Medical Tribuneまとめ(2015年10-12月)

個人用。
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左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)さらに、100万例以上の男性を対象とした別研究で、収縮期血圧低値についても同様の関連が認められた。(了)

2015-12-05 21:12:57
左馬(ひだりうま) @lefthorse

開放骨折の創内洗浄は低圧・生理食塩水で十分有効(MT1105):開放骨折の管理では、感染予防と創傷および骨の治癒促進のため十分なデブリドマン・洗浄が必要とされるが、最適な洗浄方法を巡っては議論が続いている。(続く)

2015-12-05 21:17:28
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)カナダのMohit Bhandari氏の報告で、2-by-3ファクトリアルデザインの多施設共同RCTで、術後1年以内の再手術リスクにおいて、高圧洗浄は低圧または超低圧洗浄と同等で、せっけん成分を含有する洗浄水は生理食塩水よりも同リスクを32%高めることが示された。(続く)

2015-12-05 21:20:01
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)2009年6月~13年9月、米国・カナダ・オーストラリア・ノルウェー・インドの41施設での開放骨折患者2551例を対象としたFLOW試験では、術後1年以内の再手術率は高圧(20psi以上)/低圧(5-10psi)/超低圧(1-2psi)洗浄で有意差を認めず。(続く)

2015-12-05 21:23:12
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)せっけん水使用群の14.8%、生理食塩水使用群の11.6%で術後1年以内の再手術が実施され、せっけん水の使用は再手術リスクを有意に高めることが示された。かつて抗菌薬添加洗浄液の有効性が否定されたのと同様、この試験結果は現行の治療を変える可能性がある、とのこと。(了)

2015-12-05 21:26:02
左馬(ひだりうま) @lefthorse

中国の若年男性の3人に1人は将来たばこが原因で死亡との予測(MT1105):現在、世界のたばこの3分の1を中国の男性が消費、特に都市部で喫煙率が上昇。一方、中国人女性の喫煙率は若い世代ほど低い。英Oxford大のZhengming Chen教授らは、前向き疫学研究を実施。(続く)

2015-12-05 21:32:27
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)中国の男性約43万人、女性約30万人を対象にした研究で、早急に若い男性の喫煙率を低下させなければ、将来3人に1人がたばこが原因で死亡するとの予測をLancet誌に報告した。20歳未満で喫煙開始した人は、喫煙歴なしに比べて死亡リスクは約2倍であった。(続く)

2015-12-05 21:36:24
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)死因別リスクは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)で9.09倍、肺がんで3.78倍、虚血性脳卒中または虚血性心疾患で2.03倍であった。自ら禁煙し、10年以上継続した者の死亡リスクは、非喫煙者と同等であった。40~79歳の女性喫煙者では非喫煙者に対し1.51倍であった。(続く)

2015-12-05 21:40:06
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)Chen氏らは、「中国では成人死亡率が全体に低下しているにも関わらず男性の喫煙による死亡率は上昇しており、禁煙が普及しなければ、たばこによる年間死亡者数は2010年の約100万人から増加し、2050年には300万人に達するだろう」と警鐘を鳴らしている。(続く)

2015-12-05 21:43:23
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)共同研究者で同大学教授のSir Richard Peto氏は「西洋諸国では過去20年間に、たばこ価格を引き上げたこともあり、たばこによる死亡が減少している。中国でも同様の方法で数百万人を救命できる可能性がある」と述べている。(了)

2015-12-05 21:45:40
左馬(ひだりうま) @lefthorse

"ゲームてんかん"が子供に蔓延か 光刺激により誘発の可能性(MT1203):近年、子供がインターネットやスマートフォンに接する機会が増えている。日本てんかん学会で、18歳以下患者のうちゲーム・ネット依存/中毒症状のある患者の約半数に脳波異常が認められたとの報告あり。(続く)

2015-12-05 21:59:53
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)千葉県柏市・久場川こども発達クリニックの久場川哲二院長は、2014年4月~15年4月受診した18歳以下652人中、ゲーム・ネット依存/中毒が疑われる388人(平均11.6歳)の脳波を測定。ゲーム・ネット依存/中毒と診断された229人中56%に脳波異常が確認された。(続く)

2015-12-05 22:03:34
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)てんかん有病率は0.8%程度だが、今回の対象患者652人中では約20%。脳波異常の内訳は全般性棘徐波30%、棘波22%、光過敏19%、意識減損、興奮時記憶の欠如などのてんかん発作も見られた。脳波異常を認めた患者にはゲーム・ネット使用を中止・短縮させ、再測定した。(続く)

2015-12-05 22:07:55
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)これにより脳波が改善した症例は、全般性棘徐波で改善48%、棘波50%、光過敏50%であった。注意欠陥障害の12歳男児例では、小学校低学年からゲーム中毒で、禁断症状には記憶欠損や不機嫌発作を生じていたが、ゲーム時間短縮の結果、約4ヶ月後には脳波異常はほぼ無くなった。(続く)

2015-12-05 22:11:09
左馬(ひだりうま) @lefthorse

(続き)久場川院長は、初期診療で"ゲームてんかん"が見逃されていないか検討が必要ではないか、と問題を提起。ただし、"ゲームてんかん"は学術的に確立された概念ではなく、機序など解明不十分な点も多く、そのような呼称には違和感があるとのコメントも、記事には寄せられた。(了)

2015-12-05 22:14:09