ソ連邦英雄これくしょん(仮)
ソ連邦英雄これくしょん(仮) D.I.オサチュク マカレンコフ車の車長。III号戦車を葬った後、盆地内の敵歩兵が激しく抵抗しており味方が前進出来ないのを知る。崖から敵集団の中に文字通り飛び込み履帯で蹂躙。機関銃と砲を撃ちまくりながら盆地内を「周回」した結果、敵は殲滅された
2017-08-28 23:13:33レニングラード包囲突破という重要な局面にあって、そこにいた赤軍戦車はT-60軽戦車だけでした(T-70も部隊に送られたものの間に合わず?)。彼らがいなければIII号戦車に全て食われていてもおかしくなかった訳で、ダブル英雄も納得かも。直接自身の手による戦車撃破がない戦車英雄とは!
2017-08-28 23:20:34なお彼らのエピソードについて、しばしばIII号戦車ではなく虎戦車3両という話が聞かれますが、これはこの戦いの結果赤軍が初めて虎を鹵獲した事からくる混乱のようです。実際には虎は故障遺棄されていて、見つけたのはオサチュクとマカレンコフの活躍のほんの少し後のこと
2017-08-28 23:23:14実際のところ、もし本当に彼らが出くわしたのが虎だったらどうにもならなかった可能性があります。というのも後々実際に試験されて判明した事ですが、虎は76mm野砲で至近距離側面から撃っても殺せない(硬芯徹甲弾は当時まだ無い)。頑張って対戦車砲陣地の前に引き出せても死なないのです
2017-08-28 23:29:39とは言え同日中の話なので、混同するのも已む無しです。ロシア側のお話でも、しばしば彼らがT-60で虎と相対したかのように書かれてたりしますし(あるいは英雄の宣伝面でもその方が景気が良い、という面もあるかしら……?)
2017-08-28 23:25:24まあT-60から見たらIII号戦車なんて重戦車みたいなもんですし(ここに居たのはL型とN型なので実際硬い)、虎じゃなかったからといって彼らの活躍が霞むって事もなかろとは思いますが
2017-08-28 23:32:43さらにオサチュク氏、件の死の周回の時は本当に撃ち続けだったらしく、というか機銃から何か部品引っこ抜いて手放しでも勝手に撃ち続ける状態にしちゃってたようです。そして自分は機関砲に取り掛かる。一人用砲塔なんで手が足りないって事なんでしょうが、無茶苦茶すぎる
2017-08-28 23:56:50マカレンコフは操縦手英雄だけど、何時間無故障みたいな整備保守の記録的達成ではなく純粋に戦功だけで評価されてるのは、ソ連的にはむしろ珍しい感じがなくもない。整備英雄多いですし
2017-08-29 00:10:25