードな雰囲気は薄い。ただ敗戦後を生きる事を暖かく描きつつ、ほろ苦さも共存した作風であり、ふと心に引っかかる味わいがあった。なんだかんだと面白かった
2015-08-30 01:03:50
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@7ishimon
4話までが主にジュリーがクレメント家の一員として落ち着くまでのドラマなら、5話～10話までが不況による失職問題を絡めたクレメント家の家庭問題、11話がインターミッション的なエピソードで12、13話で故郷のチロルへ帰るかどうかの選択が迫られるクライマックスといった所。
2015-08-30 01:08:43
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@7ishimon
とりあえず第7話以降から触れるが、無事退院した父カールが早々ガラス職人の工場からリストラ通告されてしまう。そんな訳で真夜中に飲んだっきり pic.twitter.com/PEWAIDPpuB
2015-08-30 01:09:55
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@7ishimon
父を心配して探すジュリー、タニア、ハーベェー先生が窓ガラス越しに無言の会話と共に父を探す過程～父を発見するまでの演出が面白かった。そして娘に対して今日は特別な日、久しぶりの長い休暇がもらえたから飲んでいたといういい訳がせつない……
2015-08-30 01:12:21
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@7ishimon
そして、父の失職が瞬く間に街の噂になってしまう訳で、居候の身であるジュリーが家族の間では穀つぶしではないかとの主婦達の井戸端での噂話がいやらしい。 pic.twitter.com/CQpe6WOqQM
2015-08-30 01:13:30
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@7ishimon
ここら辺のシーンは主婦達が後ろ姿を向いて洗濯しているカットのみで構成されているまた独特な場面。、ジュリーが洗濯しに彼女の近くへやってきた際に、大きい尻を隣の人にぶつけて当の本人が近くにいると教えるシーンもちょっと主婦らしいなぁと感じる一方で、嫌らしさも与えてくる。
2015-08-30 01:15:39
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@7ishimon
あと自分が居候で迷惑をしていないかと悩むジュリーと並行して、ハーベイ先生ががケティ(クレメント家の御隣さんの未亡人)を父の退院祝いパーティーや、その後の下校時などで口説こうとするシーンが描かれるが、それも失恋に終わってしまう結末が上手くいかない雰囲気を醸し出していたとも。
2015-08-30 01:19:24
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@7ishimon
最も自分が居候だと悩むジュリーが失恋したハーペイ先生を前に気を晴らしてあげようと乗馬に誘い、エンジョイするつれに二人がふっきれるきっかけに繋がる。ここら辺は爽やかだが、父の失職問題については解決していない……。
2015-08-30 01:20:51
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@7ishimon
第8話……父が作ったガラス細工の皿をアランの家で行われるパーティーへ持ちだそうとしたら、うっかり皿を割ってしまい、吹っ切れたジュリーが取り返しのつかない失敗をしてしまったと悩んで家を出ようとしてしまう話。
2015-08-30 01:22:02
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@7ishimon
幸い、パーティーに参加していたガラス細工好きの学者の目に留まり、カールは再びその会社に再雇用されてメデタシメデタシ。割れた皿も結果的にカールが再雇用されるきっかけを作ったから水に流して良いとめでたしなのだが……。
2015-08-30 01:22:56
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
第9話……だが、あくまでその相手を満足させる商品を作る為にカールが再雇用されたにすぎなかったオチであり、質より量を重んじる会社の姿勢に納得できずカールが再び失職してしまう危機が描かれてしまう。
2015-08-30 01:24:06
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
この事態で再び家計が危なくなるとのことと、ジュリーが気にしてしまう不安からカールとジュリー以外の家族が全員アルバイトなり家事なりをこなして家計を支えようと一致団結する訳だが……
2015-08-30 01:25:14
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
これは前回でジュリーが家を出ようとしかけたネタもあるのだろう。だがジュリーが不安にならないように家族が内職して家計を支えようとした事が、一人お客様のように外されてしまいジュリーがやはり自分は厄介者ではないか?という葛藤につながってしまうのは上手くいかない皮肉さが。
2015-08-30 01:26:39
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
最も、家族の面々が働く事情を聞いてからジュリーもまた家族に内緒でパン屋のアルバイトを始め、事情を知らないヨハンがジュリーが自分達の苦労を知らないで遊んでいると指摘した所で、お互いが家族の為に働いていた事と秘密を打ち明けたという結果になる。
2015-08-30 01:29:58
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
この話でカールが吹っ切れて、今の職場から離れる事を決めて本当に自分が作りたいガラス細工を目指して雇用先を探す事となり、父の求職期間を家族の面々、そしてジュリーが支えることでようやくクレセント家の問題は解決する。
2015-08-30 01:31:57