【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようと言うコーナー。第71話「泰山の戦い」です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」01】 第71話です。泰山(たいざん)の戦い。 呂布に敗れた劉備玄徳は、一人落ち延びます。川で水を飲んでいると、何やら怪しい音が。しかし、用心して剣を抜いた玄徳の前に現れたのは、近くに住んでいる村人でした。

2015-10-13 12:27:20
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」02】 玄徳を慕っているという村人ですが、玄徳は用心して自分の正体を明かそうとはしません。見るからに人の良さそうな村人ですが、敵方の間者だったりしたら命の危険があると判断したのでしょう。その意を汲んだ村人はあえて玄徳を問い詰めません。

2015-10-13 12:29:11
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」03】 村人は玄徳に自分が持っていた食事を与えます。この先茶店もないので、玄徳にとっては貴重な食糧です。ありがたく受け取った玄徳は、村人に丁重な礼を言い、去っていきます。その姿に、村人は、あれが玄徳に間違いないと確信するのです。

2015-10-13 12:30:52
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」04】 逃亡の旅を続ける玄徳。夜洞穴で寝ているとまたも足音が。ケモノかと思ったら、足元に食べ物と茶が置いてあります。また昼に進むと、木の枝に吊り下がっている食糧。道行く先々で、村人がこっそりと玄徳に食糧を送っていたのです。

2015-10-13 12:32:47
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」05】 このささやかな贈り物が玄徳に生きる勇気をどんなに与えたことか。日頃の善政により、人々が玄徳を慕わせ、結果、玄徳を救うことになりました。それでも過酷な旅であることには変わりありません。そんな中、玄徳は軍隊の行進を発見します。

2015-10-13 12:35:05
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」06】 旗印は「曹」の字。同盟を結んでいる曹操軍が到着したのです。こうして玄徳は曹操の保護下に入ります。玄徳を歓待する曹操は、玄徳に休息を促します。助かった玄徳ですが、一息つくと気がかりなのが、関羽や張飛の行方です。

2015-10-13 12:37:45
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」07】 なお、村人の贈り物みたいないい話になっていますが、三国志演義では、この時に劉安なる人物が出てきて、食べ物がないから妻を料理して玄徳に差し出した…というようなカニバリズム的展開があります。横山三国志ではあえてそのエピソードはスルー。

2015-10-13 12:39:58
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」08】 さて、先陣を任されていた夏侯惇も、本体の到着の報を聞きます。片目を失い療養中でしたが、すぐに武装をし、曹操のもとに馳せ参じます。戦場で不覚をとったと報告する夏侯惇。曹操は命に別状がなくてなによりだと、部下の身を案じます。

2015-10-13 12:41:46
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」09】 肝心の呂布の動静ですが、強盗や山賊までも引き入れ、勢力拡大を図っているという報告がなされます。しかし、曹操にとっては、いくら数が増えても雑魚は雑魚。まずは、玄徳のために小沛を取り戻すとして、進撃を命じます。

2015-10-13 12:43:21
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」10】 曹操軍の本体が到着し、蕭関(しょうかん)へ向かうと聞いた呂布。その途上には泰山(たいざん)があり、そこには、孫観(そんかん)、呉敦(ごとん)、尹礼(いんれい)、昌豕希(しょうき)などが三万の兵で立てこもっています。豕希で一字です。

2015-10-13 12:51:26
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」11】 まあ、この山賊の名前などはテストに出ないので覚えなくてもいいですが、水滸伝における梁山泊の山賊達の活躍が頭にある人なんかは、兵力としても三万という数字はかなり大きいので、官軍相手に結構やるんじゃないかと期待しちゃいます。

2015-10-13 12:54:01
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」12】 呂布も、山岳戦に長けた彼らに期待する所が大きかったのでしょう。手ぐすねひいて待ち構えています。 一方、泰山に着いた曹操は、準備万端整った泰山の攻略を許褚に任せることにします。山賊と曹操軍の精鋭との違いを見せてやれと言い放ちます。

2015-10-13 12:57:02
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」13】 ここで、許褚の存在を忘れていた方もいるかと思いまして、横山先生は許褚登場シーンの再現を3ページも使ってやってくれています。許褚好きなんだね。回想シーンはページ背景が黒塗りなのはお約束。そして、コピーなんか使わず描きおろしです。

2015-10-13 12:59:48
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」14】 さて、この許褚が先鋒となり、泰山攻略が始まります。山賊達は、石落としの仕掛けなど、様々な罠を用意してますが、許褚は一気に喘息で駆け抜けるように指示。疾風のような動きで進撃開始。山賊達にとっては予想以上のスピードで、対応が遅れます。

2015-10-13 13:02:18
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」15】 次々に仕掛けを発動しますが、許褚の部隊は軽微な損害で次々と山賊の陣地を突破します。慌てて迎え討とうと出てくる山賊たちに対し、許褚の部隊は冷静にまず弓隊による射撃。その後、総攻撃を開始します。許褚自身も強く、敵は潰走しはじめます。

2015-10-13 13:04:51
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」16】 許褚は追い討ちを命じます。いかに山賊といえども、軍事訓練を積み、実戦を重ねてきた曹操軍精鋭にとっては赤子の手をひねるようなもの。許褚はあっという間に、泰山を平らげてしまいます。

2015-10-13 13:07:52
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【横山光輝「三国志」講座71「泰山の戦い」17】 呂布としては計算が狂った形になりましたが、この先、曹操はどう呂布を攻略していくのか。この続きはまた次回に。 今回はここまで。

2015-10-13 13:08:46