『検証・御嶽山噴火』信濃毎日新聞社 読書メモ

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

血を流す男性がいた。「助けに来るから待ってろ」と声を掛けた。はいつくばって斜面を登ろうとしている女性の姿も目にした」同書89ページ

2015-10-04 16:36:20
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「救助隊は木曽町の黒沢口と、王滝村の王滝口の2登山道に午前5時半に集合する手はずだった。 一部の王滝口到着が遅れた。 午前9時56分、黒沢口より2時間以上遅れて王滝口からの救助隊が入山した」 同書98ページ

2015-10-04 16:48:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「DMATの医師1人に同行してほしい。(山頂で)トリアージをしてほしい」 「「救助隊員の無線からも「医者を下ろせ」という声が響き始めた。これ以上は「迷惑を掛ける。」上條さんは正午ごろ、下山を始めた。黒タグを付けたのは約10人と記憶する」 同書98-100ページ

2015-10-04 17:01:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「DMATと救助隊の安全基準は異なるのに、最前線で活動できると誤解されてしまう」 同書101ページ

2015-10-04 17:02:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(医師の数が限られているなら、山頂でのトリアージよりも麓の病院での治療が優先するかもしれない)

2015-10-04 17:03:54
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「28日は、ヘリの搬送で17人、登山道を運んで7人の計24人を救助した」 29日の記載なし 30日の救助活動は火山性微動のため中止 「1日 心肺停止状態の登山者35人を収容した」 同書103-104ページ

2015-10-04 17:09:52
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(地元の案内人や火山専門家は同行させなかったけど、医師だけは頼んで来てもらったのね。というよりむしろ、28日正午をもってして、部外者をひとりも山頂に上げない規則をつくったのだろう。上條医師は、規則ができる前の混乱期に山頂に行けたということだろう)

2015-10-04 17:24:16
早川由紀夫 @HayakawaYukio

28日の救助隊は、火山を良く知らなくて必要以上に脅えていた。ガスマスクや防火衣や安全靴などの重装備を見るとそう思う。噴火は、27日のうちに収まっていた。そのことは即時に把握できてた。 「御嶽山9月27日噴煙 気象レーダーの記録 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-677…

2015-10-04 17:33:10
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(火山専門家も、28日早朝、現地行ってれば、どさくさで同行してくださいと頼まれたて行けたかも。だれも現地に行かなかったんだろうね。産総研はむずかしいだろうが、大学なら行けただろうに。27日に山麓で火山灰拾いした専門家たち、登山靴の用意がなかったのかなあ。)

2015-10-04 17:50:53
早川由紀夫 @HayakawaYukio

・水蒸気爆発で、 ・御嶽山で、 ・1979年噴火があったのだから、 27日の最初の一発がたぶん最大とふつう思うだろう。100%確実はないが、自分の命を掛けて山頂に登って他人の命を助ける気持ちに火山専門家がなっておかしくなかった、はず。

2015-10-04 17:53:37
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(私自身は、いろいろ考えた末、出動を見合わせた。あと10歳若かったら、出動したのではないかと思う)

2015-10-04 17:54:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

現地に行くかわりに没頭したのがネットにかじりついての情報収集と即時公開。このまとめは52万ビュー。 「御嶽山2014年9月27日1153火砕流 - Togetterまとめ togetter.com/li/724346 via @togetter_jp

2015-10-04 17:56:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「噴火後、活火山の登山道へのシェルター設置、携帯端末を使った登山者への情報提供といった防災対策の充実が議論される。小川さんは講演で、「何かを持っていれば、何かを造れば大丈夫との考えだけでは駄目だと思う」と訴えた」同書204-205ページ。

2015-10-04 18:22:48
早川由紀夫 @HayakawaYukio

青柳(当時、長野県危機管理監兼危機管理部長)「今回の噴火がマグマ噴火だったら、登山者だけでなく地元にも影響が出ました。私たちは火山の近くに住んでいると認識しなければなりません」同書238ページ。 マグマ噴火だとひどいの誤解も、すでに都市伝説の域だ。溶岩で出ればむしろ安心。

2015-10-04 19:43:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

水蒸気爆発は、火山岩塊をいきなり撒き散らすので、そばにいるとたいへん危険。長い静穏を破って突然起こるから、人がそばにいることが多い。御嶽山はまさにそうだった。マグマ噴火でなく水蒸気爆発だから安心は誤解。都市伝説。水蒸気爆発だって人は死ぬ。むしろよく死ぬ。

2015-10-04 19:46:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

マグマ噴火が溶岩ではなく軽石を意味しているなら、それは杞憂といってよいレベルの低頻度。御嶽山の最後の軽石噴火は7万5000年前。7万5000年ぶりにいきなり軽石噴火は考えにくい。すくなくとも最初は水蒸気爆発だろう。(昨年の水蒸気爆発から数年後に軽石噴火はありうる)

2015-10-04 19:50:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

マグマ噴火が溶岩ではなく軽石を意味しているなら、それは杞憂といってよいレベルの低頻度。御嶽山の最後の軽石噴火は7万5000年前。7万5000年ぶりにいきなり軽石噴火は考えにくい。すくなくとも最初は水蒸気爆発だろう。(昨年の水蒸気爆発から数年後に軽石噴火はありうる)

2015-10-04 19:50:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

三宅島2000年8月噴火のとき、「溶岩が出るような噴火だとは聞いてない(だから危険ではない)」と言い放った東京都職員がいたことを思い出した。

2015-10-04 19:52:49
早川由紀夫 @HayakawaYukio

溶岩として出るなら(少なくとも生命は)安全だ。歩いて逃げればよい。溶岩の前進は人の歩みより遅い。

2015-10-04 19:54:02