いや、一応主役メカのトッタルニャンは戦ってはいるのだが”弱い”という二文字に尽きてしまう。だから戦ってもあんまり活躍できず、そこからの逆転としてゾロメカなり愛の鞭なりがない訳で、悪玉が勝手に自滅して敗れるパターンが多く善玉が勝つという意味でのカタルシスは乏しい。
2015-09-06 18:40:53ここら辺、ふととある方のTL文を引用すると「玩具セールスまでひっくるめたエンターテイメント」としてロボットアニメの概念があるという訳であり、きらめきマンをみると玩具セールスとしては落第点なのもいいところだと思う(汗)
2015-09-06 18:45:14@koiuds それは確かにありますねー。一応見て笑ってましたが今見ると同時に古さは否めなかったなぁ……というのはあったのかもしれませんね
2015-09-06 18:45:51ただしかし、きらめきマンは当時玩具が発売されなかったという事情がある。一応ユニファイブからきらめきマンと花の刑事トリオのミニフィギュアは発売されていたのだが、トッタルニャンやトッタルブクロウ、ワンダーブルなどは現在に至るまで一切立体化されていない。
2015-09-06 18:46:38元々、玩具を発売する予定があったそうだがきらめきマンはシリーズの復活と鳴り物入りでありながら、当時玩具メーカーがスポンサーに参加していなかったという事態に見舞われてしまったらしい。つまり作り手側は玩具を出したかったのだが、メーカーが賛同してくれなかったという悲運だった。
2015-09-06 18:47:53またフジテレビからテレビ東京へのキー局変更は時代を考えると仕方ないとして、当時の掲載雑誌もそれまでタイムボカンシリーズと縁があったてれびくんから、無縁だったテレビマガシンへ移籍していたり、一応バンプレはスポンサーだったが立体玩具を発売するめどが最後まで立たなかったり……
2015-09-06 18:49:01周囲の環境は昭和シリーズの縁はなんだったのかと思わせるほど恵まれていなかった。ただそれ以上に「GEAR戦士電童が放送されるまでのつなぎ」としてきらめきマンが生まれてしまったという事情がシリーズ復活の意気込みに関して皮肉な背景と言わざるを得ない。
2015-09-06 18:49:55つまり、2クールきっちしで延長は最初からないと決められていたらしい。小山氏もきらめきマンの終了に関して、「9回裏までやり遂げたというより、5回表ぐらいで雨で試合が中止になってしまった」と不完全燃焼だったというコメントを残されていたが、分からなくもない……。
2015-09-06 18:51:13玩具はどう足掻いても出ないという事情から、きらめきマンのメカ戦で主役をアピールする機会が乏しくなってしまった原因につながったのではないだろうかと。またどう足掻いても2クールで終わると決まっていた宿命もどうしてもシリーズのモチベーションを委縮させてしまった足枷になったのかもしれない
2015-09-06 18:53:17そういう意味では、放送コードに引っ掛かる、玩具メーカーがスポンサーになってくれない、最初から穴埋めの2クールの3拍子がきらめきマンにとっては逆風になってしまったという。そういう意味では気の毒な作品だったような気がしなくもない。
2015-09-06 18:54:31と、ここまでちょっと辛口に書いてしまったがシリーズの変化点としてポイントも述べたい。きらめきマンの大きな変化天とすれば”女性が1号、男性が2号”という試みに代表される女性の描き方の変化だと思いつつ。
2015-09-06 18:56:27この背景は笹川監督曰く、今の時代は女性が強くなってきているからということで、男1号、女2号の発想をあえて崩したとの事らしい。どうでもいいが、もうしばらく昭和タイムボカンシリーズが続いていたら、時代の男女雇用機会均等法の存在もあって、昭和にきらめきマンのコンセプトが生まれていたかも
2015-09-06 18:57:46ここら辺でイタダキマンに続いて、きらめきマンのキャラクターの描き方はそれまでのヒーロー像を破るものとして描かれている。特に1号リップは川上とも子さんの演技が抜群に合う萌え指数の高いヒロインだ。決め台詞の「よろしくニャン♪」 pic.twitter.com/D0aB4SfwRl
2015-09-06 19:02:35いや、この子は本当に可愛い。普段のリップもボクっ子属性だが、そこはウテナを演じられた川上さんならではのキャラに仕上がっている。タイムボカンシリーズで萌えどころとしては特に指数が高い。とも蔵さまさまと言わざるを得ない。 pic.twitter.com/BBoMiLont7
2015-09-06 19:04:03また、お色気関係は放送コードの規制があると描いたものの、リップちゃんに関しては結構積極的にサービスシーンを見せており、ある意味ルージュよりサービス要員としての役割が強いかもしれない。 pic.twitter.com/dNE8mABllt
2015-09-06 19:07:53何気ないシーンだが、きらめきマンのスーツがヤッターマンと違いボディラインが良く分かる感じのデザインになっているので……お尻のラインが良く出ているカットが異様に多い。普段のシーンでも結構そういうラインが出ている作画があるので、そこは地味にサービス要員としての役目を果たしている
2015-09-06 19:09:08またシリーズの変身シーンでも、アキハバラ電脳組のパタpi変身シーンを彷彿させるような描かれ方であり、シリーズの中でこの観点だと色気は最も出ていると思う。一応3話でアンダースーツを着用していることが判明するがそれでもドキドキする pic.twitter.com/1MMUD6smFx
2015-09-06 19:11:27一方三悪のルージュさんだが……彼女は美しいという表現より、可愛いという表現の方が良く似合いそうなほど若く描かれている。小原さんが演じている事に代わりはないが正直10代でも通るような可愛さである。多分女子高生にコスプレしても違和感ない人 pic.twitter.com/1EozYYk2bN
2015-09-06 19:11:55また、彼女も彼女で普段着の露出度が高い。地味にニーハイソックスを彷彿させるブーツはポイント高いアイテムだと思う。 pic.twitter.com/ba7MVKrbXK
2015-09-06 19:12:40ちなみに従来の1号の男性だったパフは2号として控えめな性格になっており、ヤットデタマンのワタルを彷彿させる草食系男子といったキャラクターだ。 pic.twitter.com/iVgmRktGi1
2015-09-06 19:13:28ただ、ヘタレというよりも彼は元々リップの子孫であって、リップに対して御先祖様として頭が上がらない点や、普段家のお手伝いとして居候しているといった感じで下手に出ているキャラクターなのも納得が出来る事情がある。また年上の理知的な人物としてなだめ役のキャラの色が強い事はあるのかも。
2015-09-06 19:15:52そういう観点では、きらめきマンはお色気路線に代わって、女の可愛らしさが出ているのは他のシリーズにはあんまり見られない所かもしれない。なんというか10代の若さが漂っているような
2015-09-06 19:17:07第1・2話……なのだが、最初だけ統一することにする。第1話ではきらめきマンが颯爽と現れて予告状で指定した品を盗んで去っていく活躍が描かれる。ここら辺は最初からヒーローが既に存在していたように描くゼンダマンやオタスケマンの世界と通じる暗黙の了解っぽい描写だ
2015-09-06 19:18:27ただ、第2話できらめきマン誕生の経緯について回想で触れられるという展開でありタイムボカンシリーズではちょっと珍しい流れになっているかもしれない。ただ2話で正体を明かす割には1話でリップとパフがきらめきマンだってナレーションでネタバレをしてしまっているのはちょっと残念
2015-09-06 19:19:48