ボカロ曲「Chaining Intention(feat.初音ミク)/Treow」のイントロ部分を音楽理論でガチ分析
間違い。2つ前のコードのこと言ってしまってる
@motcho_tw わかりました。では原曲を尊重します。確かに#5が、入ってくると、綺麗にⅣのコードに進みますよね。
2015-09-15 00:23:19でも会話成立してる。謎!
まず、分析に大切なのは、かっこいいと自分が思うサウンドを如何にパクるか、ということです。ですから、お手持ちの音楽理論の本に書いてないコード進行であっても、それを間違えや例外と解釈するのではなくて、如何に自分で使えるように考えるか、ということが一番大事です。
2015-09-15 00:25:09理論の側に、実際の音楽を合わせるようなことはあってはいけません。そんなことをするなら、一生教科書を読んでいれば良いわけですから。
2015-09-15 00:25:55しかし、全てがよくわからないままでは、自分が使うのも難しいでしょう。だから、どこかに自分のしっている構造と同じものをみつけて、そして関連付けます。
2015-09-15 00:27:02それが、キーであったり、スケールであったり、もしくは他の曲でよく見られるコード進行ということになります。
2015-09-15 00:27:38さて課題曲は、F#m、もしくはAメジャーキーの調号の曲と考えると、メロディーラインが綺麗にはまることがわかります。ですから、ここを核に考えていきましょう。すくなくともメロディーは、ある種の調性の内側に収まっている、ということです。 pic.twitter.com/MOYwdWiWdK
2015-09-15 00:29:49音楽において、メロディーは何よりも支配的です。ですから、メロディーラインがある種の調性をもっていると、それ以外の部分がトリッキーでも、私たちは音楽にまとまりを感じることができます。
2015-09-15 00:30:41こういった、メロディーラインに調性があって、しかしコードが不思議な動きをする、というのはブラックコンテンポラリーに多くあります。
2015-09-15 00:31:17bⅦ #11というのはこのコードです。メロディーが丁度#11ですね。 pic.twitter.com/OAais7CFfa
2015-09-15 00:34:26※ハッシュタグ機能に邪魔されているが、「bⅦ#11」ということ。音でいうとG B D C#
このコードは半音下がって次のⅥm系のコードに進みます。つまり、ベースラインが7b 6と進みます。この、bⅦ上にできるコードは、Ⅲ7の代理系のコードです。つまり、Ⅲ7 Ⅵmといくかわりに、bⅦ Ⅵmと進むコード進行がよくあります。
2015-09-15 00:36:29どのコードもしっかりとルートとサードの音が入っていますよね。ベースもルートになっています。ただ、フワーっとしているのは、ボイシングにあります。
2015-09-15 00:41:12ボイシング:音の縦の配置。ドミソでいうと下からドミソと鳴らすかソミドと鳴らすかドドソドミと鳴らすかということ。
例えば最初のコードは、ルート、9th 3rdというふうに、5thがなく、さらに7thを飛ばして、9thが存在しますし、ルートとサードの距離がめちゃくちゃあいています。 pic.twitter.com/N2VSBN1eHg
2015-09-15 00:43:37普通ルートとサードは近くにあるものだと思っていますから、逆に離すことで、不思議な感覚を引き出すことができるわけです。
2015-09-15 00:44:33例えば、F C G E Bとおすと、どんなハーモニーに聞こえますか?不思議なサウンドですが、明らかにFM#11の構成音を持っています。つまり、配置を変えることで、サウンドを不思議にできるということです。
2015-09-15 00:46:07この曲で使われるコードは、全体を通して、ルートとサードが遠く、そして5thや7thが欠けているにもかかわらず、11や13が含まれています。それゆえ、サウンドが曖昧になっています。
2015-09-15 00:47:37