水平引込クレーン

ジブの傾きを変えても吊り荷の高さがほとんど変わらない、水平引込クレーンの種類や仕掛けについて
テクノロジー 起重機 クレーン ジブクレーン ゾーセンクレーン
3
スイングレバー式

およそ20世紀後半の国内造船所の大型クレーンの主流としておなじみのもの

・巻上機から出てきたロープが、ジブの俯仰と連動するスイングレバーの後端を通ってからジブの先端に向かい、吊り具につながっている。
・ジブの先端を上げると、連動してスイングレバーの後端が下がるように動くので、巻上機からジブ先までのロープの長さは、ジブを起こしたとき時が最短で、ジブを倒した時に最長になる。ジブ先端から吊り具までのロープの長さはそれに応じて変化する。
・機械各部の寸法をうまく決め、巻上機からジブ先端までのロープの長さの変化でジブの先端の高さの変化を打ち消すことが出来るようにすると、ジブの角度に関係なく吊り具の高さが一定になる。
・スイングレバーにはジブのバランサーとしての機能もあって、ジブの俯仰に必要な力を減らしている

人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
造船所によく立ってる奴。 スイングレバー式水平引き込みクレーン 以前のをやり直した #Algodoo pic.twitter.com/B8JbN47PlC
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
@GAPUX ちょっとごちゃごちゃでわかりにくいが軌跡図。 スイングレバーの後ろでロープを持ち上げてやることでジブの俯仰によるフックの上下移動を抑えようというのがいわゆる「スイングレバー式」。 pic.twitter.com/pI0YlgV40n
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
シップローダー船のスイングレバー式(MAN式)水平引き込みクレーン、戦前、石川島、ソビエト向けだったかな。 pic.twitter.com/n80ubSyVrs
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
なかなか可愛い水平引き込みクレーンがある(上) 『日立電動ジブ起重機』型録TC-002A pic.twitter.com/4hMJqw74VH
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
画像左上日立のスイングレバー式クレーン、引込(ジブの俯仰)動作はクランク機構だから、「絶対に」行きすぎない 『機械工学年鑑』昭和17年版 kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… (国立国会図書館ウェブサイトより) pic.twitter.com/Vsu8u8v756
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
造船所の塔型クレーンの構造はこの辺見るとよくわかる。構造のトラスかボックスかの違いはあれど、「スイングレバー式」ならおおむね同じ 『80t 塔 型 水 平 引 込ク レ ーン』日立評論1956年9月号 hitachihyoron.com/jp/pdf/1956/09…
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
造船所でよく見かける、スイングレバー式水平引込みクレーンの引き込み動作。赤白のジブの俯仰に連動して上下する、白いスイングレバーのお尻に巻上ロープをかけてやることで、ジブ先の上下移動を相殺する。#ゾーセンクレーン pic.twitter.com/wvvfaxSJB8
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
スイングレバー式水平引込クレーンの模型の動作確認: youtu.be/_d9BgPjAYmY?a@YouTube がアップロード
 拡大
ダブルリンク式

国内では港の荷役用クレーンとしてみかけるが、海外では造船用にも使われている

・ヘの字の片側が二重になったような形のジブを持つ。
・吊り荷が下がる側のジブ「ホースヘッド」と根元側のジブ、旋回フレーム、テンションロッドで構成された四辺形のリンク機構により、ジブの先端がほぼ水平に動くように作ってある。
・バラスト付の小さなスイングレバーをつけたり、ジブの根元を伸ばしてバラストを付けたりすることで、ジブの自重からの不釣り合いを減らしている。

人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
港でよく見かける「ダブルリンク式」水平引き込みクレーン二態 コピペして、吊り荷がつながっている「ホースヘッド」の長さとリンクの節点をずらした程度の調整した #Algodoo pic.twitter.com/F88XxfTVOZ
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
@GAPUX 港で見かけるくらいの感じに描いてみる。左。みアンローダーとして使われていた機械の一例。 pic.twitter.com/1Js8vXmwoU
 拡大
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
@GAPUX この手のリンク機構は近似直線運動だから、完全に水平な運動にはならない。でも実用的には厳密に直線運動してなくていいからこれでいい。

クレーンの先端からフックまでの長さが半径によらず一定で、吊荷の振れ方が変化しない特徴が好まれることがある。

カラス船長 @karasu_senchou
ダブルリンク式 引き込みクレーンで吊り上げられる「Capital」で颯爽と参戦。 #コンテナ総選挙 pic.twitter.com/nQZ5vP3IDG
 拡大

機械工学年鑑のツイート再掲右ページ

人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
画像左上日立のスイングレバー式クレーン、引込(ジブの俯仰)動作はクランク機構だから、「絶対に」行きすぎない 『機械工学年鑑』昭和17年版 kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… (国立国会図書館ウェブサイトより) pic.twitter.com/Vsu8u8v756
 拡大

1900年代前半に登場した初期の機械は、現在のものと仕掛けはほぼ一緒だが、作りが少し違っていた

人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
住友がdemagから図面買って作ったんだったか 『新居浜住友事業案内』 (国立国会図書館ウェブサイトより) dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… pic.twitter.com/GdqfQ9ygaT
 拡大
人工植物(はたらく植物)6/29-30NT金沢・お座敷マイクロ重工 7/28WF @GAPUX
@GAPUX いわゆるダブルリンク式は英語では"Double Link"とは言わない。"Double Jib"という。
ロープバランス式

造船用大型クレーンの今の主流

・ジブの先端(ものによっては中間)と機械の頂部付近に特別に滑車が備えてあり、巻上ロープを数回往復させてある。
・ジブが起き上がるほどそれらの滑車の間が短くなるため、ジブを起こすと自然と巻上ロープが繰り出され、フックが下がる方に動く。
・滑車の位置を工夫して俯仰によるジブ先端の上下の動きを相殺する様に作ってある。
・ジブの俯仰は任意の方法である。
・ジブの俯仰を別の巻上機でする機種では、俯仰用のロープと逆回転に巻上ロープを巻いた適当な直径のドラムを連動させ、俯仰用巻上機を巻上げると、ジブが起きると同時にフックが巻下がるような構造のものもある。

残りを読む(40)
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする