【戦闘ロール】マリーVSムロミ

マリー VS ムロミ(武将IF版)での、比較的ライトな戦闘ロール。
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ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

闘技場、戦うためにある場所である。 ムロミは、剣を交える敵を探しに来た。動けないということは、生まれてから一度もなかった。 それが、紫紺魔族の、たいていの王族とは違った。次期女王など、いまだに走ることすらできないという。いや、それはどうでもいいのだ。ここでは、関係ない。

2015-11-05 16:33:38
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「我こそはと思う武人は名乗りを挙げよっ  なに、手加減の必要はないし、私も手加減はせぬ。さぁ、おらぬか?」 闘技場の観客や手番待ちの荒くれたちに、朗らかに声を飛ばす。 にっこりと笑んで、地に立てた剣の柄に両手を合わせた姫武者だが、 されど、その眼光こそは本物の武将。

2015-11-05 16:37:36
マリー・ルモワーニュ @btl_az

マリーちゃんのパパは言いました。 『少しは勉学にでも励んだらどうか』 マリーちゃんのママは言いました。 『女の子なんだからお洒落でもどう?』 しかしマリーちゃんはそんなこと、大きなお耳には入りません。 毎日拳を鍛えるのです。そうすればおやつのジャーキーがより美味しくなるからです。

2015-11-05 20:50:52
マリー・ルモワーニュ @btl_az

そんなわけで今日は沢山鍛えられると聞いて、闘技場というところに来ました。 詳しい事は分かりません。マリーちゃんは戦えたらいいのです。 「はい!は――い!お姉さん!マリーちゃん、マリーちゃんが戦う!」 朗らかに飛ばされた声にざわつく観衆や武人らの中、元気な娘の声が響きました。

2015-11-05 20:51:03
マリー・ルモワーニュ @btl_az

ぶんぶんと三つあるもふもふ尻尾を振りきれんばかりに振って。ぴょこぴょことお耳はぱたつかせて。 厳つい武人らを掻き分けて一見場違いな風貌。碧い眼はキラキラと輝いて、どうみても武将のような勇ましいそれではありません。 「ね、ね、マリーちゃん!今ならマリーちゃんお得!お買い得!!」

2015-11-05 20:51:13
マリー・ルモワーニュ @btl_az

是非戦い願いたいと必死のアピール。何がお買い得なのか。 飄々と、軽々とした様子で、剣の柄にに両手を合わせた彼女の前にジャンプしながら銀髪の娘が現れました。

2015-11-05 20:51:16
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

ふっ、と穏やかな息をはいた。 「マリーというのだな? 私はムロミ。 ムロミ・ダクニオン=オーンだ  ……しかしそなた、得物はどれだ。魔法か、脚か、あるいは拳か」 顎に手を宛てて、ふむ、と考える仕草。

2015-11-05 21:32:10
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「よし! ではお嬢さん? 私と一戦、踊ってください」 手をゆるりと差し伸べて、上半身を曲げた。 「好きな得物は剣ですが、魔法を織り交ぜた剣です  マリーちゃん、君と戦えることを、嬉しく思います」 あっ、と気づいた様子で 「切れない剣だから、たんこぶぐらいで勘弁してね、お互いに」

2015-11-05 21:36:25
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

向ける眼差しは、可愛らしい子供に向けるものから突如、神妙なものへ変わった。 「……無論、かといっても ーー 手加減は無用でいくぞっ」 剣を、構えた。 「そちらの合図で、勝負開始だ」 風が、ひゅうと、唸った。

2015-11-05 21:42:14
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「お姉さん、ムロミおねーさんっていうんだね!」 にっこりと。ぶんぶんぶんぶん。尻尾は相変わらず。 彼女は剣を携えているが、娘は何も手にしてはいない。 それはそうとも。マリーちゃんに武器というものは無用…というか扱い方を知らない! 魔法だってなんのこっちゃ。

2015-11-05 22:04:27
マリー・ルモワーニュ @btl_az

立派な剣を前にすごいすごいとはしゃぐものの、突如神妙なものへと纏う空気が変貌した彼女にきょとんと目を点にさせた。 これからは真剣な戦いだ。でもマリーちゃんは残念ながらマリーちゃんなのだ。 「マリーちゃんはね、がぶがぶするのが得意なんだよ!がぶがぶー!」

2015-11-05 22:04:35
マリー・ルモワーニュ @btl_az

がおー!と掌を見せて獣のポーズ。彼女が纏う空気は娘の周囲だけは別世界。けれど。 「しょーぶ!しょうぶ!いざ尋常に…よ―――い」 此方の合図と受けると、ぐっと背を低くした。獣が飛びかかる寸前の様。片手を地につけて爪を立てる。

2015-11-05 22:04:47
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「ド――ン!!」 ガリ、と地を引っ掻いて。堂々真正面!マリーちゃんはムロミへと飛びかかった!

