【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第74話「呂布の迷い」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」01】 陳珪・陳登の父子の謀略により、行き場を失った呂布は、小沛に向かって体制を立て直すことにしました。しかし、一足先に陳登が小沛に向かっていました。徹底的に呂布を追い詰めるためです。

2015-11-06 14:48:23
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」02】 小沛には呂布の腹心である張遼と高順が守っているはずでした。しかし、小沛に向かっている呂布軍の前に、張遼、高順の軍勢が現れました。驚いた呂布はどいういうことか調べるように命じます。もしかしたら、張遼と高順までもが裏切ったか?

2015-11-06 14:50:23
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」03】 呂布の部下が確認しに行くと、どうやら裏切りではないものの、張遼と高順は陳登が「呂布が曹操の計にかかり危機に陥っている」という知らせにより、救援に向かっていたところでした。これを聞いた呂布は、またしても陳父子に嵌められたと知ります。

2015-11-06 14:52:44
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」04】 もう許せん、八つ裂きにしてやると、呂布は小沛に駒を進めます。陳宮はこの様子ではすでに曹操軍が入り込んでいるはずだと諌めますが、呂布の怒りを鎮めることはできません。果たして小沛の城についた呂布は、曹操軍の旗が翻っているのを見ます。

2015-11-06 14:58:53
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」05】 陳登を呼びつける呂布。陳登は、呂布に対し「赤い馬に乗った物乞いが現れた」と呂布を挑発します。よくも裏切ったなと怒る呂布に対し、空き家同然の徐州を乗っ取ったお前を誰が主と認めるかと言い放つ陳登。呂布の怒りはMAXです。

2015-11-06 15:01:02
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」06】 闇雲に突っ込んでくる呂布軍の攻撃に対して、陳登は今こそこの呂布を倒す時だと応戦。呂布軍は次々に倒されていきます。それでも督戦する呂布でしたが、後方から曹操軍が現れました。さらに、張飛、関羽の姿も見えてきます。

2015-11-06 15:02:56
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」07】 久々登場の張飛は、呂布を目指して一直線。周りの雑魚兵をなぎ倒しつつ、呂布の姿を見つけると猛然と突っ込んできます。「ちょこざいな」と応え一騎打ちに応える呂布。両者一歩も譲らない名勝負となりますが、そこに関羽も駆けてきました。

2015-11-06 15:04:33
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」08】 かつて呂布は、張飛、関羽、玄徳の三人と同時に戦ったことがありますが、さすがに今回は張飛に加え関羽と同時に戦うのは分が悪いと思い、引き揚げることに。張飛らは必死に追いかけますが、呂布が乗っている名馬・赤兎馬の足にはかないません。

2015-11-06 15:06:53
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」09】 呂布を取り逃がして悔しい思いをしている張飛と関羽ですが、全体の戦いとしては、曹操軍の大勝利です。その夜、勝利の宴が催されました。情報によると、呂布は家族のいる下邳(かひ)の城にむかったとのことです。

2015-11-06 15:09:39
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」10】 下邳の城は、徐州城の出城のようなものなので、滅ぼすのには時間がかからないだろうと曹操は踏んでいました。ともあれ、今夜は飲んで休養しようという流れに。

2015-11-06 15:11:12
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」11】 さて、玄徳と離れ離れになっていた、張飛と関羽ですが、関羽は徐州の片田舎に潜み、張飛は芒碭山(ぼうとうざん)に隠れて時の来るのをうかがっていたとのこと。外伝には、この時期に張飛が裁判官となった「張飛の西瓜裁判」という話もあります。

2015-11-06 15:19:24
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」12】 ともあれ、無事の再開を喜ぶ三人。曹操は無礼講だと皆に酒を勧めます。曹操の隣にはちゃっかり陳珪が座っています。関羽ははじめ張飛に飲み過ぎるなよとたしなめていましたが、はたして…。

2015-11-06 15:33:46
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」13】 さて、あくる日。曹操は下邳の城を完全に包囲する作戦を取ることに。しかし、左目を負傷した夏侯惇は、どこにも逃げられないとわかった下邳の兵が死に物狂いで向かってくるのではと懸念します。曹操も、窮鼠猫を噛むの故事で答えます。

