【創作】とある手記を巡る、話【リプライ】

随時更新予定。 神こと月水面さんと駄犬こと山田の、リプライで織り成す《とある手記を巡る話》です。視点は互いにころころかわっていますが、一ツイートで一人だけの視点です。 打ち合わせもなにもなく、なぐりあうようなお話をお楽しみください。
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詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「どうも」背の高い方だ。こんなところでもどこか上品さを感じる。「歴史学者の真似事のような…そんなことをしているものです」

2015-09-30 23:35:12
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「ほう」目が細くなるのは興味あるから、だな。「私も同じようなものです。古事、民謡……様々な言い伝え。そんなものがどうにも好きでしてね」よろしく、と言いながら握手したのを見て、私は思った。これ、食欲わくような会話はないぞー、と。

2015-09-30 23:40:49
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo ほう、ほうほうほう。これはなかなか…良い隣人に出会えた、か?「ゆっくりお話でもしましょうか」お嬢さんには多分退屈だろうけど。

2015-09-30 23:46:37
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 宿の料理はまずまず。ううん、こんなとこにある宿なら上等だよ!「この手記の持ち主か……確かにこの辺りの人物ではあったようですが……」スープの中のジャガイモ美味しい!ああ、明日には形が無くなってとろけるような……それも楽しみ!「手掛かりがあればお知らしましょう」

2015-09-30 23:53:19
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo めちゃくちゃ美味しそうに食べている。食事はまあまあといったところか。「ありがとうございます。…普通の保存方法ならここまでひどくはならないはずですが…。管理が悪かったんでしょう。情報が限られていまして」

2015-09-30 23:57:02
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「かなり規模の大きい競り合いもあったようですからね」パンもここで焼いてるのかな?「混乱に紛れて、誰かが持ち出し……金目のものではないとわかったのでしょう。識字率も今ほど高くはありませんでしたから」ワインは……イマイチ、かな。

2015-10-01 00:05:19
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo たかが手記、されど手記か。ワインは断る。すぐ酔ってしまうのだ。「誰かにとっては財宝ですが、誰かにとってはただの紙切れ…。私に回ってきたのは幸運でした」

2015-10-01 00:07:32
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 うーん。どうして食事中にホラーな日記なんて読む気になるんだろ。わかんないなぁ。「この手記を如何なさるおつもりですか。書いた主を知ってどうなさるんです」ん?なんか楽しそう?

2015-10-01 00:13:17
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「知的好奇心」オカルトじみてはいるが、笑われないだろうか。「私はこの手記に、この土地に呼ばれたーーそう思っています。私じゃなくても良かったかもしれない。だが、最終的に手記は私を旅の友に選んだ…と」

2015-10-01 00:16:28
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「呼ばれた、ですか。我々学者も、まあそうなんでしょうね。だからこうして、あなたに……この手記に出会った。」あー、美味しかった。「そんな話は一切伝わらないこの手記……」女将さんが厚意で出してくれた焼き菓子と紅茶を頂く。あぁ……幸せ……

2015-10-01 00:25:56
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 流通はしっかりしているのか、紅茶がでてきた。おお、これは。「男か女か、大人か子供かーーいえ大人ではあるでしょうが。誰かが手記に何かを隠しているような気がしてならないのです」

2015-10-01 21:51:41
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 なにが楽しいんだか!窓の外を見ると、鬱蒼とした森があって……今の話を聞いてたから、怖い!「走り書き、震えた手で書いている……追い詰められていた……」うーん。部屋に戻ろうかな……

2015-10-02 00:20:27
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「恐怖…でしょうかね。逃げられずに仕方なく書き残したか、命をかけて書き残すほどに大切なものか……おや」女性がそっと席を立った。やはり退屈だったのだろう。

2015-10-02 00:23:07
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 あーもー。後は学者サマ同士ご自由にどうぞ……とは言えないから適当に挨拶を済ませて部屋に戻る。自由な女で、なんて謝る夫の声が聞こえた。

2015-10-02 00:33:49
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 女性にはあまり面白くなかったかもしれない。悲しい哉、学者はのめり込むと周りが見えない。「すみませんね、夫婦水入らずをお邪魔してしまって」

2015-10-02 00:43:12
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「いや、お気になさらないで下さい」そもそも、こういう旅であることを知った上で付いて来たのだ。「さて」この手記を目にした時から思っていた。本物か、それとも……当時流行していた作り話……“ネタ”というものなのか。どちらにしても興味はある。

2015-10-02 00:49:44
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 彼は真剣な面持ちで手記を眺めた。一応解読したところはあるが…これで偽物では?と言われたら穴を掘って入りたくなる。「…どう、ですかね。なにかご存知の箇所はありますか?」

2015-10-02 00:53:11
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 どこかおどおどするような男を見ながら、私は返す言葉を探した。「女の感情とは、男には理解できぬもの。声の主は女。それも春をひさぐ……」手記からの推測ではあるが、これはまず間違いない。

2015-10-02 00:58:45
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「声の、主…?」文字の羅列から何かを感じた?それとも共感覚だったか、音を聞いて味を感じるようなアレだろうか。わずか数十のページから何を悟ったか。私は、この土地になにかーー忌まわしい過去があるとしか分からなかった。

2015-10-02 01:03:03
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「ここ、読めますか?」僅かに残る、汚れていないページを見せる。「ええと……娼婦、アラベラ。この二つの単語が繰り返されているんです。そして女神という単語。土着信仰かもしれません……憶測ですが」言って男をちらりと見遣る。

2015-10-02 01:08:15
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo そう、それは気になっていた。娼婦ーー。それはそのままの意味とは思うが…。でも狂信的までに彼女は紙面に現れるので、何かの代理的な単語か?「なんでしょう」

2015-10-02 12:33:11
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「売春は、巫女が始めたものだと言います。巫女が崇拝、信仰の対象になる事もある」手記の主が彼女を崇拝の対象としていたとしたら、こんなところだろう。「手記の主は一種のトランス状態になり、彼女の声を……聞いた」憶測に過ぎませんよ、とは付け加えておく。

2015-10-02 15:40:49
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「巫女を娼婦呼びとはまあ…手記の主もなんといいますか…」かんなぎはいわゆる神の使いだから、大胆なである。「…トランスですか。ただの手記の主の妄想ならともかく、オカルトで考えればアラベラは…まだ《いる》という可能性も?」

2015-10-02 16:19:25
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「まあ口の悪い者はどこにでもおりますよ」男は何とも言いがたい表情を浮かべている。オカルト、か。「うーん、いる、のかもしれませんね」と、笑ってみせる。神や物の怪といった類は、誰かがそれを信じていれば《いる》のだ。逆に誰も存在を信じなければ《いない》事になる。

2015-10-02 22:06:28
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo "巫女"ないし"娼婦"アラベラがまだここにいるとしたら…?考えても栓なきこと、か。なんとなく自分の土地とは違う気にあてられてるんだろう。「いたらいたで、恐ろしいですけどね。ここまで狂信的に書かれていると、彼女がただの人間じゃなさそうで」

2015-10-02 22:11:56
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