僕はいわゆる旧キット好きなんですが、皆さんはどうでしょう? ガンプラ創世記から親しんでいる世代ならともかく、若いモデラー諸氏は手が出しにくいのでは? そんな気がしたので、旧キット啓蒙活動をやってみようと思います。 #プラモ入門 pic.twitter.com/yyz4CyEi8w
2015-11-03 21:50:16要するに『旧キット組むのって面倒臭いんでしょ?』と思ってる人に、実際作るとどんな物が出来上がるのか見てもらおうと思いまして。 確かに真面目に作ると手間はかかるんですが、何もそれだけが旧キットの楽しみ方じゃありません。気楽にパチパチ組んでもいいんです。
2015-11-03 21:53:51作例にはザ・旧キットの、1/144ザクを選びました。 コレ、部品を切って、ただ組んだだけです。所要時間約一時間。コレをカッコいいと見るか、ダサいと見るかは主観によりますが、側面は当時の設定画にクリソツなんですよ! pic.twitter.com/OgtZ0gSHiY
2015-11-03 21:59:47マシンガンのグリップが手の穴に入らなかったので、カッターで広げる修正をしただけです。 可動範囲は意外と広いんですが、足首が動かないので、出来るポーズは限られますねw。 pic.twitter.com/jbqY0MDawZ
2015-11-03 22:05:49使った道具はコレだけ! 接着は流し込みタイプ(青)を使うとキレイに仕上がりますが、関節に流れないように注意! 万一流れたら、乾くまでキコキコ動かし続けましょう。 トロトロタイプ(黄)は、このキットの鬼門、肩の組み立てに使います。 pic.twitter.com/llTriLK68D
2015-11-03 22:12:21こんな感じで何段階かに分けて仕上げ方を紹介していきますので、旧キットの楽しみ方のヒントにしていただければと! バリバリ改造するだけが旧キットじゃないですよ〜w。 ま、要は自分が作る口実が欲しいだけなんですが (^皿^;)
2015-11-03 22:19:52旧キット啓蒙作例二作目です。今度は部分塗装をやってみましょう。 僕が子供の頃は、ランナー状態で塗ってから組み立てていました。塗装説明図がそうだったので、何も疑わずそうしていた訳です。コレを久々にやってみます! #プラモ入門 pic.twitter.com/mCruZr8ybL
2015-11-05 22:39:10使った塗料は、ガンダムカラーを中心に6色のみ。 ミディアムブルーは無かったので、なるべく近しいブルー18を。グリーン3はランドセル用。黒はガイアカラーしか無かったので使いましたが、もちろんMr.カラーでもかまいません。 pic.twitter.com/9F5uzsc6ps
2015-11-05 22:44:38筆塗りペタペタ♪ ギャー、超楽しい‼︎ 筆で塗る時はエアブラシ用の溶剤で塗料を薄め、平筆で一定方向に塗っていきます。乾いたら、それに直交するように重ね、3〜4回重ね塗りするとムラなく塗れますよ… って、ベタなハウツー (^_^;) pic.twitter.com/cUqnwS4efm
2015-11-05 22:51:11シールド裏など、完成後に見える部分も塗るのを忘れずに。 部品38(肩関節用のドーナツ型円盤)の裏側も、胴体と同じ緑で塗っておくのを忘れないように! 完成後に結構目立ちます。 さて、コレを組み立てますよ〜♪ pic.twitter.com/HrykZfvsRH
2015-11-05 22:58:37組み立て前に、今回は合わせ目を調整します。 古いキットは合わせ目に隙間ができてしまうので、ダボ(位置合わせの突起)を切って180番程度の紙ヤスリで削って平面を出してやります。接着面に着いた塗料も落とせて一石二鳥♪ #プラモ入門 pic.twitter.com/WCasm30nzE
2015-11-07 11:11:41古いプラモには金型の隙間から樹脂がはみ出て成形される、バリという突起が付いている事があります。最近のキットにはほとんどありません。 組み立てに支障がある場合は、カッターやヤスリで削っておきましょう。 pic.twitter.com/Piv7SiRSxv
2015-11-07 11:15:40可動部は仮組み段階でキコキコ動かしておくと、余分な出っ張りが削れて動きがスムーズになります(速く動かす必要はないw)。少し緩くなりますが、この後対策します。 削り粉はキレイに取っておきましょう。 pic.twitter.com/xTX2IWJYHR
2015-11-07 11:20:28可動部に木工ボンドやマスキングゾルを塗る事で、ポリパーツを入れた様な動きに出来ます。爪楊枝で薄く塗り、乾燥させてから組み立てますが、緩ければ塗り重ねます。 今回は実験的に右半身に木工ボンド、左半身にマスキングゾルを使ってみました。 pic.twitter.com/gYqjdjQANy
2015-11-07 11:26:36このキットの鬼門、肩関節の組み方を解説します。当時ココを失敗して、肩が無可動になったザクが、全国で続出しましたw。 まずここまで組み、回転軸の付け根に木工ボンドかマスキングゾルを塗って乾かします。 pic.twitter.com/k4NWDO6zt1
2015-11-07 12:43:18部品番号38と39をハメ込み、トロトロタイプの接着剤を肩軸と39に塗って接着します。サラサラタイプの流し込み接着剤の使用は厳禁! くれぐれも38には接着剤が付かないようにッ‼︎ pic.twitter.com/okUI5BgJrQ
2015-11-07 12:55:5138が回転することを確認したら、本体側に接着剤を塗り、38と本体を接着します。今度は39に接着剤が付いてはいけません! コレで腕が回転するようになる訳です。面倒なら39を使わずに、腕を差し込み式にするといいでしょう。 pic.twitter.com/5MIrCFYPYZ
2015-11-07 13:01:26組み上がったら補修塗りです。ゲートを切った跡、合わせ目の段差、左右でズレた塗り分け線などを修正します。 踵はズレる事が分かっていたので、最初から残し気味に塗っておきました (^。^) pic.twitter.com/3b12Mjw3hR
2015-11-07 13:10:50二作目完成〜♪ 部分塗りですが、やはり充実感が違いますね! これなら2日で仕上げる事ができるので、週末モデラーにももってこい。この感じでメカコレをズラッと揃えたくなるなぁ *\(^o^)/* pic.twitter.com/xy1J97cwVG
2015-11-07 13:16:51もちろん可動範囲は素組みと変わりませんが、関節の安定感はかなり増しました。木工ボンド・マスキングゾル、どちらもアリですね♪ そもそも素組みだと肘がゆるいので、腰だめにマシンガンを持てないんですよw。 pic.twitter.com/D5MtmLNf9b
2015-11-07 13:21:16旧キット啓蒙作例三作目です。今度は合わせ目消しと部分塗装で仕上げてみます。 プラスチックは若干光が透けて軽々しい印象になるので、内側に銀色を塗って透け止めしておきます。完成後も見える部分は、ツヤ消し黒で上塗り。 #プラモ入門 pic.twitter.com/kcOYoapw3V
2015-11-12 15:05:54最近のバンダイのプラスチックは光が透けにくい上質な物なので、効果は気休め程度なんですが…w。上のスネが透け止めした物、下がそのままです。 パッと見の軽々しい印象を変えるには、結構有効な手段だと思いますよ。ガンキャノンとかは必須w! pic.twitter.com/NG1xuyM52A
2015-11-12 15:20:07さて接着ですが、その前に前回同様、接着面を平らに削っておく事! 接着にはトロトロタイプの接着剤を使用。『塗る』と言うより、接着面両面にポテポテと『置く』感じで塗布して行きます。 乾く前にギュッと圧着! pic.twitter.com/tzfAUhK3Ao
2015-11-12 15:26:25内側に挟み込む部品は、先に組んじゃいましょう。旧キットは組み立てと塗装の工程が入り混じるので、組みやすい順番を自分で考える事も大切です。 このまま最低一晩乾かします。 pic.twitter.com/wxHcIYjKCN
2015-11-12 15:30:09三作目でやろうとしているのは、要はこーゆー事です。 でも旧キットの場合、そもそも部品がちゃんと合わずに段差ができる事が多いので、パテが禁じ手になるとかえって製作難易度は上がる気もするなぁ (^。^;) #プラモ入門 pic.twitter.com/SqG39CPlFQ
2015-11-13 17:37:43