オランダにおける安楽死の考え方 日本を元気にする会視察団

2015年10月12日と13日、日本を元気にする会の山田太郎参議院議員と音喜多駿東京都議会議員がオランダ健康省と安楽死協会事務局を視察しました。実況ツイートをまとめます。
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日本を元気にする会 @nippongenkikai

「会員はみな、死に直面した人たちなのか?」「必ずしもそうではない。会員になると、リビングウィル(意思表明書のようなもの)がもらえ、それに記入して安楽死の意思を明確化することができる。また『蘇生阻止』を表すアクセサリーも配布している」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:00:15
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「こうしたアクセサリーやリビングウィルを手に入れたい方や、我々の活動に共感して会員になる方も多い。必ずしも自分や家族が安楽死の当事者だからという理由で会員になるわけではない。」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:01:19
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダでは10万人以上が100歳以上。昔は歳をとればめでたいと思っていたが、最近では価値観が変わってきている。オランダでは100歳になると市長がお祝いにくることになっているが、それが迷惑だと思っている人もいる(苦笑)。 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:02:13
日本を元気にする会 @nippongenkikai

これまでは安楽死をあくまで医師・医学的な観点で捉えてきた。しかしこれは「意思」「自己決定」の行為で、医療的行為ではないのだという議論も出てきている。 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:04:05
日本を元気にする会 @nippongenkikai

安楽死のプロセスは非常に慎重に、何人もの専門家が関わっている。他国から時おり、オランダは気軽に安楽死をできる国、と思っている方もいるが、そうではない。いくつもの専門的な手続きを乗り越える必要がある。 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:05:22
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「今後の課題は?」「安楽死には二つの道がある。報告義務のある医療的行為で命を絶つ場合と、報告義務のない終末申請(日本でいうところの消極的安楽死?)。医師にも抵抗があり、患者が前者を望んでも後者に転換されてしまうことが多い」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:09:29
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「生まれる、死ぬということは、そもそも医師の手によるものではない。自分たちの意思決定に常に医師が関わらなければならないという状態は、一つの課題であると考えている。もちろん多くの国は、その遥か前の段階だろう。ここにくるまで何十年も議論を重ねた」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:11:16
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「自殺ほう助罪についてはどう思うか?」「それも課題の一つ。どうしても本人が死にたい、しかし安楽死の要件を満たさないケースで、少しずつ薬を処方して事実上安楽死を手助けしているケースもある。自分たちの意思決定のため、やはりなくしていく方向を検討すべきだ」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:14:32
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「自殺ほう助をなくすことに対する世論は?」「支持率という意味ではデータがないが、かつて100歳の親の自殺を幇助した男性が始めた署名運動では、17万人の署名が集まった。」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:17:22
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「日本では延命行為の停止が議論されているところだが、以前にそういった議論はオランダでもあったか?」「オランダは何十年も議論を続けてきたが、その議論の中で延命行為をやめることへの批判はほとんどなかった。私自身も医師だが、不必要なことの継続は良いと思わない」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:26:01
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「勿論以前はオランダでも延命が良いことだと思われていた。しかし当時の寿命はせいぜい60歳で、いまや100歳まで生きることが可能となった。単に生命を伸ばすことではなく、生き方をどのように充実させるかが問題になる」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:27:15
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「日本がオランダのような国になるためには?」「やはり多くの医師や関係者に安楽死の現場を見てほしい。それがいかにプロフェッショナルな場で、よき医療ケアの一つなのかということがわかってくれると思う。」(現場に立ち会いなんてできるんでしょうか…?) #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:30:00
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「しかし何よりは、一人一人が一般論ではなく、『これが自分の母親ならどうするか』ということに向き合うことだ。本人の望むこと、本人の苦しみを考えれば、そのために何がベストな選択肢なのかがわかると思う。」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:31:19
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「これだけ医療技術が発達すると、果たして「生き続ける」ことに史上の価値があるのかどうか。それを今一度考える必要があるように思う」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:32:26
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「クリニックという名前だが、施設はあるのか?」「移動チームのみで、施設はない。専門家のチームが安楽死を希望する患者の家まで行き、状況をヒアリングしながら担当の家庭医とも関係を築く」 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:34:00
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダでは1年間で9万4千が自殺を試みますが、実際にするのは1800人程度。未遂に終わることが非常に多い。こういう人たちの願望と向き合い、話し合う場があれば、問題解決できる場合もあるかもしれない。そうした意味で、自殺ほう助罪の議論は重要。 #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:48:54
日本を元気にする会 @nippongenkikai

「自殺はいけないんだ、という教条的な意見だけでは問題は解決しない。安楽死・自殺ほう助の話をすると自殺を促進するという声もあって難しいが、オランダの現実に向き合うという姿勢については非常に学ぶことが多いと感じる」(山田) #オランダ安楽死事情

2015-10-13 17:50:46
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダでの行程が終了し、ロンドンに向かいます!naavのロバートさん、ありがとうございました! p.twipple.jp/UP3ZT

2015-10-13 18:54:30
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おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) @otokita

ブログ更新:認知症患者の「自らの意志」はいつまで、どのように計れるか? -オランダ安楽死事情から考える- otokitashun.com/blog/daily/911… とにかくオランダの凄いところは、「目の前のリアル(現実)から逃げない」点に尽きますね…。

2015-10-14 07:53:15
山田太郎 ⋈(参議院議員・全国比例) @yamadataro43

安楽死(日本で一般的に言われる”積極的”安楽死)については、気軽に行えるようなイメージを持っていましたが、かなり厳格で厳密なプロセスを踏んで慎重に行われいます。日本では安楽死を認めると自殺が増えるというような議論がありますが、私は逆に自殺対策になるのではないかと考えます。#尊厳死

2015-10-14 15:47:01
山田太郎 ⋈(参議院議員・全国比例) @yamadataro43

昨日・一昨日とLGBT/児童養護/尊厳死の先進的な取り組みをしているオランダでの視察を終えました。どの分野でも日本の実態を話すと、1970年前後にオランダでも同様の議論が始まったと言っていました。日本は周回遅れです pic.twitter.com/WmSGA1tky2

2015-10-14 15:47:08
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日本を元気にする会 @nippongenkikai

ヨーロッパ海外視察を終えた山田太郎政調会長の現地での取り組みの模様をまとめました。視察終盤のオランダ・イギリスでの活動をお届けする「独・英・蘭 視察 現場レポート」4、是非ご一読ください。 nippongenkikai.jp/curation/3672/

2015-10-17 13:00:14