天下一振と三日月宗近botまとめ・その1

1589年から1592年まで。順次増やしていく予定です。いちみか要素を含みます。ご注意ください。 まとめ2→【http://togetter.com/li/901894】 まとめ3→【http://togetter.com/li/922214】 まとめ4→【http://togetter.com/li/940269
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ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

三日月宗近だ。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしくたのむ。

2015-08-28 22:00:47
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

永禄の変の際、足利義輝の元より奪われ三好家に渡ったのち、今の豊臣秀吉に献上された。だが、あれはどうにも好かなくてなあ。

2015-08-28 22:05:37
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

刀の身ゆえに仕方のないことだが、奪った者に扱われ、またその家の繁栄のために道具として使われるのは、すぐには割り切れん。

2015-08-28 22:11:07
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

そういえば、俺は近々秀吉から寧々の元に移されるらしいぞ。女人の持ち物であれば、振るわれることは益々あるまい。まあ、天下泰平の世となれば機会がないのは、どこも同じか。

2015-08-31 08:13:42
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

ああ、そうそう。俺たちの世界はな、お前たちの時の流れと違うそうだ。とある規則に乗っ取って、だから季節が同じとは限らない。手がかりはまあ、ぷろふぃーる、に書いてあるんだがな。今後よく、観察しないとわからないだろう。

2015-08-31 23:22:02
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

お前たちに、この規則がわかるか?まあ、爺からの挑戦状と思ってくれ。挑戦状ならば、ふむ、褒美が必要だな…………ああ、見事わかったものには、この爺が何でも言うことを聞いてやろう!刀の身ゆえ、会う、だとか金が欲しい、とかは無理なのは承知して欲しいがな。

2015-08-31 23:25:16

1590年

ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

珍しい。誰か来たようだ。骨喰か?ここへわざわざ来るのは、あやつぐらいなものよ。

2015-09-01 19:00:55
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

ん…………、だが足音が違うな。誰だ?

2015-09-01 19:04:05
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「お初にお目にかかります、私は天下一振。粟田口吉光の手による、唯一の太刀でございます。骨喰がお世話になっているようで、ご挨拶に」「……三日月宗近だ」「お噂は、かねがね。弟共々、よろしくお願いいたします」

2015-09-01 19:05:38
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「こうしてお会いできたのも何かのご縁でしょう。三日月殿、明日弟たちと幾人かで酒宴を開く予定なのですが、もしよければご一緒しませんか?勿論、無理にとは申しませんが」「……気が乗らない。結構だ」「そうですか……残念ですが、それはまたの機会に。では、失礼します」

2015-09-01 19:10:40
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

実直そうな刀だったな。穏やかそうに見えるが、戦を知る目をしている。けれど粟田口か。薬研や骨喰からよく話を聞いていたが、実際会ってみるとなかなか不思議な刀だ。まあ、もう来ることもないだろうが。

2015-09-01 19:15:55
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「兄者から、三日月にだそうだ」「何だ、酒か?」「ああ」「気を使わせてしまったな……翌日あれほどあった酒が消えて、怪談騒ぎになっても知らないぞ?」「今日は秀吉も宴を開いている。酒瓶の10本や20本、わかりはしないだろう」「そうか、それは良い。そういうことなら骨喰、一緒に飲もう」

2015-09-02 22:20:59
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「三日月は、兄者が嫌いか」「なぜ、」「兄者の話になると、あまりいい顔をしないだろう」「はは、鋭いな……まあ、そうだなあ。思うところがないわけでもない。ああ、良い刀だとは思うぞ。忠義にあふれ、実直で自信もある。刀としては申し分ない」

2015-09-02 22:35:36
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「けれどなあ、その分我が身が悔やまれるというか、言ってしまえば、ただの醜い未練だな」「三日月、」「ああ、そんなに暗くなるな。折角の酒の席だ。楽しい話をしよう」「……ああ」

2015-09-02 22:40:44
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「楽しかった。天下一振にも、礼を言っておいてくれ」「ああ、わかった。……なあ、三日月」「何だ?」「いかに実直そうに見えても、兄者は藤四郎を束ねる長兄だ。それなりに腹芸もできる。余計なことを考えていると、あっという間に捕まるぞ」「……なぜ、」

2015-09-02 23:20:55
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「兄者は、間違いなく三日月を気に入っている」「はは、怖いな。気を付けておこう」「……まあ、俺はそれもいいと思うが」「骨喰?」「いい、余計なことを言った。三日月、失礼する」

2015-09-02 23:25:36
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

……行ってしまった。しかし骨喰のことだ。先程の言葉にも、なにか意味があるのだろう。しばらく、用心するか。

2015-09-02 23:30:46
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「三日月殿、ただいま淀城から帰還いたしました」「なぜ、わざわざ俺に」「ささやかですが、土産をお持ちしたので。道中、露草が咲いておりました。もうすぐ寒くなるので、見ごろも終いでしょう」「ああ、」「どうかいたしましたか?」「いや、頂戴する」

2015-09-04 13:30:40
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「他になにか用は」「ああ、それともう一つ。近々三日月殿の所有が、主の元から北政所殿へ正式に移されるそうです。今後、主の佩刀としてお会いすることも増えるでしょう」「……そうか。わかった」

2015-09-04 13:35:37
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

「三日月殿は、私がお嫌いですかな?」「……いや、俺の問題だ。気を悪くさせたのなら謝ろう」「いえ、そういうわけでは。私としては是非、仲良くさせていただきたいと思っております」「……」「三日月殿?」「ああ、そうだな、すまなかった。よろしくたのむ」

2015-09-04 13:40:37
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

………骨喰はああ言ったが、俺も意固地になりすぎていたところはあるだろう。天下一振が特に何かをしたわけでもあるまい。しかもこんな爺のところにわざわざやってくるぐらいだ。少しは仲良くせねば、な。

2015-09-04 13:50:37
ふたりのいちみかbot(跡地) @ichimika_bot

ああ、寧々の元に移されるか。それも成り行きならば、仕方ないのだろう。

2015-09-04 13:55:37
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