クトゥルフと艦隊これくしょんを混ぜ合わせたような何か

ホラー小説っぽく書いてみた。
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(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 幾つか分からない言葉もあるにはあったが、全体の流れから読み取るに、どうも彼らは夜ごととある場所へと出向いているらしいのだ。 内容からしてそれは海、あるは海に似通ったどこかであるのも伺えた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:45:32
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【ついったーDE小説】 だが、それもまた奇異な事であった。 私の職場は海に近いとは言えず、夜に出かけてから帰ってくるにしては時間がかかりすぎてしまう。 仕事が終わってからとなればなおさらである。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:47:27
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【ついったーDE小説】 また、本当に海に行ってるとして、いったい何をしてるのか、とう疑問が残った。 残念ながらそこは全く分からなかった。 泳ぎにいくにしても、釣りにしても、夜に行くものだろうかと思ったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:49:00
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 それ以外の何かが目的であったかもしれないが、私の想像力ではそれ以外を思い起こすことは出来なかった。 だからこそ、彼らの会話内容を読み解かねばならなかった。 そこに、彼らがなしてる何かが潜んでいるはずなのだから。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:50:00
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 しかし、これがまた難しい作業だった。 意味の分からない言葉を交えた会話は、もはや解読の領域に入っており、言語学や文化関連の学問に精通してるわけでもない私の手に余った。 特に手を焼いたのは、意味の分からない単語だった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:51:24
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 その単語を幾つかあげると、 モエ、 イベ(「イベン」「イベント」と聞こえる事もあった)、 カイイキ、 アゴー、 レベリ(レベリング?) などなどとなる。 これ以外にも様々な単語が私を悩ませた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:52:48
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 こういった不可解な単語を読み解くにあたって、私は学生時代以来となる辞書を取り出したり、インターネットに頼る事となった。 しかしめぼしい情報はなく、こういった方面からの情報収集はかなり早い段階で諦める事となる。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:54:19
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【ついったーDE小説】 早々に手詰まりになった私は、ならばと違和感を醸し出してる者達の動向を注意深く眺める事にした。 もうそれしか手段がなかったのだ。 少なくとも、他に何も思い浮かばなかったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:55:21
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【ついったーDE小説】 しかし出来る事など高が知れている。 結局は彼らの会話や行動を注意深く眺め、きっかけになりそうな内容が出るのを待つしかなかった。 そんな事がどれほど続いただろうか。 成果が出るのに、確か二ヶ月ほどかかったと思う。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:56:25
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【ついったーDE小説】 その時、私は幸運に(あるいは不運に)恵まれていたのだろう。 彼らの会話の中に、一筋の功名を見いだす事となる。 その時の彼らの言葉を一つの間違いもなく再現することはできないが、彼らは確か次のように語っていたと思う。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:58:02
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【ついったーDE小説】 「今度出るサンドラ・・・・う?」 「いや、どうしようかな。そこまで手を出したもんか・・・・」 「いや、カイでしょ。俺のヨメが・・・・」 「そりゃあ、あなたはそうでしょうよ。けど俺はいまいちなんだよね」 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:59:24
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【ついったーDE小説】 記憶違い、聞き間違いも所々あるだろう。 だが、私は気になる所があったので、思わず驚いてしまった。 「ヨメ」という部分である。 ヨメと聞いて嫁という意味を思い浮かべたのだ。 おかしなもので、そう口にしていた者は独身だった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:00:32
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【ついったーDE小説】 (そんな者が何故嫁などと?) 表だっては公表してないが、実は結婚してたのか、とも思った。 しかし、前後の会話からしてそれはありえないとも思った。 内容が夫婦間の事ではないからだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:01:46
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【ついったーDE小説】 気になった私は彼らの会話に耳をそばだてていた。 実際には、イヤホン越しに彼らの会話を聞いていただけであるが。 録音機などはポケットの中に、音楽を聴く振りをしながら会話に注意していった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:03:02
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【ついったーDE小説】 彼らの会話内容によれば、どうも仕事が終わった後に買い物にいくつもりのようであった。 ならば、と私も彼らの後を追っていく事にしたのだ。 探偵じみた行動であるが、これもやむをえぬと自分自身に言い聞かせて。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:04:03
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【ついったーDE小説】 途中経過を省いて結果を述べれば、私は彼らが手に入れたものと全く同じ物を手にする事となる。 それはその後の私の人生を大きく変える事になるものだった。 そのことに気付く事もなく私は、手に入れたそれを鞄に入れて帰宅した。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:05:41
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【ついったーDE小説】 それからは早かった。 手に入れたものがヒントになり、様々な情報を手に入れる事ができるようになっていった。 押し寄せる情報の並は私を押し流しそうになった。 だが、好奇心を満たすべく私はただただ情報をむさぼっていった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:08:19
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【ついったーDE小説】 謎が全て解けたとき、私は一つの決断を迫られていた。 その先に進むか、それともそこでとどまり引き返すか。 既に周囲の者達が何者であるかを私は知っていた。 当初の疑問は既に晴れていた。 そこから先に進む理由はない。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:09:26
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【ついったーDE小説】 だが、知り得たのは彼らが何をしていたかである。 そこでとどまり続ければ、実際にどういったものであるのかを知る事はなかったであろう。 もちろん知らない方が良い事は世の中にたくさんある。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:10:26
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 目の前にしていたそれにまで踏み込めば、もしかしたら取り返しの付かない事態に陥るかもしれない。 それでも先へと進み、更なる情報を得るのか。 止まって引き返し、それまで得た情報に満足するのか。 二者択一であった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:11:33
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 愚かなるかな、私は先へと進むことを決心した。 その時点で分かっていた事だけで十分であったにも関わらず。 好奇心はおさえる事ができず、どうしても先へ先へと進もうとする衝動をおさえる事ができなかったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:12:37
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 それも、おそらく手に入れたあの物にせいであろう。 あれがあったからこそ、私は回答にたどり着いたのだ。 しかし、あれを手に入れてしまったからこそ、私は更なる好奇心をかきたてられてしまったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:13:46
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 もう遅かったのかもしれない。 私はその時点で既に魅入られてしまっていたのかもしれない。 先が知りたい、この奥をのぞき込みたいという心のままに私は一歩踏み出し、彼らの言っていた「海」へと繰り出したのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:14:42
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【ついったーDE小説】 その後はあえて語る必要もないかもしれない。 私はついに彼らの全てを悟るようになっていた。 彼らが何を語り、何をしていたのか、今ならば全てが分かる。 この大海原に繰り出していたことも。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:16:43
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 そして彼らは共に歩む麗しき乙女達と共に、襲いかかる脅威と戦っていたのも。 その戦いの中で海を開放し、新たな乙女を救い出し、再び海へと向かっていったのも。 そう、彼らは戦っていたのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 21:17:53