心理学の再現可能性(再現性)
@kosukesa @ynabe39 そうなると、「環境」とそうでないものをどう区別したらいいのか、というややこしい問題が出てきそうです。
2015-11-10 10:54:34@daihiko @ynabe39 前にも書いた気がしますが、「こころ」だなんだというのは穴の空いた袋みたいなもので、環境と分けられないと思います
2015-11-10 10:57:23@kosukesa @ynabe39 横から失礼します。「行動するもの」の側に目的がはいらないと、やはり「行動」とはならないのではないでしょうか。「遺伝子を遺す」という目的が入ってはじめて環境への適応や「計算すべき問題」となる。その意味で機械に目的(機械が機械を遺す)があれば行動
2015-11-10 11:10:55@kosukesa @ynabe39 ただし、@daihiko 先生がいうように、何が環境であるか、何を相互作用とするか、ということもからんできます。私は内外の境界が1つだけあるのではなく、複数もしくは連続的に考えていますが、そうするともっとややこしくなりますね。
2015-11-10 11:21:20@KazuSamejima @ynabe39 @daihiko いや、それが正解だと思います。僕の輪郭がどんどん溶けていくような感じはそれもあります。
2015-11-10 11:22:49@daihiko @kosukesa 遅い反応ですいません。文化差等の"隠れ変数"が本当に問題となるかどうかも、良い追試を含む頑健なデータが無ければ話が進まないと思います。またそうした変数を考えなくとも頑健に観察される効果はたくさんありますよね。
2015-11-10 12:57:24@kokiikedaJP @kosukesa 文化とか人種とか様々なものを捨象した「純粋な人間」ってどんなものか、心理学の中で合意ができるのかな、っていうのはよくわかりません。
2015-11-10 20:42:16@daihiko @kosukesa まず、科学者間の合意は研究を行う前提ではなく、目標ではないでしょうか。そして合意を目標としない知的営みを科学と呼ぶことはできないと思います。合意がなければ事実とは言えず、事実でなければ科学的知見と呼ぶことはできないでしょう。(1/n)
2015-11-10 21:10:59@daihiko @kosukesa 次に社会心理学は社会的影響を重視しますが、それゆえ"隠れ変数"という概念に魅了され、p hacking を呼び込んでしまったことは否定できないと思います。文脈的影響と言っても、頑健な再現性を伴っていなければ科学的知見とは言えないのでは?2/2
2015-11-10 21:13:36@kokiikedaJP @kosukesa でも、心理学者の間に最低限の合意が (研究を始める前から) なかったら、どうやって研究を評価するんでしょう。
2015-11-10 21:42:08@daihiko @kosukesa 心理学も歴史がありますから、様々な合意事項が現にありますよね。ただトピックによっては合意が揺らいでいる場合があり、そこで統計学など方法論的な部分での合意に基づいて再検証を行い、新たな合意を達成しようというのが、現行の諸再現性プロジェクトかと。
2015-11-10 21:48:36@kokiikedaJP @daihiko 僕の知る限り、多くの自然科学は研究対象に対する合意が強固に作りやすいと思うのですが、心理学の場合には(分野によるものの)理論不在のこともあって対象に対する合意が揺らぎがちです。そこで方法論でバックアップするわけですが
2015-11-10 22:32:53@kokiikedaJP @daihiko 方法論でバックアップするわけですが、統計的手法で可視化されうるものを研究対象に限定することに反発するひとはいるかもしれません。
2015-11-10 22:35:01@kosukesa @daihiko そのあたりが不思議に思えます。僕はモヤモヤしたことがないので、よく分からないのです。
2015-11-10 22:44:15@kosukesa @daihiko 誤差を含む測定に対しては統計を用いなければ合意は得られないということは、多くの研究者が同意すると思います。また統計の重視は探索的研究や質的観察の価値を軽くするわけではなく、そこを出発点としつつ最終的には統計的な頑健さに到達しようという意見かと
2015-11-10 22:43:18@kosukesa @daihiko 科学に対する信頼でしょうか? まあそれが無かったら研究者できないように思うのですが。
2015-11-10 22:47:31