「津田敏秀氏が福島で甲状腺がん多発の論文を公表予定」との韓国発ニュースから始まった議論

火元はRecord Chinaのニュース記事です。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000017-rcdc-cn 津田氏の論文が正式公表されたら情報を追加する予定です。
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二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@parasite2006 @hseino1 で、「事故を起こした原発の周辺地域の被ばく線量から,およその予測がん発生数(発生率)を地域ごとに計算するというような試みも,情報公開の一つの試みとして検討されてもよいのではないだろうか.」と津田氏は提案されています。

2015-09-20 06:38:16
nao @parasite2006

@drsteppenwolf @hseino1 ご紹介有難うございます。0-5歳児の白血病の話bit.ly/1F8O72N はチェルノブイリ事故後のウクライナの話ですね(論文は2010年に出ていて無料で読めますbit.ly/1F8O7zV

2015-09-20 09:57:06

(この論文にどんなことが書いてあるかは第2部で詳しく検討します↓)

nao @parasite2006

@drsteppenwolf @hseino1 この論文bit.ly/1F8O7zV についてはmiakiza20100906 さんによるまとめが2件あってbit.ly/1TmWxqQ bit.ly/1F8OElp 1件目が内容紹介

2015-09-20 10:09:40
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@parasite2006 白血病に関しては、その論文を引用していますね。甲状腺癌の量反応関係に関しては、この論文(無料)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21406336 を引用しています。 @hseino1

2015-09-20 10:08:17

(↑こちらの論文は米国とウクライナの共同研究です↓)

リンク www.ncbi.nlm.nih.gov I-131 dose response for incident thyroid cancers in Ukraine related to the Chornobyl accident. - PubMed - NCBI Environ Health Perspect. 2011 Jul;119(7):933-9. doi: 10.1289/ehp.1002674. Epub 2011 Mar 17. Research Support, N.I.H., Extramural; Research Support, N.I.H., Intramural; Research Support, U.S. Gov't, Non-P.H.S.
nao @parasite2006

@drsteppenwolf やはりこの論文でしたか。読んでみると被曝線量は赤色骨髄で計算、計算対象期間はチェルノブイリ事故の発生から血液学者による白血病の診断が確定した日まで(従って症例ごとに違う。対照の場合は症例と同じ日に揃える)。診断確定時の年齢は白血病の種類によっても違う

2015-09-20 10:46:53
nao @parasite2006

うーん、このチェルノブイリ事故後の小児(事故時0-5歳)の白血病の論文bit.ly/1F8O7zV 改めて読んだら線量は全身でなくて赤色骨髄の線量(白血病の論文だから当然)、事故発生から白血病診断確定までの累積線量。赤色骨髄線量10 mGyて全身ならどのくらい?

2015-09-20 11:37:03
nao @parasite2006

@parasite2006 ああそうか、この論文bit.ly/1F8O7zV よく読んだらチェルノブイリ事故時0-5歳で、1987-1997年に白血病と診断されたウクライナのこどもが対象だから、事故から白血病診断確定までの期間は最長でも11年か。

2015-09-20 11:46:29
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@parasite2006 甲状腺癌の量反応関係図 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… に、福島の I-131 thyroid doseを当てはめると、地域ごとに計算しても予測がん発生数はベースラインになってしまいます。 pic.twitter.com/OdoPGaNhl8

2015-09-20 10:58:21
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nao @parasite2006

@drsteppenwolf グラフの縦軸はRR(相対危険度)ですから、横軸の甲状腺等価線量が0.5 Gyぐらいないと危険度が甲状腺等価線量ゼロの時の2倍に上がらない。1.usa.gov/1ipwrVJ WHO推計値ですら浪江町の1歳に100mSvがいるかいないかの福島

2015-09-20 11:20:01

WHOによる福島第一原発事故の線量影響評価報告書を見直すと、甲状腺等価線量(事故後1年間)の推定最大値は浪江町1歳児の122 mSv、その次が飯舘村1歳児の73 mSvでした。これは推定値であって、しかも過小評価を避けるために現実にはあり得ないような非常に厳しい条件を仮定して算出した値であることを知った上で見る必要があります。

nao @parasite2006

前リツイート。WHOの健康影響評価(2013年公表の最終版)はこのファイルbit.ly/1gsI1M4 地域別年齢別の甲状腺等価線量の評価ならp.43の表6。事故後最初の1年間の1歳児の甲状腺等価線量が50 mSvを越えるのは浪江町と飯舘村だけ

2014-12-07 11:35:16
nao @parasite2006

WHOの健康影響評価は事故後半年間のデータを使い、「絶対に過小評価にならないこと」を最優先して実際にはあり得ない条件(1歳児が24時間屋外にいる、事故後の測定で最も汚染された地元産食品ばかりを食べ続けた、避難区域住民はもとの居住地に4カ月間とどまった等)を仮定して推計値を出した

2014-12-07 11:42:25
mizuki_kanna07409♥ @kanna07409

WHO 浪江町の1歳児 甲状腺がん発生の生涯寄与リスクは 0.054 だろ。1000人あたり5人 知ってるわ。 つうか、浪江町に1歳児1000人いないけどぬ。

2015-09-21 12:58:44
運㍍㍍小次郎@不織布マスク・手洗い推奨厨 @hseino1

@parasite2006 @drsteppenwolf ありがとうございます。津田氏の論調は「多発」「増加し続け」が過大表現のような気はするものの、データに基づいてリスク評価をすべき、という極普通のもののようですね。一般向けと専門家向けで論調を使い分けているのでしょうか。(続く

2015-09-20 18:03:09

(↑一般向けと専門家向けで言うことが違う人としては、たとえば次のような例があげられます↓)

運㍍㍍小次郎@不織布マスク・手洗い推奨厨 @hseino1

@parasite2006 @drsteppenwolf 承前)放射線障害と甲状腺疾患の特集号は買ってみようかと思います。白血病の疫学に関するまとめのご提示もありがとうございました。勉強してみます。了

2015-09-20 18:06:37
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@hseino1 査読がありますから、危険煽りは自ずと抑制されます。@parasite2006

2015-09-20 19:16:51
nao @parasite2006

@drsteppenwolf @hseino1 その意味でも津田氏の今度の論文がどこの雑誌に掲載されるかに注目です。

2015-09-20 19:22:05

(津田氏の論文が公表されたら比較して読んでみたい論文)

二十人のろの夢 @drsteppenwolf

この論文、なかなか良い。公開すべきだ。 「放射線被ばくの甲状腺への影響について - 福島第一原発事故後とチェルノブイリ原発事故後の甲状腺がん発生について -」 西美和 広島赤十字・原爆病院小児科 小児保健研究 74(1): 47-54, 2015.

2015-09-20 20:24:06
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