【世界を見通す優しき瞳】

雪花艦隊英雄伝 @DD_LUNAKICHI

トゥンヌスが命じると水マグロ達が一斉に菊月に襲いかかる！ ｢イヤーッ！｣｢｢ゴボボーッ！？｣｣ 菊月は迫る水マグロをロッドで一閃！鬼気迫る瞳で海を見据える ｢お前があいつを殺したというなら、今その仇を討つ！｣ ｢ヤレルモノナラヤッテミロ！｣

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トゥンヌスは菊月を挑発する。トゥンヌスの姿は見えないが、菊月は落ち着いて目を閉じた。｢菊月｣から受け継いだ力で、トゥンヌスの居場所を探る ｢そこだ！｣ 菊月は素早く振り返り、電流を流したロッドを背後の水溜りに投げつける！ただの水溜りが電撃を受け、トゥンヌスの姿に変わる！

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｢グワーッ！？バ、バカナーッ！｣ 菊月は姿を現したトゥンヌスに爆雷を投げつけ、単装砲を向けた ｢終わりだ。あの世であいつに詫びるんだな｣ 単装砲が爆雷を打ち抜き、ロッド、トゥンヌスを巻き込み爆発！ ｢サヨナラ！！｣ トゥンヌスは爆発四散！今度こそ完全に消滅した

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爆風を受け、菊月は膝をつく。｢菊月｣からはもう、懐かしさは感じない。今や自分自身と一体になったのだ。あのトゥンヌスも、二度と蘇ることもないだろう。脱力した菊月は大の字に寝そべり、空を見上げた

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菊月はふと、瑠奈花の姿を思い浮かべる。彼は今鹿屋にいるようだ。葛葵、リカルド、美影。菊月もよく知る仲間達と話をしているのが見える。菊月は通信機を取り、瑠奈花に繋げた ｢…聞こえるか？司令官｣ 『こちら瑠奈花…菊月か？』

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｢ああ。司令官、今鹿屋にいるな？｣ 『ん？何故知ってるんだ？今葛葵司令達と次の大規模作戦について話していたところだが』 菊月の見た通りだ。かの力は確かに、自身に受け継がれていた ｢そうか。一つ頼みがある｣

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｢少しトラブルがあってな…いや、解決はしたんだが、そちらに戻る体力も気力もないみたいだ。迎えに来てくれないか。トウキョウ・ベイまで｣ 『トラブル？何かあったのか？』 ｢後で話す。頼んだぞ｣ 瑠奈花の返事を聞く前に、菊月は通信を切った

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まるで夢のような今日の出来事を、菊月は一生忘れることはないだろう。 迎えの飛空挺の上で、菊月は感慨深げに世界を見つめた。世界に広がった｢菊月｣の魂は、清く勇敢な戦士菊月の瞳を通して、世界を見守っていくのであった 【世界を見通す優しき瞳】終わり

えみゅう提督 @emyuteitoku

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