佐々木到一。国民党を賛美した日本軍人が、南京大虐殺の加担者になるまで。おまけ、松井石根。

参考文献、戸部良一「日本陸軍と中国 「支那通」にみる夢と蹉跌」、笠原十九司「南京事件論争史」。
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イヌノオー@ウマシカliberalism @inunohibi

戦闘が終わったあと、佐々木は南京西部地区警備司令官、城内粛清委員長に就任し、過酷な「便衣兵狩り」を行った。便衣兵を国際法違反に問うなら、軍事裁判の手続きが必要だが、行われた形跡はないと南京にいたドイツ外交官が本国に報告している。

2015-10-14 14:34:48
イヌノオー@ウマシカliberalism @inunohibi

「資金山の中腹に眠る孫文の霊は、さぞかし口惜し涙を振るっているだろうと思う」。「下劣きわまる宣伝に惑わされ、踊らされる支那から受け取るものは憤懣以外何物もない」「支那のためにはかる者は、すべからく食い物にされる」というのが、佐々木の結論だった。(終わり)

2015-10-14 14:35:04

追加

イヌノオー@ウマシカliberalism @inunohibi

戸部良一「日本陸軍と中国」は、専門的な研究の中から興味深い題材を一般向けに書き下ろすという、選書のよさにあふれた本。1999年なので、細かい情報は古くなってるかもしれないが。戸部良一氏の本は、他にもテーマが面白い。未読の本で気になっているやつは、中公新書の「外務省革新派」。

2015-10-14 18:12:08