地理的優位「根拠ない」 県、国への反論書面提出 代執行訴訟 - 琉球新報 ryukyushimpo.jp/news/entry-200… 第3準備書面では沖縄が南西諸島の中央にあり、北東アジアの潜在的紛争地域から「近い」が「近すぎない」距離にあるため地理的優位性があると主張。
2016-01-09 21:46:05沖縄の「地理的優位性」や「抑止力」維持を理由に挙げる国に対して、地理的優位性の具体的根拠がなく、沖縄に基地建設ができなかった場合に抑止力が損なわれるとする主張にも「実証的根拠を何ら示していない」とあらためて批判。
2016-01-09 21:46:49国民に沖縄の基地の重要性を説明する時、中国艦船が沖縄近海を通過するため大切な位置にあることをアピールします。それは地図を開けば沖縄が台湾海峡に近く、中国艦船の通り道にもなっているので、尖閣諸島、南シナ海などアジア展開を考えれば、確かにこの位置に基地があるのは当然と思ってしまいます
2016-01-09 21:49:09ですが、沖縄にどのような部隊が配備されていて、その機能は何かという視点で見ると、沖縄にこれほどの基地を集中させておく必要性は全くないことが分かります。何度も何度も書いていますが、基地を使っているのは海兵隊です。残念なことに海兵隊は地上戦闘部隊です。
2016-01-09 21:50:06海兵隊が尖閣周辺を航行する中国艦船や航空機に対処することはありません。中国の艦船に海兵隊がどのように制止するというのでしょうか?彼らは海岸から上陸作戦を行い、後続の大部隊のために陣地を確保する切り込み部隊です。
2016-01-09 21:51:13彼らが上陸作戦をするには強襲揚陸艦隊で移動する必要があります。ですが、それらは沖縄にはありません。佐世保の米海軍基地を母港としています。例えば、軍事的な脅威として北朝鮮や中国が挙げられていますが、紛争が起きたとき船は長崎から沖縄を南下して再び朝鮮半島へ向け北上することになります。
2016-01-09 21:52:21政府が言う「地理的な理由」には偽りがあるということに気付きます。沖縄が地図上で良い場所であったとしても、軍事的に見れば絶対的な理由にはならないのです。ですが、政府は今も、「沖縄に基地があるのは地理的優位性のためだ」と言っています。
2016-01-09 21:53:19軍事専門家の間では「辺野古より佐世保に近い自衛隊基地などへ移転したほうが、よほど効率的に運用できる」との声もあります。
2016-01-09 21:54:042012年12月に当時防衛大臣だった森本敏氏は、「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると沖縄がつまり最適の地域である」と明言しています。
2016-01-09 21:54:40森本敏氏の発言は、沖縄に基地がなければならないのは、軍事的な理由ではなく、他に受け入れる地域がないという、政治的な理由にすぎないと正直に告白しています。軍事的な観点からすれば、別に沖縄県内でなければならないとか、沖縄以外では抑止力が損なわれるということはないのです。
2016-01-09 21:55:16普天間を辺野古に移設することに軍事的意味はありません。日米同盟を重視する立場の議論では、「米軍の抑止力」という言葉で覆い隠して、本土が回避する負担を沖縄に押し付けているだけなのです。
2016-01-09 21:55:50政府は「辺野古は抑止力の維持に不可欠」との論理ですが、嘉手納空軍の戦闘機や横須賀海軍の第7艦隊が抑止力というのは分かります。海兵隊が沖縄になければ抑止力にならないという議論は軍事的にみると正しくありません。正しくは日本にあれば抑止機能を果たすことが出来るということです。
2016-01-09 21:57:411996年の普天間返還合意以来、政府が県内移設の必要性を説明する理由は「抑止力」です。抑止とは、相手が侵略した場合にこれを阻止して目的に見合う以上の損害を与える意志と能力を認識させることによって、侵略を思いとどませることを言います。
2016-01-09 21:58:10オバマ大統領は「尖閣は日米安保条約第5条の適用範囲である」と述べ、中国を牽制しました。同時に、領有権をめぐる問題は双方の対話によって平和裏に解決すべきことを求め、事実上、日中双方の自制を促しています。
2016-01-09 21:58:48沖縄海兵隊の司令官ジョン・ウィスラー中将は2014年4月、ワシントンで米メディアの防衛記者らと懇談し、尖閣諸島の問題に関し「あそこは極めて小さな島の集まりだ。脅威を除去するために兵士を上陸させる必要すらないだろう」と語っています。
2016-01-09 21:59:22こうした構図を前提に考えれば、米国が尖閣をめぐる紛争に海兵隊を投入するとは思えません。抑止力は、相手が攻めてくれば大きな損害を与える意志と能力によって構成されます。沖縄の海兵隊は能力はともかくとして、投入の意志がない以上、抑止力ではありえないのです。 以上、(*_ _)ペコリ
2016-01-09 22:00:36日本の「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」を読んで見ても、北朝鮮の核・弾道ミサイルの脅威、中国の軍事力の強化・東シナ海や南シナ海等における活発な動きを挙げています。
2016-01-09 22:09:48「我が国の防衛の基本方針」には「核を含む抑止力は不可欠だとし、弾道ミサイル防衛や国民保護は我が国自身が取り組む」と書かれています。なぜ、「核」についてしか「米国の抑止力」に期待しないのでしょうか?
2016-01-09 22:10:25また、「重視すべき機能・能力」では米軍との相互運用性にも配慮し、各種事態への実効的な「抑止及び対応」を確保するとありますが、なぜ「抑止力」とは言わず「抑止・対応力」と表現しているのでしょうか?
2016-01-09 22:11:23この防衛大綱では、日米同盟全体の抑止力の強化のため、我が国自身の抑止・対応能力の強化を図るよう必要な措置を構ずるとしています。
2016-01-09 22:11:48日本の首都・東京は空を見上げると米軍の見えないフェンスが広がっていることをどれほどの日本人が知っているでしょうか。横田基地の制限空域が高度7000mにおよび、羽田空港を離発着する民間航空便はその制限エリアを迂回するように飛んでいます。 pic.twitter.com/NgFo8BcbAs
2015-02-14 01:02:38