【戦闘ロール】マリーVSムロミ

マリー VS ムロミ(武将IF版)での、比較的ライトな戦闘ロール。
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マリー・ルモワーニュ @btl_az

獣の性質か、細かい動作や光に注意がいき易いのが見事に欠点として出てしまった。 そのせいで得た隙を完全に無駄にしてしまった。寧ろ光に注意がいって逆に隙を与えてしまっただろう。

2015-11-06 23:01:58
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

膝を立てて体勢を直し、屈んだ姿勢から一転。 ――バトルブレイズ・グロウッッッ!!! 紫紺魔族は絶望と火の海から産まれたという。その血の特性を引きずり出して、剣に乗せる。すなわち、ダメージ性のある炎を乗せた剣での(地面と水平の)回転斬りを、やった。 「喰らぇぇぇえええええっ!!!」

2015-11-06 23:41:01
マリー・ルモワーニュ @btl_az

熱と風切り音で気が付いた。しかしその時にはもう、刃が此方に迫っていた。 いくら野生の本能アリアリなマリーちゃんでも反応しきれない! 「ぅきゃう!?」 剣先が腹を捕えた。焼ける服と、炎により負う火傷。 けれど回転する剣の流れに沿って身体を捻って何とかいなすマリーちゃん。

2015-11-07 21:29:13
マリー・ルモワーニュ @btl_az

傷を負えど、それでも最大ダメージは免れようとする抵抗。 「ぐ、ぬぬぬぅ…でも今度はマリーちゃんの番!」 そして得た遠心力を利用して地面を掻く!ガリ、と接地面は音をたて、爪を立てる。 「がう!」 今度はよそ見しない。真っ直ぐムロミを見据え、狼のごとく飛び掛かった!

2015-11-07 21:29:17
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

大技を終えて、剣を構え直そうとした。されど、 「まずい」 目の前より懐に近い所で、マリーを視認した。 さっきはかなり真芯で打った気がしたが、予想以上に早く立て直している。 (……身の切り返しがおそろしいほど速い。この子は、速すぎる) 剣を構えるのが速いか、あるいは敵の打拳が先か。

2015-11-08 08:18:26
マリー・ルモワーニュ @btl_az

ムロミが剣を構える間を抜けるように、左肩を狙い噛みついた! とはいってもまだ娘は獣としても子ども。牙も痛みを与えることは出来ても、肉を引き裂くほど鋭くはない。 「がるるるる!」 超接近戦。剣とムロミの間。こうやって接すれば剣は扱いにくい事を、マリーちゃんは経験上知っていた。

2015-11-08 22:00:28
マリー・ルモワーニュ @btl_az

爪を立ててしっかりしがみつき全体重をかける。重心を乱そうという狙い。 勿論踏ん張ることもできるし、冷静に引き剥がすこともできる。

2015-11-08 22:00:31
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

ムロミは剣を地面に立てて、支えにした。重心が乱れるなら、三本目の足を出せばいいのだ。 「バトルブレイズ――グロウッ」 剣先から炎を噴出させた。 地面をえぐりながらムロミの利き足を軸に、剣先を推進力に回転する。一転、二転、――。 狙いはしがみついたマリーの離脱、あるいは目眩辺りだ。

2015-11-09 17:11:24
マリー・ルモワーニュ @btl_az

一転二転と回転がかかるたび乗算する遠心力。 振り剥がされまいと牙と爪をより強く立てるも、ズリ、と何度か爪が滑った。 回転する世界、乱れる視界――もっと強くと顎と腹に力を入れた瞬間、それはすぐに弱まった。 「ぅきゃんっ!」 獣のような甲高い悲鳴と共に、牙と爪がムロミから離れた。

2015-11-09 19:35:31
マリー・ルモワーニュ @btl_az

力を入れた瞬間に、腹に受けた火傷が痛んだものだから思わず緩めてしまった。 遠心にかかるベクトルそのまま飛ばされ、そのまま地へと投げ出される。 「ぐ、ぐるるるる~…」 そして起き上がる様子はない、否、視界が回転して平衡感覚がつかめないのだ。

2015-11-09 19:35:42
マリー・ルモワーニュ @btl_az

やる気だけの呻り声をぐるぐる鳴らしつつも、おメメもぐるぐるしていた。

2015-11-09 19:35:45
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

危機は脱した。左肩が、マリーが剥がれるときの負担で妙に張っていた。左の筋を痛めたようだった。 倒れているマリーに向き直り、剣を静かに構えた。 「治まるまで待とうか?  ……全力で戦うと云ったのだから、待つさ」 やはり、左の腕は全力は出せない。出せば、嫌な怪我をしそうだ。