2015-11-05 22:04:53
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「まるで獣(けもの)―― であればッ」 剣を指揮棒のように振るう。マリーが、迫る。

2015-11-06 00:52:37
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「『オーバー・ブレイズ』ッ!」 炎の波がムロミの前方に対して湧き出る。炎といってもほとんど幻に近い。 威力自体は、熱いとか不快感をかなり激しく感じる程度だ。 段々高さと威力を落としながら炎が波として流れていく。

2015-11-06 00:52:46
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

(――狙いは、わたしの目の前で体勢を崩した瞬間の、柄尻での殴打  そしてそれを外した場合はマリーの着地場所で、幻炎で出来たダメージゾーンでの動きの鈍り。  そこではマリーの反撃を躱しやすく出来る。考える時間が生まれるッ!)

2015-11-06 00:52:54
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

「さあ、素早すぎるお嬢さん。まずは小手調べ!」 むろん、幻炎を強行突破して無防備な今のムロミに一撃与えることも、可能だった。

2015-11-06 00:53:04
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「ふぇ!?ふわわわ…!」 突如目の前に現れた、液体のように流れ向かってくる炎。 幻のようなものだとしても、きっと常人ならそれを避けようとするだろう。 しかし残念ながら、弾丸のように飛び込んだマリーちゃんは急には止まれない!

2015-11-06 17:06:26
マリー・ルモワーニュ @btl_az

勢いを利用して身体を丸めくるりと回転。防御の体勢。背に炎を受けることによって幾らか気持ち感じる熱を和らげる程度。しかしベクトルはそのまま変わらず。 胸元目掛けて一直線に飛び込んでいた娘は、身体を丸めたことにより標的は足元に。

2015-11-06 17:06:37
マリー・ルモワーニュ @btl_az

「わっふ――!」 くるくるごろごろ。止まれないならそのまま突っ込んじゃえ!と前転してくるマリーちゃん。 幻炎をまさかの前転で強行突破してきた娘に注意を向けていれば恐らく簡単に避けることはできる。 そうでなければきっと、ボーリングのピンよろしく躓いて大きな隙を与えることになる!

2015-11-06 17:07:24
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

なっ、と驚愕した。判断の柔軟さは子供ゆえか。 予定していた柄の軌道より遥かに下の高さ。 とっさに反応しようとして、柄が空振る。 「しまったっ」

2015-11-06 21:37:33
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

脚が前転に巻き込まれた。地面に腹を叩きつける。 剣が、5cmほど手から離れた場所に落下した。転ぶとき、両手で顔を庇ってしまったのだ。 (姫であるまえに、武人であるべきでした。顔を庇うなど、愚か者のすることです) けれど、ほぼうつ伏せの隙は大きい。立ち上がりに要する時間は、4秒。

2015-11-06 21:41:39
ムロミ(期間限定で武将IF) @muromiDO

その隙を、剣でなく、魔法で殺すことにした。 ――スターダスト・インパクトッ 星が瞬くような目潰しにもならない、注意を惹く(かもしれない)だけの光がちかちか。 それが、ムロミより少し右に離れたところで輝いた。 ――4秒、稼げるか……!?

2015-11-06 21:45:27
マリー・ルモワーニュ @btl_az

どーん!激突!見事にマリーちゃんの前転は彼女を巻き込むことになった! ここから反転、すぐさま床を蹴って飛び掛かることが出来たなら隙の生じた彼女に大きな一撃を与えることができたでしょう。 けれど。 「ふぇ…ええええ…」 身体くるくるの次はおメメぐるぐる。

2015-11-06 23:01:49
マリー・ルモワーニュ @btl_az

勢いよく前転したものだから勿論こうなる。 後先考えずに行動した結果がこれです。頭をぶるぶると振って何とかリセット。 そして改めてムロミを見据えた際、今度はチカチカと光が輝いた。 「う、うきゃっ!!?」 思わず逆毛を立てて驚くマリーちゃん。尻尾がぼふっと膨らんだ!

2015-11-06 23:01:56