「空気感染」とは?

「異常プリオンが空気感染した」という研究論文を紹介したニュースに端を発した「空気感染」とは何か? という話題。
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@Merkmalz
テロに使われたら怖いな。RT @pyrenoid: プリオン:空気感染は「非常な少量でも致死」 http://bit.ly/eBR9Ts (#wiredvision)
空飛ぶペプチドタグ @DLYDDDDK
ちょっと読んでくる! RT @raota: PLoS pathogen…だと…? RT @Merkmalz テロに使われたら怖いな。RT @pyrenoid: プリオン:空気感染は「非常な少量でも致死」 http://bit.ly/eBR9Ts (#wiredvision)
空飛ぶペプチドタグ @DLYDDDDK
さっきのプリオンの論文読んだ。ネブライザで脳乳剤をエアロゾルにしてマウスに嗅がせたら感染したよ!ちゅう話がメイン。で、経路について免染で確認と。それなりの量かけたら嗅神経から直接行くみたい。
Y Tambe @y_tambe
なるほど。肺ではなく、鼻腔から嗅球経由か。それなら確かにありえそうだ。"@DYKDDDDK それなりの量かけたら嗅神経から直接行くみたい。 "
空飛ぶペプチドタグ @DLYDDDDK
@y_tambe あるいは視神経からとも書いてありますね。で、doseが低い場合はリンパ系で一回増えるのが大事と。
Y Tambe @y_tambe
うーん、プリオンの「空気感染」のニュース、変な風に誤解が広まらなきゃいいけどなぁ。「空気感染」って言葉は意外と厄介なんで。最近は、空気感染と飛沫感染の区別が強調されてるけど、その代償で、「空気感染=飛沫核感染」とか「空気感染=空気を介して伝染する」とかいう誤解も広まってるから。
Y Tambe @y_tambe
空気感染は「病原微生物が、空気中を(長時間)浮遊する微粒子として、経気道的にヒトに入り込み感染する」というもの。くしゃみや咳の際に飛び散る「飛沫」は、一定距離飛ぶと落下するので、空気感染とは別に「飛沫感染」として扱うことが多い。
Y Tambe @y_tambe
これに対して、飛沫が空気中にある間に、水分が蒸発して失われ、長時間浮遊可能な微粒子になったものが「飛沫核」。この状態になると感染力が極端に落ちるケースが多いのだが、なお感染力を維持する病原体もある。こういったものが感染源になるのが「飛沫核感染」。インフルエンザや結核がその代表。
Y Tambe @y_tambe
この「飛沫感染」と「飛沫核感染」の対比から、しばしば「飛沫感染は空気感染とは呼ばない。空気感染とは飛沫核感染のことだ」という説明がされることがあるのだが、これは微妙に誤り。空気感染と飛沫核感染はイコールではない。飛沫核感染は空気感染の一形態だ、というなら正しい。
Y Tambe @y_tambe
空気感染には、ヒトからヒトへ伝染するものとして「飛沫核感染」「塵埃感染」というタイプがあり、さらに伝染しないタイプのものもある。伝染しないタイプについては、細分化した名称を付けがたいのだが、テキストによっては、これを「(狭義の)空気感染」としているものもある。
空飛ぶペプチドタグ @DLYDDDDK
@y_tambe エアロゾル、と言った場合には飛沫も飛沫核も両方含まれるという理解でよろしいでしょうか?
