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歴史研究における理論とその脱領域性――学問と人生?

本スレッド(歴史学をめぐる議論 http://togetter.com/li/8653 intellectual history をめぐる書き込み http://togetter.com/li/8507 )から派生したもので、基本的にodg1967が自分のための覚えとしてまとめたものです。問題の所在を明示するためにodg1967の判断で重要なツイットに色を付けてあります。続きは「思想史の中の history と theory、ときどき nature...」 http://togetter.com/li/9514
歴史研究 歴史
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@odg1967
歴史学方法論とか思想史方法論を単一の理論として押しつけられることは非常に迷惑ではあるのですが、歴史主義(この言葉の意味を説明できるひとはそんなにいないと思います)の考え方とかウィッグ史観批判とか歴史学方法論の多様性についての理解を共有する試みは有益だと考えています。
@odg1967
@adamtakahashi スキナーが言ってること(≠やってること)は「思想家の意図の解明以上のことを求めてはならない」(大意) http://j.mp/bxoD1B ということなんですけど、こういう発想は history of ideas の発想とは相容れないと思います。
@odg1967
@adamtakahashi 思想がコンテクストに依存してるという議論はいいんですけど「思想の歴史からわれわれ自身の直接的な問題への解決を求めることは、方法論的な誤謬を犯すだけではなく、道徳的な誤りとでも言うべきものを犯すことである」とか言われると何だかなあという気がします。
@odg1967
@adamtakahashi 思想史において様々な文脈を踏まえなければならないということは、別にスキナーが言いだしたことではないと思うのですが……。ぼくがわからないのは、コンテクストを踏まえた思想史研究から現代的な知見を導き出すことを厳しく戒める、あのヘンテコな禁欲主義です。
@odg1967
でも、たとえばルソーは歴史的コンテクストの検討をほとんど経ないでホッブズやマキアヴェッリを読んだわけですけども、そういう読みをアナクロニズムとして退ける気にはなれないのです。電波系と罵られることを覚悟しつつも、ぼくは思想が歴史的文脈を超えて持ちうる力に魅力を感じています。
@odg1967
いままでの議論を吹き飛ばすような発言になりますが、歴史家の方法論ってつまらないのです。歴史家としての本業である歴史研究そのものを読む方が面白いに決まっている。有能な歴史家が方法論の問題に拘泥しない最大の理由はこの辺りにありそうです。
縮限 @contractio
.@odg1967 議論にコミットするだけの教養がないので黙って(楽しく)拝見はしていたんですが。ちょっと素朴なギモンをば。
縮限 @contractio
.@odg1967 「歴史家の方法論」と「本業である歴史研究」とを比較して、どっちが楽しいかを云々する意味が 私には わかんないです。
縮限 @contractio
.@odg1967 方法(論)てのは「やりかた(についての議論)」であって、「本業」について、「どういうやり方をしたか(or すべきか)」「そのやり方でいいのか(どこがなぜいいのか)」などなどを云々するものじゃないんですかね。
縮限 @contractio
.@odg1967 他方、研究者の「本業」というのは「(真なる)知見の獲得と提示」ではないかと思うのですね。それと「そのやり方」を面白さで比較する、というのが私にはよくわかんない、ということなんですが。
縮限 @contractio
.@odg1967 ひょっとしたら私のこういう見方が間違ってるのかもしれませんが、いずれにしても、odgwさんが「歴史家(or 研究者)の本業」と「方法(論)」についてどう考えてるか知りたいところ。
縮限 @contractio
.@odg1967 おなじ理由でこっちにも疑問が。http://bit.ly/dtCkjY<「歴史学方法論とか思想史方法論を単一の理論として押しつけられることは非常に迷惑」
縮限 @contractio
.@odg1967 「単一の理論」として提出された「研究をどんなふうにすればよいかについての議論(=研究方法論)」というのを私は知らないので、疑問の半分は、私の無教養によるのだろうとは思うのですが。
縮限 @contractio
.@odg1967 「(研究の)方法」という概念は、「(研究における)真理」の概念と結びついているはずなので、
縮限 @contractio
.@odg1967 言い直すと、「私の提示する知見はこれです」と「この知見は こういうやり方で獲得しました」とがペアになっていればいいだけじゃね?と思うのですよ。
縮限 @contractio
.@odg1967 なので、「迷惑」とか「押し付け」という言葉が出てくる感覚がわからない。
縮限 @contractio
.@odg1967 想像が働かないので、なんか「迷惑だった例」を挙げてもらえると嬉しいんですが無理かw。
縮限 @contractio
・・・と いうところまでで、本業に戻りますよ。
縮限 @contractio
私はスキナーのこういう(http://bit.ly/aSkv4K)主張をみて、とりあえずは「そりゃそうだよな」と思うだけなので、odgwさんとはめちゃめちゃに距離があるのかもしれないんだけど。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