2015-11-06 15:35:42
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」14】 そこで、夏侯惇は、逃げ道をひとつ、と言ったところ、曹操が制し、それよりも呂布と袁術が組むことの方が怖いと。逃げ道を利用して、両者の連絡を取り合い、袁術の援軍が乗り込んできたら、曹操軍はたちまち危機になってしまいます。

2015-11-06 15:37:36
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」15】 結局、曹操は玄徳に徐州の兵を預け、下邳より淮南の守りを頼むとともに、下邳の城の交通を完全に遮断し、下邳城を孤立させました。 身動きが取れない呂布。こうなっては冬の到来で雪が振り、曹操軍を立ち往生させることくらいしか思いつきません。

2015-11-06 15:44:06
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」16】 しかし、陳宮はまだ勝つ方法が残っていると進言します。曹操軍が遠路はるばる遠征して疲れている。冬に備えた陣屋もつくっておらず、満足な睡眠もとっていないはず。いまのうちにこちらから打って出れば痛手を被らせることが出来ると言います。

2015-11-06 15:45:47
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」17】 しかし、呂布も、自分たちも負け戦のあとで、敵軍に突撃するだけの元気はないと消極的に。自然の力と士気の回復をまつと言います。食い下がる陳宮をくどいと言い放つ呂布。そこに、曹操が自らやってきました。

2015-11-06 15:47:25
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」18】 曹操は、呂布に降伏するならば、名誉も領土も守ると言います。しかし、下邳の城を攻め落とされてからではもう遅いぞと。この曹操の最後通告に対し、呂布は迷いが生じます。しばらく時間をかけ、皆と相談したいと答えます。

2015-11-06 15:49:17
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」19】 しかし、陳宮は何を馬鹿なことを、言い出します。曹操は策略の天才、そんな言葉が信じられるかと。曹操は自分のためならどんなことでもやる男だというのは、かつて曹操が董卓暗殺失敗の際の逃避行中に見せた行動で実証済みです。

2015-11-06 15:50:57
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」20】 陳宮は弓を取り、さっさと消え失せろと矢を放ちます。これが、曹操の頭に当たっちゃうんですね。弓の腕前が見事な陳宮。幸い、矢は曹操の兜に当たり折れてしまいます。当たりどころが悪かったら、この時点で三国志が終わってしまいました。

2015-11-06 15:52:45
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」21】 曹操は、もう許せん、一人として生かしてはおけんと、総攻撃を命じます。慌てた呂布は、今のはこの男の一存だと弁解しようとしますが、陳宮はなぜ今頃になって弱気になるのかと呂布を言います。呂布と陳宮の口喧嘩が始まります。

2015-11-06 15:55:06
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」22】 この二人の仲間割れに、やや呆れ気味の呂布軍陣営。ほくそ笑む曹操。しかし、敵軍の前で仲間割れはみっともないと、高順らの腹心たちが二人を分けます。そして、自分たちも陳宮と同じ思いだと言います。

2015-11-06 15:57:08
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」23】 ここで呂布が怒りに任せて陳宮を切り捨ててしまっては、ますます曹操に利するばかりです。忸怩たる想いはありますが、呂布は剣を収め、たしかに自分が血気にはやったようだ、と陳宮に詫びをいれます。陳宮もこちらこそと応じ、その場が収まります。

2015-11-06 15:59:12
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」24】 さて、夜になって、呂布陣営では冷静に作戦会議。曹操は戦が長引くのを恐れていると考えます。その理由としては、都を空にしていること。そして冬将軍の到来により、物資の輸送が困難になること。戦が長引けば、それだけ曹操軍が不利となるのです。

2015-11-06 16:01:23
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【横山光輝「三国志」講座74「呂布の迷い」25】 ただ、立てこもっているだけでは駄目で、長引かせながら相手にダメージを与えるなくてはいけないと陳宮が言います。何かいい方法があるのか、と尋ねる呂布に対し、「掎角の計」と答える陳宮。「掎角の計?」と聞いて、呂布はどんな策かと尋ねます。

2015-11-06 16:03:50