- dindesfidante
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@astral_bard 「ここに来てしまったのが不運と思え友よ!!喰らえぇえ!!!(瞬間的な筋力増加と聖印の加重を乗せた重い拳を、加速状態の疾走から腹へと叩きこむ)(まさかのこんな所で久しぶりの本気な動き)」
2015-10-28 17:21:43@dindesfidante 「へ、部屋の中でその動きやと!?ーーぐぼぶべらっ!!!!」 (対応する間も無く、叩き込まれた勢いのまま吹き飛び、壁にぶつかる。ぱらぱらと埃の舞う中から、ゆらりと立ち上がり、口元を拭う。) 「……プリキュア初期に匹敵する、格闘系魔法少女の路線やな……」
2015-10-28 17:26:32@astral_bard 「ふっ 気絶もしないか……さすがは邪紋使いといった所か、友よ!」 立ち上がるその姿に、仁王立ちで戦闘の構えを取る。 衝撃で動いた空気の流れで、布が、ふわりと揺れた。 「……だが、このまま帰す訳にはいかんのだ……友よ。 すまないが、死んでくれ」 真顔
2015-10-28 17:32:31@dindesfidante 「なめたらあかんで……何時ぶりや?なぁ、友よ、こないに血が昂ぶるんは…」 にやりと笑う口元には、いつもよりも長く鋭く伸びた牙が覗く。 向き直り、戦闘の体勢に入った。 「ええやろう……こないなとこで、おれは倒れるわけにはいかんのや……」 同じく真顔でw
2015-10-28 17:37:58@astral_bard 「なるほど……ならばお互いに、全力で行こうか、友よ」 聖印が、床に、部屋を埋める様に展開される。その大きさ半径が10を超す。大戦で見た時とは、比べ物にならない光り。 「この聖印から、逃れられると思うなよ!」 残念なパンチラと共に、光を纏う蹴りが放たれる!
2015-10-28 17:45:07@dindesfidante 「さすがは混沌の王というところか……」その大きさ、光に圧倒される。 「ぐわぁぁぁ!!!」 ぴしぴしと鱗にヒビが入り、黒を基調とするマントとスーツがぼろぼろになる。 「これが魔法少女の力やと……」 ぱんちらおおきにと思いつつ、咬みつこうと地を蹴った。
2015-10-28 18:02:32@astral_bard 「ちっ やはり硬い……!!」全力の打撃を受けて尚、動く相手に舌打ち、牙を受けとめようと腕でガードを、しようとする。 だがしかし、思った以上に速い! 「歴戦の戦士である事に変わりは無いか、友よ! っていうかなんでそっちは吸血鬼なんだよ!!」八つ当たりである
2015-10-28 18:16:19@dindesfidante 力を振り絞った突撃は、辛くも腕に阻まれた。 「スッフィーこそ、一撃の威力が遥かに上がっとるで。」たたらを踏んで距離を取り直す。 「これも、あのカボチャのせいや。吸血鬼の伝統を踏襲して、乙女の部屋に、清く正しく侵入したら、まさかお前さんやったとはな…」
2015-10-28 18:25:30@astral_bard 「一応、王だからな……それなりに、強くなりもするさ」 そう簡単に、死ぬわけにはいかないのだ。そう、社会的にも。 空いた距離を、窓から入り込んだ風が吹きぬけて行く。黒いマントと、布をひらひらと揺らして行く。 「こんな出会いをしなければ、戦わずに済んだ」多分
2015-10-28 18:45:21@dindesfidante 「せやな……お互い、あの頃から変わってしもた……」 風はカーテンを揺らし、置かれた書類をはためかせ、埃立つ部屋の中を駆ける。 ここで引くわけには行かない。なんとなく、個人的に。 「運命とは、斯くも残酷なものや……友と死合うことになるとはな……」
2015-10-28 18:57:01@astral_bard 「だがしかし、戦場とはどのような場所でも起こり得る。生きるという事は戦うことだ。 ある意味これも、運命だったのかも知らん。」静かに、残念そうに呟く。先程腕に当たった攻撃で破けた服と、ふわふわのスカートが、風に揺れた。 「行くぞ……来い!」 拳に聖印を纏う
2015-10-28 19:05:41@dindesfidante 「これもまた、運命、か。戦場と戦いに生きる者同士らしいやないか。」 天井を見上げて、寂しげに息を吐く。 風に破れたマントがはためき、窓からは月光が漏れる。 長い一瞬の後。 「おう!!!くらえぇ!!!」 鋭い爪が鈍く光った。 刹那、互いの体が交錯する。
2015-10-28 19:38:11@astral_bard 手応えは、在った。 混沌と、聖印とが、力と力を交錯させ、爆発にも似た破壊力がお互いの身体へと怒号の様に渡っていく。 パァンッ 何かが破裂する音が、響いた。 はらり はらり 秋に舞う落葉さながらに、布切れが落ちていく。 無言 無音 それは静寂だった
2015-10-28 19:48:31@dindesfidante 確かに、届いた。そう思った。 小さな部屋を、互いの力が渦となり、衝撃波となって揺らす。 破裂音。 動くものは、舞い落ちる布切れのみ。しんとした沈黙が支配する空間の中に、生者の気配はない。 ただ、二人の男を除いては。
2015-10-28 19:52:45@astral_bard 沈黙を、風が揺らす。 それに促される様に、口を開いた。 「……争いは、何も生まないな……」 己の罪以外何も纏わぬ姿の友人から、僅かに目を逸らしながら呟く。 もうやめよう。こんな何も得られない事は。 夜風が、胯間に直接当たる。寒い。
2015-10-28 19:57:35@dindesfidante 風が揺らすのは、沈黙ばかりではない。股間を冷たい風が撫でていく。 「……むしろ、争いなんて、失うばかりや。」 切なげにつぶやき、自嘲するかのごとく、ふっと笑う。 鍛え上げられた鋼のような身体を、惜しげもなく全て晒け出した友から、そっと目線を逸らした。
2015-10-28 20:03:17@astral_bard 「……酒でも、飲むか」 言いながら、大きな酒瓶を2本、取り出す。 そう、目の前の友は死んだ。そう思うことにしよう。そして自分もまた死んだのだ。 社会的に。
2015-10-28 20:09:05@dindesfidante 「……それが、ええな。」 遠慮なく片方を受け取る。 酒精は今宵のことを忘れさせてくれるだろう。 一度、我々は社会的に死んで、そして今、再び生まれ変わったのだ。 この、一糸纏わぬ姿に。 きっと、これは喜ばしいことに違いない。トリックorトリート。
2015-10-28 20:13:29@astral_bard (こんな感じで締めましょうか!!!ありがとうございました!!!アホな事に付き合って頂きまことにありがとうございましたーー!!!)(笑)
2015-10-28 20:21:53