豚が食肉になる過程

かつて食肉生産加工に携わっていた矢野立秋さんがその具体的なプロセスについてツイート。
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矢野立秋 @tatsuakiyano

生活の基本は「衣・食・住」。でも、私の現在の興味の守備範囲はそれらから逸脱している。従って、TLもそれらに触れるものは少数。これは問題だ!私は元(えらい昔だが)食品会社に勤めていた人間だ。食について語らなくてはならない。

2011-01-14 00:32:52
矢野立秋 @tatsuakiyano

「食」と言っても「食肉」です。「食肉」に関する疑問、何でも受け付けます。わからんことも多いとは思いますが、一応プロなんで(汗。

2011-01-14 00:41:25
矢野立秋 @tatsuakiyano

いや、そんな、大したことは語れませんが。 RT @newtennen: RT @tatsuakiyano 生活の基本は「衣・食・住」。・・・(省略)・・・食品会社に勤めていた人間だ。食について語らなくてはならない。 ⇒ 滅茶苦茶、楽しみです。食の知識が豊富になるだろうなぁ。

2011-01-14 00:43:57
矢野立秋 @tatsuakiyano

一口に食肉と言っても様々な種類があります。主なところでは「牛・豚・鶏」。他にも、羊、馬、鹿、蛙、鳩、etc.

2011-01-14 01:03:08
矢野立秋 @tatsuakiyano

食肉は生き物の神聖な命を奪うことによって得られる食品です。決してそのことを忘れてはいけません。

2011-01-15 00:42:42
矢野立秋 @tatsuakiyano

子豚、子牛、子羊、ヒヨコ、みんな可愛いです。みんな意思を持っていて、喜怒哀楽の感情も持っています。そんな可愛い生き物を食肉を生産することを目的に飼育し、やがて殺すことになるのです。これは罪深いことです。

2011-01-15 00:49:55
矢野立秋 @tatsuakiyano

その通りですね。その場合は感謝の対象は植物にも広がりますよね。 RT @Palmeiro_R: @tatsuakiyano 日本人が食事の前に言う”いただきます”や”ごちそうさまでした”は、その頭(かしら)に、”あなたのいのちを”というフレーズが含まれているというのを聞いた...

2011-01-15 01:00:59
矢野立秋 @tatsuakiyano

お肉が、生き物の神聖な命を奪って得られたのだということをややもすれば忘れてしまうことが多いんではないでしょうか?

2011-01-15 01:05:42
矢野立秋 @tatsuakiyano

私はト畜場の管理職も四年近く務めました。管理職と言っても、現場の状況によってはラインに入ります。放血のためのノド刺しも経験しました。皮剥ぎ、内臓落としなどもしました。今でも夢に見ることがあります。

2011-01-15 01:23:14
矢野立秋 @tatsuakiyano

西洋では自分が殺しておきながら「神が与えてくれた」と責任転嫁します。そして神に感謝するんですね。 RT @Palmeiro_R: @tatsuakiyano ええ、この言葉は日本の民族性から発する言葉なのだなぁと感じます。併せて、英語で”いただきます”や”ごちそうさま”に相...

2011-01-15 01:30:27
矢野立秋 @tatsuakiyano

豚のト畜は「電殺」と呼ばれることがあります。こう呼ばれるからと言って、感電死させるわけではありません。電極を首筋に当てて硬直させ、身体がピンと伸びきっている隙に喉にナイフを刺して頸動脈を切断し失血死をもって行います。

2011-01-16 00:47:32
矢野立秋 @tatsuakiyano

「電殺」が行われるようになる以前は、尖った突起の付いた木槌で眉間を殴打し、痙攣している隙にノド刺しをするという方法が採られていました。

2011-01-16 00:54:46
矢野立秋 @tatsuakiyano

「電殺」の豚に与えるストレスは大きく、肉質に影響を与えることがあります。電極の電圧が問題になります。

2011-01-16 00:59:06
矢野立秋 @tatsuakiyano

強要する気はさらさらありません。自分が口にする食品について、それがどのような過程を経て出来上がったのかを知ることは自己防衛にもなるのかなという提案? RT @kenji_custominc: @tatsuakiyano その考え方は否定しませんが、強要すべきものではないような…。

