中国における隠者の伝統をめぐって

蔣捷 JIANG JIE @jiangjie2015

政権の失政に憤慨して官僚集団から離脱する隠遁行為が、集団から個人が乖離する志向性があるゆえに、文学を豊かにする、的な＞

にるば＠冬コミ1日目・東ポ15ab @nirvanaheim

「共同体から離れた場所に潜む賢人」レベルの一般性でなら、人類社会に大体普遍的なものと思います。最も一般的なのは山林でいいでしょうが、他のパターンとして（木のない）山、砂漠、島などがあるかと。まあこの辺は文化が形成された環境依存でしょうね。

にるば＠冬コミ1日目・東ポ15ab @nirvanaheim

ちょっと発達すると、単に共同体を離れるというだけで殊更に厳しい自然とかを求めない場合もある。これは閉鎖共同体を作るという場合が多いかと思いますが（個人だと厳しい修行場を求めやすい）、ベネディクトゥス修道制の基本ラインはそれ。もちろん厳修指向も常に内包していましたが。

蔣捷 JIANG JIE @jiangjie2015

興味深いです。後漢時代までは、隠者の住まう山林は厳しい自然としてイメージされていますけど、晋以降は徐々に風光明媚で俗塵から離れるのに理想的な場所としても捉えられてゆきますね　RT＞

蔣捷 JIANG JIE @jiangjie2015

中国における隠逸の理念って儒家が既に示してるからな。地元にひきこもって農耕するか人気のない山で餓死するかみたいな。その点で隠逸は老荘思想によって価値づけがなされたけど、それ以前に中国における官僚個人の人生のありかたの問題であるのだろう　＃すみません

にるば＠冬コミ1日目・東ポ15ab @nirvanaheim

隠者文化を組織性・ヒエラルキアの文化が取り込んでしまうという流れが常にあると思われる。エリート主義、というか、聖者性一本で突き進めるのが最後には社会と衝突しすぎるからでしょうが。

にるば＠冬コミ1日目・東ポ15ab @nirvanaheim

荒れた孤島の聖者を尊んだケルト修道士が異教徒改宗に強い力を発揮したのはよく分かるけれど、そういう主軸を持ったケルト教会はローマにとって単純に厄介そう。