ウィリアム・ジェイムズ『宗教的経験の諸相』読書メモ集

ウィリアム・ジェイムズ『宗教的経験の諸相』(上下巻、岩波文庫、枡田啓三郎訳、1970)の読書メモをまとめました。The Varieties of Religious Experience, 1901-1902.
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荒木優太 @arishima_takeo

まことに私たちはみんな、結局は、自分で自分をどうすることもできないそのような失敗者なのである。byジェイムズ『宗教的経験の諸相』第二講

2015-09-23 11:40:06
荒木優太 @arishima_takeo

「失敗、また失敗! 世界は、機会あるごとに、そういう印象を私たちに与えるのである」(ジェイムズ『宗教的経験の諸相』)。わかる。

2015-09-23 11:41:35
荒木優太 @arishima_takeo

ジェイムズ『宗教的経験の諸相』上巻読了。引用ばかりで何が面白いのかよく分からない。表紙に「科学的な方法による宗教心理学の最初の労作」とあるが、これって科学的っていうのか…? ちなみに、ジェームズ・ガンはこれ読んで『スーパー!』作ったらしいよ。『スーパー!』は素晴らしい。

2015-09-23 11:46:59
荒木優太 @arishima_takeo

自分の使っている道具の不完全さを認め、自分の観察したものを論ずるのに、その道具が不完全なことを勘定に入れて考える人の方が、自分の使っている道具は決して誤ることがないと主張する人よりも、真理を獲得すべきはるかに優位な立場にあるのである。byジェイムズ『宗教的経験の諸相』

2015-09-23 15:36:27
荒木優太 @arishima_takeo

@arishima_takeo ドギマギってマドマギみたいだな(⇦懐かしい)。

2015-09-24 09:28:07
荒木優太 @arishima_takeo

宗教的に解釈された世界は、唯物論的な世界を言いかえただけのものではない。それは呼び名の変更以上に、唯物論的な世界がもっているものとは或る点で違った自然的構造をもっているに相違ない。byジェイムズ『宗教的経験の諸相』第20講

2015-09-25 10:48:30
荒木優太 @arishima_takeo

祈りによって、ほかのどんな方法によっても実現されない事柄が実現するのだ、と宗教は主張する。すなわち、祈ることがなければ閉ざされているエネルギーが、祈りによって解放されて、客観的にせよ主観的にせよ、現実世界のどこかの部分で働くのである。byジェイムズ『宗教的経験の諸相』第19講

2015-09-25 10:57:02
荒木優太 @arishima_takeo

ジェイムズ『宗教的経験の諸相』下巻読了。280頁でパースが出てきて、「プラグマティックな宗教観」が論じられるあたりでやっと読み応えがある文章に出会えた気がする。272頁の無秩序=目的論的思考が作り出したもの説って、ベルクソン『進化』で既視感あるんだけど、流行ってんのか?

2015-09-25 11:30:11
荒木優太 @arishima_takeo

それにしてもベルクソンが『諸相』を褒める手紙を1903年1月に送ってるらしいが、もしかして『諸相』って『宗教と道徳の二源泉』に影響与えてたりするのか? あと、『プラグマティズム』の序文も寄せてるらしいことも初めて知った。「ベルクソニスムとプラグマティズム」的な論文、希望。

2015-09-25 11:31:50