『ケンカ投法 ライオンズの孤高のエース』 東尾修 小話

5
前へ 1 2 ・・ 9 次へ
ウマ吉@0610〜0612 京セラD @Umakichi_M

ベイス若手投手陣にも東尾さんのポジ思考を見習ってホスィ…(´・ω・`)

2015-12-13 22:03:47
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

早速ローテーション投手として2年目を迎えた東尾投手。 しかし、1年目に通用しなかった投手が簡単に通用できるほど甘い世界ではありません。 投げては打たれ、投げては打たれ、5回すらもたない試合が続きます。 それでも、投手がいない以上は投げ続けるしかありません。

2015-12-13 21:51:57
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

そんな中でも5月に東映フライヤーズ相手に初勝利。 ご存じの方も多いとは思いますが、大の夜遊び人であった東尾投手。 この日は店を転々とし、朝まで飲み明かしました(この時に後に妻となる方とスナックで出逢っています)

2015-12-13 21:53:49
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

緊急事態でローテーション投手として投げた2年目は11勝18敗防御率5.14。 なんとか2桁勝利を飾ったものの打線の援護も無いことが多く、大幅な負け越し。チームもダントツ最下位。 特に最終戦の南海ホークス戦では東尾投手ら3人の投手が17失点という醜態を晒します

2015-12-13 21:54:55
イカイ @tuki_no_kai

ムエンゴ……うぅ……

2015-12-13 21:55:22
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

この醜態に稲尾監督は東尾投手らを試合後に呼び出し、罵声と共に鉄拳を浴びせます。 現役時代誰よりも心優しいと言われた稲尾監督でしたが、新生ライオンズのエースとして期待するからこそ東尾投手には人には見せない姿が出てしまいます。

2015-12-13 21:56:07
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

3年目のシーズンは8勝16敗。防御率は3点台にになりましたが、またも大幅な負け越し。 他球団のブレーブス山田久志投手、バファローズ鈴木啓示投手らエース格と当たることで援護にも恵まれませんでした。 しかし、投げ続ける中で自身に足りないものが少しずつわかってきます。

2015-12-13 21:57:09
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

まず、まともに投げられる変化球がカーブだけ。しかも、ストレートも145キロが限界な凡庸なものでした。 そこで新たな変化球の習得に挑みます。 スライダーは、現役時代に絶対的な変化球として投げ続けた稲尾監督に、そしてシュートは多くの名投手を育てた川村英文コーチに師事しました。

2015-12-13 21:58:36
MASA @baysvictory

山城さん小話の東尾 修投手はワイと誕生日同じやでドヤッ

2015-12-13 21:57:58
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

特に河村コーチの指導には厳しい物がありました。 教わったシュートは見せるシュート(大きく曲がる内角をえぐる球)と打たせるシュート(小さい変化で詰まらせる球)を教え込みましたが、特に徹底したのが「内角攻め」 少しでも逃げの投球をすると鉄拳制裁が待っていました。

2015-12-13 21:59:50
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

投手としての武器を持っていなかった東尾投手に河村英文コーチは内角を恐れずに攻め続ける大切さを説きました。 『どんな打者でも自分に向かってくる球というものにはまともなスイングはできない』 この執拗な内角攻めは東尾投手の大きな武器となります。

2015-12-13 22:01:03
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

4年目のシーズンはこの内角攻めが実を結び、18勝をあげます(25敗) またも大幅な負け越しに最多被安打、最多失点、最多被本塁打を記録してしまいますが、リーグ最多の309投球回を達成。 親会社が太平洋に変わっていたライオンズに待望のエース投手が誕生した瞬間でした。

2015-12-13 22:02:14
BB9@多様性に富む野球を望む者 @yokostardream

代名詞を手にするまでのプロセスは相当過酷だったと

2015-12-13 22:02:12
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

翌73年には15勝14敗で遂に勝ち越しに成功します。 しかし、この年は遂に与死球13で遂に最多与死球投手に(実はこの前年も15与四球) 比較的コントロールのよかった東尾投手の執拗なまでの内角攻めに故意死球とも取れるふてぶてしい態度は当然他球団からの批難の的になります。

2015-12-13 22:03:21
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

自身をカモにしていたブレーブス福本豊選手に対しては執拗に牽制を投げ続けるだけでなく、脚を狙い続け、遂には脚にぶつけることさえありました。 当然、そんな様子を見たブレーブス西本監督は殴りこみをかけるようにマウンドの東尾投手に詰め寄ります。

2015-12-13 22:04:43
イカイ @tuki_no_kai

さらに前回に絡めていくスタイル

2015-12-13 22:05:22
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

しかし、この日本プロ野球史上最も恐ろしいと言われた西本監督に対しても東尾投手が態度を変えることはありませんでした。 また、報復を恐れたライオンズの選手からすらも内角攻めについて改めるよう諭されることがありましたがそれでも内角攻めを止めようとはしませんでした。

2015-12-13 22:06:18
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

黒い霧事件が勃発し、自身がローテーションを守るようになってからライオンズは4年連続でBクラス。 ドラフト選手には拒否され、トレードでの補強もなく、打線の援護も無い中、何の武器もない投手が勝つためにはどんなに卑劣と言われ、相手を怪我させる可能性があっても内角に攻めるしかったのです。

2015-12-13 22:07:27
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

特に黒い霧事件で多くのOBがライオンズを離れ、後ろ盾もない中、報復を恐れず内角に投げ続けるのは並々ならぬ恐怖との戦いもあったでしょう。 興業とはいえ、一度マウンドに立ったからには絶対に勝負に勝たなくてはならない、そういう勝負哲学が東尾投手にはありました。

2015-12-13 22:08:45
イカイ @tuki_no_kai

東尾「内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角内角」

2015-12-13 22:07:02
BB9@多様性に富む野球を望む者 @yokostardream

まあ、内角攻めこそが東尾氏の、当時のライオンズの生きる道でしたからそれをやめるということが何を意味するかは明白ですよね

2015-12-13 22:09:33
ウマ吉@0610〜0612 京セラD @Umakichi_M

まだ野武士然とした選手がたくさんいた時代だったんですね… 今の野球はお行儀が良すぎるのかも…(´・ω・`)

2015-12-13 22:11:26
ベイ山城さん@2019シーズン復帰 @Bay_yamashiro

74年には怪我で6勝にとどまりましたが、75年は開幕から好調を維持。 22勝のバファローズ鈴木啓示投手を抑え、23勝で初の最多勝に輝きます。 チームも8年ぶりのAクラスになり、少しずつ低迷から抜け出しつつありました。 しかし、親会社の太平洋が身売り、クラウンライターに買収されます

2015-12-13 22:10:05
前へ 1 2 ・・ 9 次へ