Y Tambe @y_tambe
塵埃感染の代表例といえば結核。結核菌は、結核患者の咳やくしゃみにまじって、飛沫/飛沫核感染をしうるが、患者の痰(喀痰)にも沢山の菌が排出される。この喀痰が、環境中で乾いて、粉々になり、ちりやほこり(塵埃)として空気中に飛散するのだが、これが感染源になりうる。これが塵埃感染。
Y Tambe @y_tambe
概ねオッケーかと思います。でもイメージ的には、どちらかというと、微細な水滴、という感じですかね。飛沫の中でも比較的小さいもの、という感じ。あと、ヒトから出たものか否かを問わないのがエアロゾル。@DYKDDDDK
Y Tambe @y_tambe
ヒトからヒトに感染しないタイプの「(狭義の)空気感染」するものとしては、判りやすいのは「カビの胞子」。免疫力の極端に低い人などが環境中で生育したカビの胞子を吸入して、肺アスペルギルス症、肺真菌症などを起こす場合が該当する。この場合、患者は感染源にはならないので、伝染はしない。
Y Tambe @y_tambe
また、やや特殊だが重要なのがレジオネラ。レジオネラは、水の多い環境中に棲息しているのだけど、この菌を多く含んだ水を風呂でシャワーに使ったときとか、空調の冷却水にしててパイプ破損で霧状に吹き出してるときなど、「エアロゾル」として発生したものを吸入すると感染する。これも空気感染。
Y Tambe @y_tambe
レジオネラ症も、空気感染するけれど患者は感染源にならない、すなわち伝染はしない。
Y Tambe @y_tambe
で、今回の「プリオンの空気感染」については、研究上のインパクトはあるけど、「空気を介して『伝染』する」という意味ではない、ということがポイント。「空気感染=飛沫核感染」という理解だと、ここを誤解しかねないのが気がかり。
空飛ぶペプチドタグ @DLYDDDDK
今回のプリオンエアロゾル感染論文のキモは、あくまでも『エアロゾルに(人為的に)したプリオンに暴露したら感染したから、体内動態を調べた』であって『プリオンが飛沫になったら次から次へと人が感染しちゃってやべーよ!』という話ではない。経路としてあり得るから気をつけろよってことですね。
腰痛先生 oʇoɯɐʞo ɐɹıʞɐ @yoh2
いまはあまり空気感染と言わないことになってると思ったが…プリオンの件かな。ちょっくら読んでみるべ。
腰痛先生 oʇoɯɐʞo ɐɹıʞɐ @yoh2
「プリオンが空気感染」は正しいけど、感染させたマウスがImmunocompetent/Immunodeficientであることと、「空気感染」と「飛沫感染」、「飛沫核感染」がごっちゃにされると怖い事になりそう。マスゴミが偏向報道しなきゃよいが。
Y Tambe @y_tambe
この辺りは、戸田新とかでも、かなりゆらぎの大きいところなので、頭が痛いですよね。"@yoh2 いまはあまり空気感染と言わないことになってると思ったが"
Y Tambe @y_tambe
今確認したら、細菌のところでは「空気感染 air-borne infection」としてバイオエアロゾル(レジオネラ、真菌の胞子)を含めた解説がされてる一方で、ウイルスのところでは飛沫核感染を「空気感染」と書いてました。まぁウイルスの場合は、確かにそうだけど。
腰痛先生 oʇoɯɐʞo ɐɹıʞɐ @yoh2
@y_tambe 僕はざっくり言ってヒト-ヒトが飛沫/飛沫核、環境-ヒトが空気感染だ、と言っちゃってます。感染対策上、扱いを違うようにしないといけないので。自分でも危ういところだとは思っちゃいるんですが…。
Y Tambe @y_tambe
系統看護の微生物学の教科書あたりが、何年か前から、そういう説明にしてますよね。戸田新を下敷きにしてて反映が早くて、非常にいい教科書なのだけど、先進的すぎやしないか、と思うことも ^^; ”@yoh2 ヒト-ヒトが飛沫/飛沫核、環境-ヒトが空気感染”
腰痛先生 oʇoɯɐʞo ɐɹıʞɐ @yoh2
プリオンが動物間で飛沫感染したわけじゃない(いまのところ)。異常プリオンで汚染された動物の脳の飛沫をあびる可能性のあるような、解体業者の人なんかは、気をつけないといけないかもしれない。
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