ハートネット TV「命の選別を繰り返さないために」

戦後 70年 障害者と戦争 ナチスから迫害された障害者たち 第3回 命の選別を繰り返さないために (2015年 9月 15日 放送)
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seki_yo @seki_yo

両者に 共通してるのは 生きる 価値がない、生きる 権利がないと されたことです。 つまり 障害のある 人と 障害のない 人では、人としての 価値が 違うという 考え方です。(ライさん)

2015-09-24 22:33:26
seki_yo @seki_yo

2010年、ドイツ精神医学精神療法神経学会 総会 フランク・シュナイダーさん

2015-09-24 22:34:54
seki_yo @seki_yo

私たち 精神科医は ナチス時代に 人間を 侮蔑し、自分たちを 信頼していた 患者や 家族を 裏切り、強制的に 断種手術を 行ない、そして 自ら 殺害もしました。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:36:49
seki_yo @seki_yo

患者 一人ひとりに 向き合うことを やめ、むしろ 社会全体を 患者の 世話から 解放すること、民族にとって よい 遺伝子を 残すこと、最終的には 人類を 苦悩から 解放することこそが 医学の 進歩としていました。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:39:30
seki_yo @seki_yo

あるいは 強制断種することに 対して、あくまで 医学的な 立場で やっているという 意識でしかありませんでした。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:40:44
seki_yo @seki_yo

その 意識が まちがっているのは 今日では 明らかです。 彼らには 率先しているという 感覚は ありませんでしたが、やらされていたわけではなく、自ら 行為を 行なった 加害者だったのです。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:43:09
seki_yo @seki_yo

なぜ ここまで 沈黙を 守ってきたのか、そこには 疑問が あったのですが ? (藤井さん)

2015-09-24 22:44:36
seki_yo @seki_yo

変化を 起こすには 何世代も かかりました。 ドイツは ヒエラルキーが はっきりしていて、医学の 世界でも 師弟関係があります。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:46:24
seki_yo @seki_yo

博学であると 尊敬している 自分の 恩師が 不正をしたと 聞いても、その 事実を 正しく 受け取るのは 非常に 難しいと 思います。 これには 時間が かかりました。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:48:06
seki_yo @seki_yo

ドイツの 精神医学会が 沈黙を 破るまでに 70年 かかったことを 恥ずべきことだと 受け止めています。(シュナイダーさん)

2015-09-24 22:50:20
seki_yo @seki_yo

インタビュー 歴史家 ハートムート・メールスさん

2015-09-24 22:51:06
seki_yo @seki_yo

私は 大変 厳しい いい方を するんだけれども、T4計画の 前夜ですね、盲人の 役割というのが あった 気がするんですが、それは メールスさん、どんなふうに お考えになりますか ? (藤井さん)

2015-09-24 22:53:17
seki_yo @seki_yo

当時、視覚障害者たちは T4作戦について ほとんど 何も 知りませんでした。 実は T4作戦は 視覚障害者に 対しては 影響が あまり なかったのです。(メールスさん)

2015-09-24 22:55:33
seki_yo @seki_yo

当時は 他の 障害者たちとの 団結というものは まったく ありませんでしたし、それどころか、視覚障害者や その 団体は かなり 早い 時期から ナチスに 傾倒していたのです。(メールスさん)

2015-09-24 22:58:16
seki_yo @seki_yo

ナチス政権は、障害があっても 国家のために 働ける 人には 仕事を 割り当て 優遇、労働という わかりやすい 物差しで 障害者を 分断した。

2015-09-24 23:03:24
seki_yo @seki_yo

すべての 障害者団体を 統制下においた ナチス政権、同時に 人種による 分断も 行なった。

2015-09-24 23:06:16
seki_yo @seki_yo

1934年に 作られた 聾者団体の 規約より「会員は 純粋な アーリア人種に 限る」

2015-09-24 23:07:56
seki_yo @seki_yo

障害者にも 愛国心教育が 徹底され、ナチスに 傾倒する 人も 多く いた。 障害のある ユダヤ人を 告発し、積極的に ナチスに 差し出すことも あったという。

2015-09-24 23:09:47
seki_yo @seki_yo

インタビュー ユダヤ人聾者に 詳しい 歴史家 マーク・ザウロフさん

2015-09-24 23:10:53
seki_yo @seki_yo

ホロコーストといっても、耳の 聞こえる 人と 聞こえない 人では 違いが あります。 アウシュビッツに 送られた ユダヤ人は、労働できる 人と できない 人に 分けられ、働けない 人は すぐに 殺されました。(ザウロフさん)

2015-09-24 23:13:27
seki_yo @seki_yo

手話で 聾者だと バレて 殺されることも 多く ありました。 聾者であることが すぐ 死に つながっていたのです。(ザウロフさん)

2015-09-24 23:15:08
seki_yo @seki_yo

民衆が 見過ごしている 間に 進んだ 障害者の 断種、殺害 そして ユダヤ人の 大虐殺。

2015-09-24 23:23:23
seki_yo @seki_yo

それは 際限なく エスカレートしていくことの 怖さを 知ったわけで、人間の 感覚の 鈍麻と いいますか、これが 起こってくる。(藤井さん)

2015-09-24 23:25:06
seki_yo @seki_yo

やはり 私は 前兆の 段階で 止めるということ、もっというと 私たちは 日常生活の 中に、そうした 障害を 持った 人への 差別、偏見というのは、もしかしたら そういう 戦争の 小さな 小さな 種かもわからない。(藤井さん)

2015-09-24 23:28:10
seki_yo @seki_yo

このへんから 問題点を 察知する 力を やはり 磨くということも 大事じゃないかなと。(藤井さん)

2015-09-24 23:29:23