2011-01-16 01:16:47
矢野立秋 @tatsuakiyano

電流かもしれません(汗。血液を出来るだけ放血しないと肉質が悪く生臭くなります。 RT @m_hibi: @tatsuakiyano @kenji_custominc ...電圧よりも電流の気もしますが。...猟師さんからは即死でないと生臭い肉になると聞かされています

2011-01-16 12:27:02
矢野立秋 @tatsuakiyano

ト畜におけるストレスと同時にそれに至る前段階のストレスも問題です。 RT @aburatorisugi: 以前とあるブログで、家畜福祉と題して問題提起されていた方がおられました。ストレスを与えずに豚を〆るとなると、やはり相当の手間が掛かるのですか? RT

2011-01-16 12:34:33
矢野立秋 @tatsuakiyano

北海道にお住まいでしたよね。私は道南の八雲に三年半、札幌市に四年半住んでいました。 RT @aburatorisugi: @tatsuakiyano 機会を見つけて、酪農の現場に足を運び勉強してきます。

2011-01-16 16:31:43
矢野立秋 @tatsuakiyano

そうですね。彼らはトラックの荷台に載せられた時点で自らの運命を悟るようです。 RT @shingol_ijinden: @tatsuakiyano @aburatorisugi 屠畜をためらうと、余計に畜産動物が苦しみます。それは逆に、畜産動物が常に死の恐怖を感じているから...

2011-01-16 16:37:12
矢野立秋 @tatsuakiyano

私が八雲に在籍していた時にも独自製品を製造していましたが「八雲ブランド」とはしていませんでした。 RT @aburatorisugi: ...八雲にも住まれていたとの事ですが、先日伺ったカールレイモンの他に、八雲ブランドの会社も立ち上げられたのでしょうか。

2011-01-16 20:56:41
矢野立秋 @tatsuakiyano

難しいですけど、取り組むべきことですね。 RT @shingol_ijinden: @tatsuakiyano 家畜の痛みの緩和、死の不安への緩和に対して、考えてしまいます。@aburatorisugi

2011-01-16 20:58:11
矢野立秋 @tatsuakiyano

牛のト畜は特殊な銃で眉間を撃ち抜くことで行われます。この銃は普段はスプリングで突起を銃内部に引き込んでいるのですが、火薬の力でその突起を打ち出し、牛の眉間に穴を空けます。と、同時に頸動脈を切断、放血します。

2011-01-17 00:23:34
矢野立秋 @tatsuakiyano

放血後、既に絶命していても、反射によって痙攣的に動くことがあります。牛の場合は作業中にそのような痙攣が起これば、ナイフを持っての作業がほとんどですので極めて危険です。その為、放血と同時に、眉間に開いた穴にスプリングワイヤーを差し込み延髄から脊髄を破壊します。

2011-01-17 00:32:59
矢野立秋 @tatsuakiyano

このスプリングワイヤーの作業を初めて見た時は衝撃的でした。事情を知らない時でしたから極めて残酷で生命に対する冒涜であるとすら感じました。

2011-01-17 00:47:25
矢野立秋 @tatsuakiyano

ある面、残酷な描写をしているせいか、フォロワーさんが減っていく・・・

2011-01-17 00:56:01
矢野立秋 @tatsuakiyano

ト畜に携わる人は差別の対象でした。日ハムが各地に企業ト場を開設した場合は普通に現地採用した従業員で作業しましたから差別解消には貢献したのかなと。いずれにしても余り語られることがない世界です。 RT @aburatorisugi: 確かに嫌う人は居るでしょうが、自分達の食して...

2011-01-17 01:12:11
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