「非実在青年」をめぐる楽屋話 by 水道橋博士

ロケの楽屋で都知事の息子に、「非実在青年」問題を切り込む水道橋博士。石原家の書斎にはなにがあったのか。
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水道橋博士 @s_hakase

13時間強に及ぶ長丁場の収録から帰宅。イロイロと本番も楽屋も移動も全てエキサイティングで興味深く面白い。テレビに比べればTwitterは小さな出口だが伝えたい書きたいことは山のようにあるなぁ。

2010-03-12 23:06:48
水道橋博士 @s_hakase

楽屋トーク。朝、良純さんに『非実在青少年』について気になり何気なく。「お家にエロ本っておいてありました?」と「ないよ。でもプレイボーイはあったなぁ」などと思春期の目覚めについて。

2010-03-12 23:41:13
水道橋博士 @s_hakase

千葉ロケの行き、良純さんといろいろな父子の話。千葉ロケの帰途、キラ☆キラ、江川達也回のポッドを聴き終え、やはり気になり、「漫画って子供の頃から読んでました?」と質問。「石原家の人々」のマンガ事情について聞く。(ちなみに「非実在青少年」問題については説明してます)

2010-03-12 23:45:15
水道橋博士 @s_hakase

殿も「漫画を読ませてもらえなかった」世代であり、今も漫画は一切読まない。そして僕も漫画については全くもって疎い方だが、石原家はガチガチの活字文化であることは、よくわかった。

2010-03-12 23:48:31
水道橋博士 @s_hakase

江川達也さんが言うようにエロの表現に「酷い」としか思えない漫画があるのも事実だろうが、しかし、それは個人の尺度であり、その優劣を個人が決められるはずがない……。そこを「決められない」ことがわかるのか、わからないのか、だから「自由」なのか「制限」なのか?

2010-03-12 23:52:54
水道橋博士 @s_hakase

文学者は本来、人が人の価値や表現の優劣を決められないことを常に問い、その価値観は上から押し付けられることを意識しているはずなのだが、しかし……活字の想像力と漫画の想像力は「違う」と思ってしまうものなのだ。

2010-03-12 23:55:55
水道橋博士 @s_hakase

「非実在青年」を巡る楽屋話は、渡辺真理さんは何について僕が聴いているか気がついていたが、その他の人は良純さんを含めて、たぶん関心外なので(それは悪いことでもないけど……)何も構えていない話が聞こえて興味深かった。

2010-03-13 00:03:10
水道橋博士 @s_hakase

「非実在青年」問題は、Twitterではこれほど議論沸騰なのに、その言葉通りに「問題」そのものが、普通の社会では「非実在」なところが興味深い。

2010-03-13 00:07:19
水道橋博士 @s_hakase

文学の世界で石原慎太郎がどれほど、横紙破り(障子破り)な「青年」であったことを思えば、この非実在青年の問題も、単なる政策問題ではなく実に実存的な問題なのになぁ……。

2010-03-13 00:13:31
水道橋博士 @s_hakase

ロケバスの中「鈍感力」こそが武器であることを力説する良純さんに、「自意識過剰」の対語として「無意識過剰」という言葉が江藤淳さんから父君に送られた言葉であることを説明すると「そうなんだぁ!」と。 あらためてDNAの確認。

2010-03-13 00:22:32
水道橋博士 @s_hakase

活字と漫画の齟齬を言えば一万冊の漫画を読みストリートワイズの申し子であると自他共に認め(られ)るスピードワゴンの小沢君はたぶん本質的に僕の話は理解できないだろうし、批評言語が存在することを活字で理解しない限り理解もできないのだ……(どちらが偉いってわけでないですよ)

2010-03-13 00:29:09
水道橋博士 @s_hakase

今日、僕が呟く「非実在青年」を巡る楽屋話もTwitterが無ければ、ただ僕の胸に淀む澱であり、そのまま出口はなかったハズ。楽屋でも孤立するばかりだ。しかし、この澱に反響する人もいるのが僕にとってはTwitterの素晴らしさなのだ。

2010-03-13 00:35:55