モーニング編集長・島田英二郎氏「出版社の社員にならずに編集者になるにはどうしたらいいのか?」

久々でツイッターのぞいたのですが「出版社の社員にならずに編集者になるにはどうしたらいいのか?」という質問がたくさんきてました。一番わかりやすいのはいわゆる編プロ、「編集プロダクション」に入ることです。「編プロ」については自分で調べてね。
2011-01-06 18:45:10
でも「編プロ」に入るのも倍率はたかいです。大事なのは「どうやったら入れるか」の「どうやって」を自分で考え出すことです。誰も考え出さなかったやり方を自分で考え出すのがいい。
2011-01-06 18:45:20
結局、編集になったあと必要なのもそれだから。誰も考え付かなかったやり方を考え出すのが本質的な仕事になる。もちろんむつかしいんだけど、些細なことでもいいから。
2011-01-06 18:47:55
たとえば今、編集者が自分の担当作品の営業するときは、とりあえず作家さんの手書きポップもって書店まわりしますが、「手書きポップ」ってのを最初に考えた人はやっぱりエライと思う。
2011-01-06 18:48:05
書店まわりってのを編集者がやり始めたのも(少なくとも漫画に関しては)比較的最近だと思うけど、その効果についての議論はさておき、やはり最初にやった人は偉いと思う。
2011-01-06 18:48:19
最近はブログやツイッターの登場で随分事情がかわってきたけど、以前は新しい作家さんにコンタクトとるのは大変でした。そういうときに「え? そんなやりかたあんの!?」って方法で作家さんと会う奴がいて、そういう人も偉いと思う。
2011-01-06 18:48:27
「ふと頭をかすめる」ってことは誰にでもあるけど、それを実行する人はめったにいない。「飲み屋の与太話」は馬鹿にされるけど、ほんとにやったらある意味尊敬されます。笑われるかもしんないけど、笑われるってことは何かやった証拠だからいいんだってば。
2011-01-06 18:48:51
なんにせよあんだけ乱暴なこと書いたのに、編集者やってみたいって言ってくる人がこんだけたのはうれしい話です。「電子書籍」の話がこんだけ盛り上がるのも、電子書籍そのものの魅力もさることながら「編集って商売が門戸開放されるから」ってのも大きいのでは。
2011-01-06 18:49:06
村上龍さんが「G2000」を立ち上げたときも、ご自分の本の電子化だけでなく、ほかの作家さんの作品への編集企画もたくさん語ってました。やっぱり編集って行為は魅力的なんでしょうか。
2011-01-06 18:50:07