2015-11-10 00:11:14
マリー・ルモワーニュ @btl_az

お腹を向けて、尻尾をぱたぱたさせて。くるくるふらふら。 「ま、マリーちゃんまだ頑張れるもん…っ」 まだまだ全力で戦える。全然戦えるもん!へーきだもん! ムロミの言葉に何とか身を起こして一度頭をぶるぶると、ついでに尻尾の先まで振る。

2015-11-10 21:26:14
マリー・ルモワーニュ @btl_az

お腹はちょっとジクジクして痛いけど、マリーちゃんお得意のガブガブも引っ掻きも出来るもん! そうしてゆらりと立ち上がる。平衡感覚も戻ってきた。もう一度しっかりムロミを見据えた。

2015-11-10 21:26:17
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「よい瞳だ。戦いを楽しむその気構え。私も負けれなくなった」 歳は関係ない。強い者が、より戦いに情熱を傾けた方が、勝つのだ。 「ゆくぞっ、月輪花冠の剣(グローリー・キャメリア)――ッ!」 星紋を宿す瞳が蒼く輝き、その輝きが剣に乗り移る。

2015-11-11 22:33:54
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

(どれだけ苦しくとも、楽しんだ者が強い。だが、その心に体がついていけなくなった時、負けるのだ) 「この奥義は、その資格を認めた者にしか見せん  ――奥義、ムーンダスト・グロウ……ッ!」 一閃、蒼い光が半円状に瞬く。 剣士は線と点で敵を倒すが、魔法剣士は「面」を抑える奥義を持つ。

2015-11-11 22:43:01
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

あえて言えば、半円という面で抑えてはいるが、やや後方と上方はがら空きである。 ただ、認めた相手に奥義をみせたかった。そんな欲求が、ムロミを突き動かしのだ。 肌が切れるほどの威力ではない。 奥義が完了後、剣を右方に流して構えた。 されど、左の損傷と魔力の消耗で、隙だらけの構えだ。

2015-11-11 22:50:14
マリー・ルモワーニュ @btl_az

マリーちゃんは武器が扱えない。魔法もさっぱりだし、奥義なんて大それたもの持ち合わせていない。 あるのは牙と爪と、持ち前の速さだけ。 大人のような経験もなければ、思考もない。 だから、なにも考えず突っ込んだ。 そして奥義というものを見せられて臆するどころか目をキラキラさせた。

2015-11-13 17:22:04
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「きゃんっ!」 と鳴く声を響かせた。奥義を真っ正面から食らった。 とても痛いけど、マリーちゃんはそこで諦めなかった。 跳ね返されて、地面について、すぐさま切り返して突進。 全身痛むから、そこまでスピードも威力も出せない。文字通り最後の力を振り絞った、本当にただの突進。

2015-11-13 17:22:42
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「がう!」 避けられたらそれまで。ぶつかっても軽く突き飛ばせるくらいで、そこからどうこうする力もない。 最後のあがきといってもよかった。

2015-11-13 17:23:18
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

剣を右から左へ。踏み込みながら振るう。 刃は突進を切り伏せるために。 ――交錯する二人の決闘者。 空を舞う剣が、地面に突き立った。

2015-11-13 18:11:26
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

……ムロミは、マリーの体に打たれて、飛ばされた地面で仰向けになった。 「青空だ。いい日に出会えたと思うよ」 左肩が動かず、とっさに右腕で庇って突進を受けた。 「この腕が動かぬ以上、貴女の勝ちだ。マリーちゃん」 本当に、いい空だった。

2015-11-13 18:13:38
マリー・ルモワーニュ @btl_az

べたり。 突進を繰り返した身はムロミへと、そして頭から地面に激突した。 うつ伏せの状態で、大の字、しっぽをぱたぱた、ばたんきゅー。 マリーちゃんももう、全身筋肉痛みたいにいたくて動けない。 「マリーちゃん勝った…?勝ったの…??」

2015-11-15 10:36:56
マリー・ルモワーニュ @btl_az

ずるりと頭を動かして、おメメをぱちくりさせてムロミを見る。 頭には先ほどぶつかった衝撃かたんこぶが出来始めていた。 はじめは理解出来なかったものの、徐々に把握する相手の宣言。じわじわと、表情に笑顔が混じる。 「マリーちゃんマリーちゃん!わーい!」 ゴロゴロと転がって勝利の舞。

2015-11-15 10:37:51
マリー・ルモワーニュ @btl_az

本来なら相討ちと表現してもよかったものの、マリーちゃんは「いやこれは」と申し出るような厳正な戦士ではない。言葉そのまま受け取って喜ぶのだ。 ゴロゴロゴロゴロ。そしてそのままムロミの元に。 足で移動するよりこちらのほうが楽だと気づいた。

2015-11-15 10:38:31