・・という前置きのもとで 素朴な話をもう一つ。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
「思想が歴史的文脈を超えて持ちうる力」云々というのは、「他人の人生は私の参考になるか」という話に似ているんじゃないかと思うのだがどうだろうか。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
で、この件については、直感的には、「基本的にはベタ参考にはならないが、たまに参考になることもある」くらいのことしか一般的には言えないだろう、という気がする。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
で、このなぞらえの延長線上でいうと、「歴史的コンテクストの検討をほとんど経ないでホッブズやマキアヴェッリを読む」というのは、サラリーマンが司馬遼太郎を読むのに似ている気がする。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
で、「参考になるか」ということでいえば、きっと「参考にしちゃってる」か、あるいは少なくとも本人たちとしては「参考にしたい」と思って読んでるんだろう。というか、「参考にしたいんですっ!」と言われたら、「そうですか」とか返すしかないw。.odg1967 .@adamtakahashi
縮限 @contractio
(でも「他人の人生を参考にすること」は、やり方によっては倫理的問題を生じさせうるし、それをさておいても・少なくとも、)「それは何をしていることになるの?」と問いたくなるような気はする。.odg1967 .@adamtakahashi
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コメント

@odg1967- 2010年3月13日
史学思想史の概説やサーヴェイ、史家の評伝とインタヴュー集のほか、理論研究のうち、テクスト・コンテクストをどう読むかに力点を置いたもの(たとえばスキナーらの政治思想史方法論)、因果関係や法則性についてのもの(マルクスの「唯物史観の公式」、ヴェーバーの価値自由、丸山眞男の有名な思想史方法論……)、具体例としてのアメリカ史におけるハーツ説とその批判(ベイリン)などなどの文献を挙げておきました。
@odg1967- 2010年3月13日
なお、いわゆる歴史主義については、トレルチ、マイネッケの周知の古典とアントーニのサーヴェイが日本語で読めますし、歴史法則主義についてはポパーの邦訳著作をご覧下さい。講談社の小河原誠『ポパー』も平易な本です。いわゆる新歴史主義についてはグリーンブラッドの著作が幾つか邦訳されているほか、確か英文学のひとたちが新歴史主義の動向をまとめた論文集があったはずです。文献については失念しているものも多いので、徐々に追加していきます。
@odg1967- 2010年3月13日
ああ、このリストはかなり特殊な問題意識の下でまとめらえた各論としての性格が強いので、ひょっとすると歴史学についての本スレをまとめる際に、このリストを丸ごと読み込んで、そっちの方に統合してもらった方がいいかもしれません。趣旨としては、歴史学の理論を考えることで、人文社会科学の根っこのようなもの(何かを理解し、世の中のことを大づかみにし、ひととしての生き方を考える……みたいな)を確認したいというベタベタの関心に基づくまとめだということです。
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi 2010年3月13日
主に自分の tweet を加えさせていただきました。これだけですと自分の意見を開陳している感じですが・・・、実際は混乱につぐ混乱でした。その様子は、@saisenreiha さんの「歴史学をめぐる議論2」で既に整理されています。http://togetter.com/li/8916 「今日のまとめ」の部分は議論の一応の到達地点を示すために付記したもので、これ自体完全なものでは全くありません。更なるご指摘・ご批判がございましたら、コメントをお寄せいただければ幸いです。
縮限 @contractio 2010年3月13日
二系列あった私の発言のうち、前者を追加しました。 時系列順に並びなおしたら、「なんというか、ここからはじめましたか」という発言が浮いちゃいましたけど。そこはご勘弁。
Hashimoto @r_hashimoto 2010年3月13日
RT @odg1967: ちなみに、ぼくの理解では、理論というのは、個別的な事象の背後に規範とか法則といった普遍的な何かを見ることを意味します。個別的な事象を規制する規範を見出すのが規範理論、個別的な事象で検証すべき法則を見出すのが実証理論。たぶんこれが政治学者の理解する「理論」の意味だと思います。
Hashimoto @r_hashimoto 2010年3月13日
RT @odg1967: これもぼくの感覚に過ぎませんけど、ひとりの人間に限定しても、ある本をいつ、どのようなときに読むかということは決定的に重要であるような気がします。よかったら昔のエントリですが、これも参照して下さい。 http://j.mp/9KSVGi
nasastar @nasastar 2010年3月15日
RT @contractio: で、このなぞらえの延長線上でいうと、「歴史的コンテクストの検討をほとんど経ないでホッブズやマキアヴェッリを読む」というのは、サラリーマンが司馬遼太郎を読むのに似ている気がする。.odg1967 .@adamtakahashi
@odg1967- 2010年3月15日
リストの編集を閉じました。以後はアーカイヴとしてご利用下さい。
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